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公開番号
2025031355
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137530
出願日
2023-08-25
発明の名称
電子装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
23/48 20060101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】所望の遮断特性を発揮できる電子装置を提供すること。
【解決手段】電子装置20は、リードフレーム40と、リードフレーム40を封止する封止体30を備える。リードフレーム40は、所定方向に延びる溶断部43と、溶断部43に連続して一体的に設けられ、溶断部43から少なくとも一部が所定方向とは異なる方向に延びており、通電により溶断部43が生じる熱で溶融する延設部44を有する。封止体30は、延設部44の外周面を覆う部分を少なくとも含んで構成され、延設部44に沿って延びて封止体30の側面30cに開口し、通電により溶融する溶断部43および延設部44を封止体30の外へ逃がすための流出通路31を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
所定方向に延びる溶断部(43,63)を有する配線部材(40,60)と、
前記配線部材を封止する封止体(30)と、
を備え、
前記配線部材は、前記溶断部に連続して一体的に設けられ、前記溶断部から少なくとも一部が前記所定方向とは異なる方向に延びており、通電により前記溶断部が生じる熱で溶融する延設部(44,64)を有し、
前記封止体は、前記延設部の外周面を覆う部分を少なくとも含んで構成され、前記延設部に沿って延びて前記封止体の外面に開口し、通電により溶融する前記溶断部および前記延設部を前記封止体の外へ逃がすための流出通路(31)を有する、電子装置。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記延設部の終端(44a)と前記溶断部とは、表面状態が異なる、請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記終端は、切断面である、請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記終端は、前記封止体の前記外面と面一である、請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記延設部は、前記流出通路の前記開口を通じて前記封止体の外まで延びている、請求項3に記載の電子装置。
【請求項6】
前記終端は、破断面であり、前記流出通路の途中に位置している、請求項2に記載の電子装置。
【請求項7】
前記封止体は、一面(30a)と、前記溶断部の厚み方向において前記一面とは反対の面である裏面(30b)と、前記一面および前記裏面に連なる側面(30c,30e,30f)と、を有し、
前記流出通路は、前記側面に開口している、請求項2に記載の電子装置。
【請求項8】
前記延設部の断面積は、前記溶断部の断面積より小さい、請求項7に記載の電子装置。
【請求項9】
前記流出通路は、一方向に延びており、
前記封止体の前記外面と前記流出通路の壁面とのなす角度が、90度以上である、請求項7に記載の電子装置。
【請求項10】
前記配線部材は、リードフレーム(40)である、請求項7に記載の電子装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、電子装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、溶断部を有する配線部材と、配線部材を封止する封止体を備えた電子装置を開示している。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-146539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、封止体(モールド部材)を成形する型を溶断部(連結部)の表面に接触させた状態で封止体を成形することで、溶断部の少なくとも一部を封止体から露出させている。このため、溶断部や型の寸法ばらつき、溶断部と型との相対的な位置のばらつきなどにより、溶断部が所望の遮断特性を発揮できない虞がある。
【0005】
また、溶断部が封止された構造の電子装置も知られている。この構造では、溶融した溶断部が圧力上昇によって封止体を突き破り、封止体の外部に放出されて断線に至る。このため、溶断部を覆う封止体の厚みのばらつきなどにより、溶断部が所望の遮断特性を発揮できない虞がある。上記した観点において、または言及されていない他の観点において、電子装置にはさらなる改良が求められている。
【0006】
開示されるひとつの目的は、所望の遮断特性を発揮できる電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
特許請求の範囲、本欄、および技術的思想の欄に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。括弧内の符号は、技術的範囲を限定するものではない。
【0008】
開示のひとつの態様である電子装置は、
所定方向に延びる溶断部(43,63)を有する配線部材(40,60)と、
配線部材を封止する封止体(30)と、
を備え、
配線部材は、溶断部に連続して一体的に設けられ、溶断部から少なくとも一部が所定方向とは異なる方向に延びており、通電により溶断部が生じる熱で溶融する延設部(44,64)を有し、
封止体は、延設部の外周面を覆う部分を少なくとも含んで構成され、延設部に沿って延びて封止体の外面に開口し、通電により溶融する溶断部および延設部を封止体の外へ逃がすための流出通路(31)を有する。
【0009】
開示の電子装置によれば、配線部材が、延設部を有している。延設部は、通電により溶断部が生じる熱で溶融するように構成されている。封止体は、延設部を覆うことで形成された、延設部由来の流出通路を有している。流出通路は、延設部の溶融前において延設部により閉塞されており、延設部が溶融すると溶融した溶断部および延設部を封止体の外に逃がす通路として機能する。封止体を成形する型を溶断部に接触させることなく、流出通路を通じて通電により溶融する溶断部を封止体の外に逃がすことができる。よって、所望の遮断特性を発揮することができる。
【0010】
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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