TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025011431
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113539
出願日
2023-07-11
発明の名称
電子部品
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
17/00 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】Q値を確保しつつ、自己共振周波数を制御できる電子部品を提供する。
【解決手段】コイル部品1は、素体3と、素体3内に配置されている第一コイル導体11及び第二コイル導体13と、を備え、導体は、第一コイル導体11及び第二コイル導体13の延在方向に直交する断面において、当該延在方向から見たときの幅方向において第一端部及び第二端部を有し、第一端部は第一角度を成し、第二端部は第二角度を成し、第一角度と第二角度とが異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
素体と、
前記素体内に配置されている導体と、を備え、
前記導体は、前記導体の延在方向に直交する断面において、当該延在方向から見たときの幅方向において第一端部及び第二端部を有し、
前記第一端部は第一角度を成し、
前記第二端部は第二角度を成し、
前記第一角度と前記第二角度とが異なる、電子部品。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記第一角度は、前記第二角度よりも大きい、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第一角度は、60°以上である、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記第二角度は、60°未満である、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項5】
前記導体に電流が流れたときに、前記第一端部の電流分布の方が前記第二端部の電流分布よりも高い、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項6】
前記導体は、前記第一端部と前記第二端部とを接続している第一面及び第二面を有し、
前記第一面及び前記第二面の少なくとも一方が湾曲している、請求項2に記載の電子部品。
【請求項7】
素体と、
前記素体内に配置されている導体と、を備え、
前記導体は、前記導体の延在方向に直交する断面において、当該延在方向から見たときの幅方向において第一端部及び第二端部を有し、
前記第一端部は、前記導体の厚さと、前記第一端部の端から前記幅方向において前記厚さの1/2の距離の位置までの第一距離との比に基づいて設定される第一テーパー率を有し、
前記第二端部は、前記導体の前記厚さと、前記第二端部の端から前記幅方向において前記厚さの1/2の距離の位置までの第二距離との比に基づいて設定される第二テーパー率を有し、
前記第一テーパー率と前記第二テーパー率とが異なる、電子部品。
【請求項8】
前記第一テーパー率は、前記第二テーパー率よりも大きい、請求項7に記載の電子部品。
【請求項9】
前記第一テーパー率は、55%以上である、請求項7又は8に記載の電子部品。
【請求項10】
前記第二テーパー率は、55%未満である、請求項7又は8に記載の電子部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、所定形状のコイルパターンでコイル溝が形成され、コイル溝に導体膜が形成された後に表面が平坦化されて、当該コイル溝にのみ導体を形成してなる絶縁体である第1の磁性体基板と、第1の磁性体基板の導体を覆うように接着し固定した絶縁体である第2の磁性体基板と、を備える電子部品(インダクタ)が開示されている。特許文献1に記載の電子部品では、導体の断面は、三角形状又は台形状を呈している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-22241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一つの態様は、高いQ値を得つつ、自己共振周波数の高周波化を図れる電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の一態様に係る電子部品は、素体と、素体内に配置されている導体と、を備え、導体は、導体の延在方向に直交する断面において、当該延在方向から見たときの幅方向において第一端部及び第二端部を有し、第一端部は第一角度を成し、第二端部は第二角度を成し、第一角度と第二角度とが異なる。
【0006】
本発明の一態様に係る電子部品では、導体の第一端部及び第二端部において、それぞれ第一角度及び第二角度を成しており、第一角度と第二角度とが異なる。この構成では、たとえば第一角度及び第二角度の一方の角度を大きくすることによって、高いQ値を得ることができる。また、電子部品では、たとえば第一角度及び第二角度の他方の角度を小さくすることによって、導体と他の部品との間の浮遊容量を小さくすることができる。これにより、電子部品では、自己共振周波数の高周波化を図れる。
【0007】
(2)上記(1)の電子部品において、第一角度は、第二角度よりも大きくてもよい。この構成では、高いQ値を得ることができる。
【0008】
(3)上記(2)の電子部品において、第一角度は、60°以上であってもよい。この構成では、高いQ値を得ることができる。
【0009】
(4)上記(2)の電子部品において、第二角度は、60°未満であってもよい。この構成では、導体と他の部品との間の浮遊容量を小さくすることができる。これにより、電子部品では、自己共振周波数の高周波化を図れる。
【0010】
(5)上記(1)~(4)のいずれか一つの電子部品において、導体に電流が流れたときに、第一端部の電流分布の方が第二端部の電流分布よりも高くてもよい。この構成において、第一角度を第二角度よりも大きくすることにより、高いQ値を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る