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公開番号
2025011454
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113577
出願日
2023-07-11
発明の名称
電線接続構造
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
H01R
4/02 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電線接続構造において電線と相手側部材との接合の強度を向上させる。
【解決手段】電線接続構造10は、複数の芯線30Aが絶縁被覆30Bに覆われた電線30と、電線30と接続される相手側部材20と、を備え、電線30は、複数の芯線30Aが絶縁被覆30Bから露出された芯線露出部31を有し、芯線露出部31は、相手側部材20に超音波溶接により接合されている溶接部33と、第1方向D1の一方側の端部に配され相手側部材20に接合されていない先端部32と、を備え、溶接部33は、先端部32に対して第1方向D1の他方側に連なって配され、溶接部33に配される複数の芯線30Aは、第1方向D1に直交する第2方向D2に並んで一列に配置されるとともに第1方向D1に沿って延びている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の芯線が絶縁被覆に覆われた電線と、
前記電線と接続される相手側部材と、を備え、
前記電線は、前記複数の芯線が前記絶縁被覆から露出された芯線露出部を有し、
前記芯線露出部は、前記相手側部材に超音波溶接により接合されている溶接部と、第1方向の一方側の端部に配され前記相手側部材に接合されていない先端部と、を備え、
前記溶接部は、前記先端部に対して前記第1方向の他方側に連なって配され、
前記溶接部に配される前記複数の芯線は、前記第1方向に直交する第2方向に並んで一列に配置されるとともに前記第1方向に沿って延びている、電線接続構造。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記先端部に配される前記複数の芯線は、前記相手側部材の表面に沿って延びている、請求項1に記載の電線接続構造。
【請求項3】
前記先端部に配される前記複数の芯線は、前記第2方向に並んで配置されるとともに前記第1方向に延びている、請求項2に記載の電線接続構造。
【請求項4】
前記先端部の前記第1方向の寸法は、前記溶接部の前記第1方向の寸法よりも小さく設定されている、請求項3に記載の電線接続構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電線接続構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特開2016-48635号公報(下記特許文献1)に記載の蓄電装置が知られている。特許文献1に記載の蓄電装置は、蓄電素子と、蓄電素子の外部端子に接続されるバスバーと、バスバーに電気的に接続される導電線と、を備える。特許文献1には、例えば、導電線の先端に露出される芯線をバスバーの被接続部に超音波溶接により接合することによって、バスバーと導電線とを電気的に接続することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-48635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の構成において、例えば、バスバーを構成する金属と導電線の芯線を構成する金属とが異なる場合には、導電線とバスバーとの接合の強度を確保することが困難になることが考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の電線接続構造は、複数の芯線が絶縁被覆に覆われた電線と、前記電線と接続される相手側部材と、を備え、前記電線は、前記複数の芯線が前記絶縁被覆から露出された芯線露出部を有し、前記芯線露出部は、前記相手側部材に超音波溶接により接合されている溶接部と、第1方向の一方側の端部に配され前記相手側部材に接合されていない先端部と、を備え、前記溶接部は、前記先端部に対して前記第1方向の他方側に連なって配され、前記溶接部に配される前記複数の芯線は、前記第1方向に直交する第2方向に並んで一列に配置されるとともに前記第1方向に沿って延びている、電線接続構造である。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、電線接続構造において電線と相手側部材との接合の強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態にかかる電線接続構造の斜視図である。
図2は、図1に示す電線接続構造の平面図である。
図3は、図2のA-A断面図である。
図4は、図2のB-B断面図である。
図5は、電線の平面図である。
図6は、複数の芯線の撚りを解いた状態の電線の平面図である。
図7は、電線の溶接工程について説明する説明図である。
図8は、図7のC-C断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
[1]本開示の電線接続構造は、複数の芯線が絶縁被覆に覆われた電線と、前記電線と接続される相手側部材と、を備え、前記電線は、前記複数の芯線が前記絶縁被覆から露出された芯線露出部を有し、前記芯線露出部は、前記相手側部材に超音波溶接により接合されている溶接部と、第1方向の一方側の端部に配され前記相手側部材に接合されていない先端部と、を備え、前記溶接部は、前記先端部に対して前記第1方向の他方側に連なって配され、前記溶接部に配される前記複数の芯線は、前記第1方向に直交する第2方向に並んで一列に配置されるとともに前記第1方向に沿って延びている。
【0009】
このような構成によると、溶接部と相手側部材との接合にかかる面積を増大させ、溶接部と相手側部材との接合の強度を向上させることができる。したがって、例えば、芯線と相手側部材とが互いに異なる種類の金属により構成されている場合であっても、芯線と相手側部材との接合の強度を確保しやすくなる。また、先端部は相手側部材に接合されないため、芯線の先端が相手側部材にめり込むことを抑制できる。したがって、相手側部材において芯線の先端の周辺にバリが発生することを抑制できる。なお、本明細書においては、「超音波溶接」には、超音波溶着も含むものとする。
【0010】
[2]上記[1]において、前記先端部に配される前記複数の芯線は、前記相手側部材の表面に沿って延びていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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