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公開番号
2025017054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119924
出願日
2023-07-24
発明の名称
接続装置
出願人
河村電器産業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
12/70 20110101AFI20250129BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】アーク放電が発生する場合であっても、電気的な接続が不安定になることを簡易な構成で抑制できる接続装置を提供する。
【解決手段】接続装置は、端子と接触可能に設けられており、端子の進入又は後退によって当該端子との電気的な接続がオン又はオフされる接触端子を備え、接触端子は、端子の進入に伴って端子と最初に接触する接触部分と、端子の進入完了位置において端子と接触する通電部分と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
受電系又は給電系の端子と接続可能に設けられている接続装置であって、
前記端子と接触可能に設けられており、前記端子の進入又は後退によって当該端子との電気的な接続がオン又はオフされる接触端子を備え、
前記接触端子は、
前記端子の進入に伴って前記端子と最初に接触する接触部分と、
前記端子の進入完了位置において前記端子と接触する通電部分と、を備える、接続装置。
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【請求項2】
前記接触端子は、前記接触部分において前記端子と接触した後、前記端子との接触状態を維持しつつ前記通電部分において前記端子と接触する、請求項1に記載の接続装置。
【請求項3】
前記接触端子は、軸中心に揺動可能に設けられており、前記端子との接触状態において前記端子側に向かって揺動するように付勢されている、請求項1又は2に記載の接続装置。
【請求項4】
前記接触端子は、前記軸が挿入される挿入孔を有し、
前記挿入孔は、長孔である、請求項3に記載の接続装置。
【請求項5】
前記挿入孔は、前記接触部分及び前記通電部分に対して、前記端子の進行方向の後方に配置されている、請求項4に記載の接続装置。
【請求項6】
前記接触端子において、前記接触部分は、前記通電部分に対して前記端子の進行方向の後方に配置されている、請求項1又は2に記載の接続装置。
【請求項7】
前記接触端子の少なくとも一部は屈曲形状を呈している屈曲部を有しており、
前記接触部分は、前記屈曲部の側面で構成されており、
前記通電部分は、前記屈曲部の屈曲面で構成されている、請求項1又は2に記載の接続装置。
【請求項8】
前記通電部分は、前記端子と複数の線又は面で接触する、請求項1又は2に記載の接続装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、接続装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の接続装置として、例えば、特許文献1に記載された装置が知られている。特許文献1に記載の接続装置は、機械式の金属接点が開動作するとき、金属接点にアークを発生させないように、半導体スイッチで構成した回路を、機械接点を介して先に接続しておき、さらに半導体スイッチはアーク放電が発生(発弧)しないようにゲートとドレインが高抵抗で接続されている。この構成では、金属接点の電流が、無アークで半導体スイッチに転流し、その後、その電流を接点のオンで半導体スイッチのゲート電圧が下がり、半導体スイッチがオフになって電流を遮断した後、さらに機械接点も開状態にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-191764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
接続装置では、受電側の端子と給電側の端子とが接触したときにアーク放電が発生し得る。アーク放電が発生すると、アーク放電が発生した給電側の端子の表面が変質したり荒れたりするため、受電側の端子と給電側の端子との電気的な接続が不安定になるおそれがある。そのため、従来の接続装置では、アーク放電の発生を抑制するために、半導体スイッチを用いて、アーク放電の発生の抑制を図っている。しかしながら、半導体スイッチを用いる構成では、構成が複雑化する。
【0005】
本発明は、アーク放電が発生する場合であっても、電気的な接続が不安定になることを簡易な構成で抑制できる接続装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る接続装置は、受電系又は給電系の端子と接続可能に設けられている接続装置であって、端子と接触可能に設けられており、端子の進入又は後退によって当該端子との電気的な接続がオン又はオフされる接触端子を備え、接触端子は、端子の進入に伴って端子と最初に接触する接触部分と、端子の進入完了位置において端子と接触する通電部分と、を備える。
【0007】
本発明に係る接続装置では、接触端子は、端子の進入に伴って端子と最初に接触する接触部分と、端子の進入完了位置において端子と接触する通電部分と、を備える。このように、接続装置では、接触端子において、アーク放電が発生し得る接触部分と、端子と電気的に接続される通電部分とを分離できる。そのため、接続装置では、通電部分においてアーク放電が発生しないため、通電部分の表面が変質したり荒れたりすることを抑制できる。また、接続装置では、半導体スイッチ等を用いなくとも、アーク放電に起因して端子と接触端子との電気的な接続が不安定になることを回避できる。このように、接続装置では、アーク放電が発生する場合であっても、電気的な接続が不安定になることを簡易な構成で抑制できる。
【0008】
(2)上記(1)の接続装置において、接触端子は、接触部分において端子と接触した後、端子との接触状態を維持しつつ通電部分において端子と接触してもよい。この構成では、端子が接触端子の接触部分と接触した後に端子と接触端子とが離間しないため、接触端子において接触部分以外でアーク放電が発生することを回避できる。したがって、接続装置では、接触部分以外の部分において、アーク放電に起因して端子と接触端子との電気的な接続が不安定になることを回避できる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)の接続装置において、接触端子は、軸中心に揺動可能に設けられており、端子との接触状態において端子側に向かって揺動するように付勢されていてもよい。この構成では、端子が接触端子の接触部分と接触した後、端子が通電部分に至るまでの間において、端子と接触端子との接触状態を維持させることができる。
【0010】
(4)上記(3)の接続装置において、接触端子は、軸が挿入される挿入孔を有し、挿入孔は、長孔であってもよい。この構成では、長孔の長さの分だけ、接触端子が移動可能となる。これにより、例えば、端子の姿勢が崩れた状態で端子が進入した場合であっても、接触端子が移動可能に設けられているため、端子と接触端子との接触状態を維持させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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