TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025030379
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023135624
出願日
2023-08-23
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コネクタが傾いたとしても、ケースへの水の浸入を抑制できるコネクタを提供する。
【解決手段】ケースCに収容された基板11に取り付けられたコネクタ10であって、相手コネクタ50との嵌合部20が前方に開口しているハウジング12と、前記ハウジング12から後方に延出した基板接続部15を有する端子金具13と、を備え、前記ハウジング12のうち前記ケースCの内部側の壁24には、前記壁24を厚さ方向に貫通する開口部30が形成され、前記開口部30を形成する周面のうち下側の面32は、前記ケースCの外部側に向かって下方に傾いている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ケースに収容された基板に取り付けられたコネクタであって、
相手コネクタとの嵌合部が前方に開口しているハウジングと、
前記ハウジングから後方に延出した基板接続部を有する端子金具と、を備え、
前記ハウジングのうち前記ケースの内部側の壁には、前記壁を厚さ方向に貫通する開口部が形成され、
前記開口部を形成する周面のうち下側の面は、前記ケースの外部側に向かって下方に傾いている、コネクタ。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記開口部を形成する周面のうち上側の面も前記ケースの外部側に向かって下方に傾いている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ハウジングは、前記相手コネクタに備えられたレバーと係合するカムピンを有し、
前記開口部は、前記ハウジングの後壁に形成され、前記カムピンの後方に位置し、
前記開口部の前記上側の面の下端は、前記カムピンの上端よりも上側に位置し、
前記開口部の前記下側の面の上端は、前記カムピンの下端よりも下側に位置している、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記嵌合部の内面のうち下側の面は、前方に向かって下方に傾く傾斜部を有し、
前記傾斜部は、前記嵌合部の下側の面と、前記嵌合部に嵌合した状態の前記相手コネクタとの間の隙間を前方に向かって大きくしている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば下記特許文献1~3に記載されているように、基板を収容するケースに取り付けられるコネクタが知られている。下記特許文献1に記載されたコネクタは、相手コネクタとの嵌合部を有するハウジングと、ハウジングの後壁から後方に延出し、基板に接続される端子金具とを備えている。ハウジングの後部及び基板は、コネクタがケースに取り付けられた状態において、ケースに収容される。ハウジングの後壁には開口部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-153546号公報
特開2008-130359号公報
特開2020-80237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなコネクタは、使用中に傾く場合がある。コネクタが傾いても、ハウジングの開口部からケースの内部に水を入りにくくしたいという要望があった。
【0005】
そこで、本開示は、コネクタが傾いたとしても、ケースの内部への水の浸入を抑制できるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、ケースに収容された基板に取り付けられたコネクタであって、相手コネクタとの嵌合部が前方に開口しているハウジングと、前記ハウジングから後方に延出した基板接続部を有する端子金具と、を備え、前記ハウジングのうち前記ケースの内部側の壁には、前記壁を厚さ方向に貫通する開口部が形成され、前記開口部を形成する周面のうち下側の面は、前記ケースの外部側に向かって下方に傾いているものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、コネクタが傾いたとしても、ケースへの水の浸入を抑制できるコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態にかかるコネクタであって、相手コネクタと嵌合している状態を示す側面図である。
図2は、相手コネクタと嵌合していない状態のコネクタを示す正面図である。
図3は、相手コネクタと嵌合している状態のコネクタを示す背面図である。
図4は、コネクタを示す断面図であって、図2のA-A位置における断面に相当する断面図である。
図5は、コネクタを示す断面図であって、図3のB-B位置における断面に相当する断面図である。
図6は、開口部及びカムピンを拡大して示す図5の断面図の一部拡大断面図である。
図7は、嵌合部への水の浸入について説明する図である。
図8は、コネクタが後側に傾いたとしても、ケースへの水の浸入を抑制できる理由を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示のコネクタは、ケースに収容された基板に取り付けられたコネクタであって、相手コネクタとの嵌合部が前方に開口しているハウジングと、前記ハウジングから後方に延出した基板接続部を有する端子金具と、を備え、前記ハウジングのうち前記ケースの内部側の壁には、前記壁を厚さ方向に貫通する開口部が形成され、前記開口部を形成する周面のうち下側の面は、前記ケースの外部側に向かって下方に傾いているものである。このような構成によれば、コネクタが傾いても、水は、開口部の下側の面を伝ってケースの内部側に流れにくい。したがって、ケースへの水の浸入を抑制できる。
(2)上記(1)に記載されたコネクタにおいて、前記開口部を形成する周面のうち上側の面も前記ケースの外部側に向かって下方に傾いていてもよい。このような構成によれば、コネクタが傾いても、水は、開口部の上側の面を伝ってケースの内部側に流れにくく、コネクタ内部におさまる。したがって、ケースへの水の浸入を抑制できる。
(3)上記(1)又は(2)に記載されたコネクタにおいて、前記ハウジングは、前記相手コネクタに備えられたレバーと係合するカムピンを有し、前記開口部は、前記ハウジングの後壁に形成され、前記カムピンの後方に位置し、前記開口部の前記上側の面の下端は、前記カムピンの上端よりも上側に位置し、前記開口部の前記下側の面の上端は、前記カムピンの下端よりも下側に位置していてもよい。このような構成によれば、開口部の上側の面及び下側の面を傾かせても、従来と同様、前後の金型でカムピンを成形できる。したがって、金型を複雑にせず、ケースへの水の浸入を抑制できる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載されたコネクタにおいて、前記嵌合部の内面のうち下側の面は、前方に向かって下方に傾く傾斜部を有し、前記傾斜部は、前記嵌合部の下側の面と、前記嵌合部に嵌合した状態の前記相手コネクタとの間の隙間を前方に向かって大きくしていてもよい。このような構成によれば、嵌合部の内部の水は、コネクタが後側に傾いていない場合、傾斜部を伝って嵌合部の外側に排出されるから、嵌合部の内部に水を留めにくくできる。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
トイレ用照明スイッチ
17日前
ローム株式会社
保持具
3日前
CKD株式会社
巻回装置
16日前
CKD株式会社
巻回装置
16日前
イリソ電子工業株式会社
電子部品
20日前
個人
積層型電解質二次電池
9日前
オムロン株式会社
電磁継電器
24日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
24日前
オムロン株式会社
電磁継電器
24日前
オムロン株式会社
電磁継電器
24日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
24日前
株式会社ヨコオ
ソケット
1か月前
国立大学法人信州大学
トランス
24日前
三菱電機株式会社
同軸フィルタ
6日前
日本特殊陶業株式会社
保持部材
16日前
協立電機株式会社
着磁器
2日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ナカムラマジック株式会社
放熱器
11日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
16日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
1か月前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
17日前
日新イオン機器株式会社
気化器、イオン源
17日前
株式会社村田製作所
コイル部品
1か月前
株式会社AESCジャパン
電池パック
2日前
株式会社ダイフク
搬送車
3日前
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
23日前
株式会社豊田自動織機
電子機器
2日前
住友電気工業株式会社
耐熱電線
24日前
株式会社ディスコ
ウェーハの加工方法
6日前
ニデックモビリティ株式会社
トランス
2日前
株式会社ダイヘン
リユース方法
16日前
ローム株式会社
半導体発光装置
23日前
TDK株式会社
電子部品
2日前
TDK株式会社
電子部品
2日前
続きを見る
他の特許を見る