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公開番号2025013451
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024192769,2021124275
出願日2024-11-01,2021-07-29
発明の名称充電コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/46 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】充電コネクタの組立作業を容易にすることができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】充電コネクタ10は、パワー端子22と、シグナル端子24と、パワー端子22及びシグナル端子24を保持するハウジング50と、ハウジング50と合体するリテーナ60とを備える。シグナル端子24は、先端側に設けられて外部充電コネクタの端子が挿入される筒部25aを有する。筒部25aの先端部には、筒部25aの周方向に沿った一部を他の一部と分けるスリット25fが形成されている。スリット25fの先端の幅寸法は、ハウジング50の後端部が挿抜方向から観察されたときにハウジング50の後端部に現れる凸部53gなどの壁の幅寸法より小さい。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、前記車両の外部電源に接続される外部充電コネクタと篏合し、前記車両に備えられるバッテリの充電に用いられる充電コネクタであって、
前記バッテリへの電力供給に用いられる第1及び第2のパワー端子と、
前記第1及び第2のパワー端子より板厚が薄く形成されて、前記車両の外部と前記車両の制御部との間の信号を送る複数のシグナル端子と、
前記第1及び第2のパワー端子及び前記複数のシグナル端子を保持し、前記外部充電コネクタの挿抜方向に沿った前端部において前記外部充電コネクタと篏合するハウジングと、
前記ハウジングの後端部と合体して、前記ハウジングと共に前記第1及び第2のパワー端子及び前記複数のシグナル端子を保持するリテーナと、
を備え、
前記複数のシグナル端子のそれぞれは、先端側に設けられて前記外部充電コネクタの端子が挿入される筒部を有し、
前記筒部の先端部には、前記筒部の周方向に沿った一部を他の一部と分けるスリットが形成され、
前記スリットの先端の幅は、前記ハウジングの前記後端部が前記挿抜方向から観察されたときに前記ハウジングの前記後端部に現れる壁の幅より小さく、
前記ハウジングは、前記シグナル端子の一端が収まる端子収容部を有し、
前記壁は前記ハウジングの前記後端部が前記挿抜方向から観察されたときに前記端子収容部の周縁から前記端子収容部の径方向に延び、
前記壁の幅は、前記挿抜方向及び前記径方向それぞれと直交する方向の幅である、充電コネクタ。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載の充電コネクタであって、
前記複数のシグナル端子のそれぞれは、後端側に設けられて信号線が電気的に接続された電線接続部と、前記筒部と前記電線接続部との間に設けられた中間部とをさらに有し、
前記中間部は、前記挿抜方向に交差する方向に前記筒部よりも突出した突出部を有し、
前記リテーナは、前記電線接続部に沿って延び、前記突出部を前記ハウジングに向けて押える端子押え部を有する、充電コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の充電コネクタであって、
前記筒部は、筒部本体と、前記筒部本体の先端部から突出する複数の弾性片とを有し、
前記複数の弾性片は、前記筒部本体の周方向に沿って互いに離れた位置から突出し、
前記周方向に並ぶ前記複数の弾性片の間が前記スリットとされ、
前記筒部本体には、前記筒部本体の軸方向の一端から他端まで延びる本体側スリットが形成されている、充電コネクタ。
【請求項4】
請求項3に記載の充電コネクタであって、
前記複数の弾性片の後端部の幅寸法は、前記複数の弾性片の先端部の幅寸法よりも小さく、
前記スリットの後端部の幅は、前記スリットの前記先端部の幅よりも大きい、充電コネクタ。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載の充電コネクタであって、
前記複数の弾性片の先端部における前記筒部の径は、前記複数の弾性片の後端部における前記筒部の径よりも小さい、充電コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、充電コネクタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両に搭載される充電用インレットなどの車両用コネクタを開示している。当該車両用コネクタにおいて、端子がハウジングに取付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-83130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ハウジングへの端子の取付け作業などのコネクタの組立作業が容易であることが望まれる。
【0005】
そこで、充電コネクタの組立作業を容易にすることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の充電コネクタは、車両に搭載され、前記車両の外部電源に接続される外部充電コネクタと篏合し、前記車両に備えられるバッテリの充電に用いられる充電コネクタであって、前記バッテリへの電力供給に用いられる第1及び第2のパワー端子と、前記第1及び第2のパワー端子より板厚が薄く形成されて、前記車両の外部と前記車両の制御部との間の信号を送る複数のシグナル端子と、前記第1及び第2のパワー端子及び前記複数のシグナル端子を保持し、前記外部充電コネクタの挿抜方向に沿った前端部において前記外部充電コネクタと篏合するハウジングと、前記ハウジングの後端部と合体して、前記ハウジングと共に前記第1及び第2のパワー端子及び前記複数のシグナル端子を保持するリテーナと、を備え、前記複数のシグナル端子のそれぞれは、先端側に設けられて前記外部充電コネクタの端子が挿入される筒部を有し、前記筒部の先端部には、前記筒部の周方向に沿った一部を他の一部と分けるスリットが形成され、前記スリットの先端の幅は、前記ハウジングの前記後端部が前記挿抜方向から観察されたときに前記ハウジングの前記後端部に現れる壁の幅より小さい、充電コネクタである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、充電コネクタの組立作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態1にかかる充電コネクタ及びその組付態様を示す平面図である。
図2は実施形態1にかかる充電コネクタを示す斜視図である。
図3は実施形態1にかかる充電コネクタを示す分解斜視図である。
図4は実施形態1にかかる充電コネクタを示す正面図である。
図5は図4のV-V線に沿った断面図である。
図6は端子付き電線及びその収容位置を説明する図である。
図7は充電コネクタにおける電線経路を説明する図である。
図8はシグナル端子の違いを示す図である。
図9はハウジング本体の後端部を示す背面図である。
図10はハウジング本体とシグナル端子との関係を説明する図である。
図11はリテーナを示す背面図である。
図12はリテーナを示す斜視図である。
図13はリテーナが端子を後ろから押える様子を説明する図である。
図14は3種類のシグナル端子が正規の端子収容部に収まった状態を示す概略断面図である。
図15は1つの種類のシグナル端子が3種類の端子収容部に収まった状態を示す概略断面図である。
図16は別の種類のシグナル端子が3種類の端子収容部に収まった状態を示す概略断面図である。
図17はさらに別の種類のシグナル端子が3種類の端子収容部に収まった状態を示す概略断面図である。
図18は2種類のシグナル端子が正規の端子収容部に収まった状態を示す概略背面図である。
図19は第2実施形態にかかる充電コネクタを示す背面図である。
図20はシグナル端子を示す斜視図である。
図21はリテーナを示す背面図である。
図22はシグナル端子が端子収容部に収まった状態を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の充電コネクタは、次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

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