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公開番号2025070420
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180719
出願日2023-10-20
発明の名称制御装置及び制御方法
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B60R 11/02 20060101AFI20250424BHJP(車両一般)
要約【課題】よりステレオ感のある音を乗員に対して提供できるとともにスピーカーの設置スペースを省スペース化する。
【解決手段】本制御装置は、車両に搭載される表示装置と外部スピーカー群とを制御する制御装置である。上記表示装置は、上記車両の複数の座席の少なくとも一つに向けて配置される表示面と、上記表示面の左右方向の中心よりも右面を振動させて音を出力する第1スピーカーと、上記表示面の上記中心よりも左面を振動させて音を出力する第2スピーカーと、を有する。上記外部スピーカー群は、上記表示面が向けられた第1の座席の右側に配置されて右チャンネルの音を出力する第3スピーカーと、上記第1の座席の左側に配置されて左チャンネルの音を出力する第4スピーカーと、を有する。上記制御装置は、ユーザの着座位置を検出し、上記第1スピーカー及び上記第2スピーカーに出力させる音のチャンネルを、上記着座位置に応じて切り替える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される表示装置と外部スピーカー群とを制御する制御装置であって、
前記表示装置は、
前記車両の複数の座席の少なくとも一つに向けて配置される表示面と、
前記表示面の左右方向の中心よりも右面を振動させて音を出力する第1スピーカーと、
前記表示面の前記中心よりも左面を振動させて音を出力する第2スピーカーと、を有し、
前記外部スピーカー群は、
前記複数の座席のうちの前記表示面が向けられた第1の座席の右側に配置されて右チャンネルの音を出力する第3スピーカーと、前記第1の座席の左側に配置されて左チャンネルの音を出力する第4スピーカーと、を有し、
前記制御装置は、
前記複数の座席の少なくとも一つに着座したユーザの着座位置を検出し、
前記第1スピーカー及び前記第2スピーカーに出力させる音のチャンネルを、前記着座位置に応じて切り替える、
制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1スピーカーは、前記第1の座席よりも左側に配置され、
前記制御装置は、前記第1の座席への前記ユーザの着座を検出すると、前記第1スピーカーに出力させる音の左チャンネルの音を前記第1スピーカーに出力させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記第2スピーカーは、前記第1の座席よりも右側に配置され、
前記制御装置は、前記第1の座席への前記ユーザの着座を検出すると、前記第2スピーカーに出力させる音の右チャンネルの音を前記第2スピーカーに出力させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記第1の座席は、前記表示装置の正面側に配置され、
前記制御装置は、前記第1の座席への前記ユーザの着座を検出すると、前記第1スピーカーに出力させる音の右チャンネルの音を前記第1スピーカーに出力させるとともに、前記第2スピーカーに出力させる音の左チャンネルの音を前記第2スピーカーに出力させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記複数の座席には前記ユーザの着座を検出するセンサが設けられ、
前記制御装置は、前記センサからの検出信号によって、前記着座位置を検出する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項6】
車両に搭載される表示装置と外部スピーカー群とを制御する制御方法であって、
前記表示装置は、
前記車両の複数の座席の少なくとも一つに向けて配置される表示面と、
前記表示面の左右方向の中心よりも右面を振動させて音を出力する第1スピーカーと、
前記表示面の前記中心よりも左面を振動させて音を出力する第2スピーカーと、を有し、
前記外部スピーカー群は、
前記複数の座席のうちの前記表示面が向けられた第1の座席の右側に配置されて右チャンネルの音を出力する第3スピーカーと、前記第1の座席の左側に配置されて左チャン
ネルの音を出力する第4スピーカーと、を有し、
前記制御方法は、
前記複数の座席の少なくとも一つに着座したユーザの着座位置を検出し、
前記第1スピーカー及び前記第2スピーカーに出力させる音のチャンネルを、前記着座位置に応じて切り替える、ことを制御装置が実行する、
制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置及び制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
乗用車などの車両において、車両にディスプレイとスピーカーが配置されることがある。スピーカーは車両のセンターに設置され、当該スピーカーから右座席に着座した乗員に対してステレオのLチャンネルの音を出力し、左座席に着座した乗員に対してステレオのRチャンネルの音を出力する技術が提案されている(特許文献1-3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2017/175304号
特開昭64-020200号公報
特開平6-165298号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両のセンターにディスプレイとスピーカーの夫々を配置することで乗員にステレオの音を聞かせることができる。一方で、車両内は設置スペースが制限されるため、車両のセンターにディスプレイとスピーカーを配置すると、ディスプレイを大型化することが困難になる。
【0005】
開示の技術の1つの側面は、よりステレオ感のある音を乗員に対して提供できるとともにスピーカーの設置スペースを省スペース化できる制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術の1つの側面は、次のような制御装置によって例示される。本制御装置は、表示装置と外部スピーカー群とを制御する制御装置である。上記表示装置は、車両に搭載される複数の座席の少なくとも一つに向けて配置される表示面と、上記表示面の左右方向の中心よりも右面を振動させて音を出力する第1スピーカーと、上記表示面の上記中心よりも左面を振動させて音を出力する第2スピーカーと、を有する。上記外部スピーカー群は、上記複数の座席のうちの上記表示面が向けられた第1の座席の右側に配置されて右チャンネルの音を出力する第3スピーカーと、上記第1の座席の左側に配置されて左チャンネルの音を出力する第4スピーカーと、を有する。上記制御装置は、上記複数の座席の少なくとも一つに着座したユーザの着座位置を検出し、上記第1スピーカー及び上記第2スピーカーに出力させる音のチャンネルを、上記着座位置に応じて切り替える。
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、よりステレオ感のある音を乗員に対して提供できるとともにスピーカーの設置スペースを省スペース化できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車両の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係るディスプレイスピーカーの一例を示す図である。
図3は、実施形態における、ディスプレイスピーカー、後部右スピーカー及び後部左スピーカー、着座センサの接続の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る制御装置の処理ブロックの一例を示す図である。
図6は、実施形態に係る制御装置の処理フローの一例を示す図である。
図7は、第1変形例に係る車両の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
以下、図面を参照して実施形態について説明する。図1は、実施形態に係る車両100の一例を示す図である。図1は、車両100を上方から見た図である。また、図1は、車両100の車内を説明するため、天井の図示を省略している。車両100は、例えば、乗用車である。車両100は、乗員用の座席として、運転席1、助手席2、右後部座席3、中央後部座席4及び左後部座席5を備える。運転席1及び助手席2は、車両100の幅方向に沿って一列に配置される。また、右後部座席3、中央後部座席4及び左後部座席5は、運転席1及び助手席2の後方において、車両100の幅方向に沿って一列に配置される。運転席1及び助手席2の前方には、ダッシュボード10が配置される。
【0010】
車両100では、中央後部座席4の前方(車両100の幅方向の中央)であって、運転席1及び助手席2よりも後方には、ディスプレイスピーカー20が配置される。車両100には、乗員の乗り降りに利用する前部右ドア6、前部左ドア7、後部右ドア8及び後部左ドア9が配置される。右後部座席3の右側に配置される後部右ドア8には、後部右スピーカー31が配置される。左後部座席5の左側に配置される後部左ドア9には後部左スピーカー32が配置される。後部右スピーカー31は、「第3スピーカー」の一例である。後部左スピーカー32は、「第4スピーカー」の一例である。後部右スピーカー31及び後部左スピーカー32は、「外部スピーカー群」の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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