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公開番号2025031239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137327
出願日2023-08-25
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/58 20060101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子金具の形状が複雑になることを抑えつつ、被覆から露出する芯線とともに被覆を保持することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ100は、芯線83に接続された端子金具10と、左右方向に並び端子金具10を収容する複数の凹部91Aが形成されたハウジング91と、凹部91Aを前後方向に交差する方向から覆う覆い面92Gを有する覆い部92と、を備えている。覆い部92は、端子金具10とは別体であり、ハウジング91は、覆い面92Gに対向する受け面91Sを有している。覆い面92Gのうち受け面91Sに対向する領域には、左右方向に離間して並んで配置される複数の突起部92Dが設けられており、突起部92Dの左右方向の最小離間寸法は、被覆82の外径寸法よりも小さい。端子金具10を収容した凹部91Aを覆い面92Gが覆った状態において、被覆82の前端部は、隣合う突起部92Dの間に配索される。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
電線の前端部において被覆から露出する芯線に接続された端子金具と、
左右方向に並んで配置されて前記端子金具を収容する複数の凹部が形成されたハウジングと、
前記凹部を前後方向に交差する方向から覆う覆い面を有する覆い部と、
を備え、
前記覆い部は、前記端子金具とは別体であり、
前記ハウジングは、前記凹部の後方に並び前記覆い面に対向する受け面を有し、
前記覆い面のうち前記受け面に対向する領域には、左右方向に離間して並んで配置される複数の突起部が設けられており、
前記突起部の左右方向の最小離間寸法は、前記被覆の外径寸法よりも小さく、
前記端子金具を収容した前記凹部を前記覆い面が覆った状態において、前記被覆の前端部は、隣合う前記突起部の間に配索される、コネクタ。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記電線は、軸線を前後方向にして前記凹部に配索され、
前記覆い部は、前記受け面に対して前記突起部の突出方向から積層される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
隣合う前記突起部の間には、前記覆い面に底を沿わせたU字状をなした窪み面が形成され、
前記突起部は、前記窪み面の前端縁と、前記突起部の前方を向く前端面と、が直交して形成された稜線を有し、
前記窪み面の左右方向の最小幅寸法は、前記最小離間寸法であり、
前記窪み面には、前記被覆の前端部が配索される、請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記突起部は、左右方向に離間して並ぶ複数の第1突起部と、前記第1突起部よりも前方に配置されて左右方向に離間して並ぶ複数の第2突起部と、を有し、
前記第1突起部の前記窪み面、及び前記第2突起部の前記窪み面は、前後方向に並んで配置されており、
前記第1突起部の前記窪み面の左右方向の最小幅寸法は、前記第2突起部の前記窪み面の左右方向の最小幅寸法よりも大きい、請求項3に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、端子本体と、端子本体に装着されるスライド部と、を備えた端子金具が開示されている。端子金具は、ハウジングに収容される。端子本体には、電線の端末部における被覆から露出する芯線が挿入される。スライド部が端子本体に対して相対移動することによって、端子本体の下側接触面及び上側接触面は、芯線に接触する接触状態と、芯線に接触しない非接触状態と、に変化する。特許文献2にも、この端子金具と同様の構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-145208号公報
特開2021-28882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の実施形態2には、端子本体の接続筒部の左右両側壁の後端部から後方に延び、芯線を挟み込む一対の接続片と、端子本体の接続部の上下両側壁の後端から後方に延び、絶縁被覆を挟み込む上側保持片及び下側保持片とを有した構成が開示されている。しかし、この構成の場合、端子本体の形状が複雑となり、端子本体を形成する工程が長くなる懸念がある。
【0005】
そこで、本開示は、端子金具の形状が複雑になることを抑えつつ、被覆から露出する芯線とともに被覆を保持することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、
電線の前端部において被覆から露出する芯線に接続された端子金具と、
左右方向に並んで配置されて前記端子金具を収容する複数の凹部が形成されたハウジングと、
前記凹部を前後方向に交差する方向から覆う覆い面を有する覆い部と、
を備え、
前記覆い部は、前記端子金具とは別体であり、
前記ハウジングは、前記凹部の後方に並び前記覆い面に対向する受け面を有し、
前記覆い面のうち前記受け面に対向する領域には、左右方向に離間して並んで配置される複数の突起部が設けられており、
前記突起部の左右方向の最小離間寸法は、前記被覆の外径寸法よりも小さく、
前記端子金具を収容した前記凹部を前記覆い面が覆った状態において、前記被覆の前端部は、隣合う前記突起部の間に配索される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、端子金具の形状が複雑になることを抑えつつ、被覆から露出する芯線とともに被覆を保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1のコネクタを示す分解斜視図である。
図2は、複数の電線をシートによって固定した状態を示す平面図である。
図3は、ハウジング、及びハウジングの突起部を拡大して示す斜視図である。
図4は、ハウジング、及びハウジングの突起部を拡大して示す底面図である。
図5は、覆い部、及び覆い部の突起部を拡大して示す斜視図である。
図6は、覆い部、及び覆い部の突起部を拡大して示す底面図である。
図7は、接続部材に対してスライド部材が第1位置に位置する状態を示す側断面図である。
図8は、接続部材に対してスライド部材が第2位置に位置する状態を示す側断面図である。
図9は、ハウジング又は覆い部の突起部の間に細い電線を配索した様子を示す平断面図である。
図10は、ハウジング又は覆い部の突起部の間に太い電線を配索した様子を示す平断面図である。
図11は、完成したコネクタの部分側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)電線の前端部において被覆から露出する芯線に接続された端子金具と、
左右方向に並んで配置されて前記端子金具を収容する複数の凹部が形成されたハウジングと、
前記凹部を前後方向に交差する方向から覆う覆い面を有する覆い部と、
を備え、
前記覆い部は、前記端子金具とは別体であり、
前記ハウジングは、前記凹部の後方に並び前記覆い面に対向する受け面を有し、
前記覆い面のうち前記受け面に対向する領域には、左右方向に離間して並んで配置される複数の突起部が設けられており、
前記突起部の左右方向の最小離間寸法は、前記被覆の外径寸法よりも小さく、
前記端子金具を収容した前記凹部を前記覆い面が覆った状態において、前記被覆の前端部は、隣合う前記突起部の間に配索される、コネクタ。
【0010】
(1)のコネクタは、突起部の間に被覆の前端部が配索されることによって、突起部が被覆の前端部の外周面を押圧しつつ挟み込む。端子金具10とは別体の覆い部に被覆を保持する構造を設けたので、端子金具の構造を簡素化することができる。ここで、最小離間寸法とは、左右方向に隣合う突起部の間における、最も小さい寸法を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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