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公開番号
2025066027
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023218507
出願日
2023-12-25
発明の名称
タグ通信装置及び特定の無線タグ
出願人
株式会社デンソーウェーブ
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H04B
1/59 20060101AFI20250415BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】信号の通信が途絶える特定の無線タグ以外の無線タグとの信号の通信を停止することなく、特定の無線タグにバックスキャッタ周波数を再び割り当てるための技術を提供する。
【解決手段】タグ通信装置は、複数個の無線タグと割り当て通信を実行する第1の通信実行部であって、割り当て通信は、複数個の無線タグのそれぞれに互いに異なるバックスキャッタ周波数を割り当てるための通信である、第1の通信実行部と、複数個の無線タグのそれぞれから、当該無線タグに割り当てられたバックスキャッタ周波数を有する信号を受信する信号受信部と、複数個の無線タグのうちの特定の無線タグに異常が発生したと判断される場合に、特定の無線タグ以外の1個以上の無線タグのそれぞれに割り当てられているバックスキャッタ周波数のいずれとも異なる特定の周波数を利用して、異常に対処するための対処通信を特定の無線タグと実行する第2の通信実行部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数個の無線タグと通信可能なタグ通信装置であって、
前記複数個の無線タグのそれぞれと割り当て通信を実行する第1の通信実行部であって、前記割り当て通信は、前記複数個の無線タグのそれぞれに互いに異なるバックスキャッタ周波数を割り当てるための通信である、前記第1の通信実行部と、
前記複数個の無線タグのそれぞれと前記割り当て通信を実行した後に、前記複数個の無線タグのそれぞれに、電波を繰り返し送信して、前記複数個の無線タグのそれぞれから、当該無線タグに割り当てられた前記バックスキャッタ周波数を有する信号を受信する信号受信部と、
前記複数個の無線タグとの前記信号の通信において、前記複数個の無線タグのうちの特定の無線タグに異常が発生したと判断される場合に、前記複数個の無線タグのうち前記特定の無線タグ以外の1個以上の無線タグのそれぞれに割り当てられている前記バックスキャッタ周波数のいずれとも異なる特定の周波数を利用して、前記異常に対処するための対処通信を前記特定の無線タグと実行する第2の通信実行部と、
を備える、タグ通信装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記第2の通信実行部は、前記特定の無線タグとの前記信号の通信が途絶えたと判断される場合に、前記対処通信として前記割り当て通信を前記特定の無線タグと実行する、請求項1に記載のタグ通信装置。
【請求項3】
前記第2の通信実行部は、前記特定の無線タグとの前記割り当て通信を実行することにより、前記特定の無線タグに、前記特定の無線タグとの前記信号の通信が途絶えたと判断される前に前記特定の無線タグに割り当てられていた前記バックスキャッタ周波数と同じ前記バックスキャッタ周波数を割り当てる、請求項2に記載のタグ通信装置。
【請求項4】
前記タグ通信装置は、さらに、
前記複数個の無線タグのそれぞれから受信した前記信号を復調する復調部と、
前記特定の無線タグからの信号の単位時間当たり復調成功率が所定の第1の値を下回る場合に、前記特定の無線タグとの前記信号の通信が途絶えたと判断する第1の判断部と、
を備える、請求項2に記載のタグ通信装置。
【請求項5】
前記タグ通信装置は、さらに、
前記複数個の無線タグのそれぞれに前記電波を繰り返し送信している間に、前記複数個の無線タグのそれぞれに、前記電波とは異なる特定のコマンドを送信する送信部と、
前記複数個の無線タグのそれぞれに前記電波を繰り返し送信している間に、前記特定の無線タグから前記特定のコマンドの応答を受信する場合に、前記特定の無線タグとの前記信号の通信が途絶えたと判断する第2の判断部と、
を備える、請求項2に記載のタグ通信装置。
【請求項6】
前記タグ通信装置は、さらに、
前記特定の無線タグからの信号の電波強度が所定の第2の値を下回る場合に、前記特定の無線タグとの前記信号の通信が途絶えたと判断する第3の判断部を、備える、請求項2に記載のタグ通信装置。
【請求項7】
前記割り当て通信は、前記特定の無線タグに割り当てるべき前記バックスキャッタ周波数を示す第1の設定値を前記特定の無線タグに書き込むコマンドを前記特定の無線タグに送信することを含み、
前記タグ通信装置は、さらに、
前記特定の無線タグからの信号の電波強度に対応するマップを利用して、前記第1の設定値に代えて前記特定の無線タグに書き込むべき第2の設定値を決定する決定部を備え、
前記マップは、前記特定の無線タグに割り当てられるべき前記バックスキャッタ周波数と前記特定の無線タグに書き込まれるべき設定値との相関関係を示し、
前記対処通信は、前記特定の周波数を利用して、前記第2の設定値を前記特定の無線タグに書き込むコマンドを前記特定の無線タグに送信することを含む、請求項1に記載のタグ通信装置。
【請求項8】
前記割り当て通信において、前記特定の無線タグに第1のバックスキャッタ周波数が割り当てられ、前記複数個の無線タグのうち前記特定の無線タグと異なる他の無線タグに、前記第1のバックスキャッタ周波数と隣接する第2のバックスキャッタ周波数が割り当てられ、
前記対処通信は、前記特定の無線タグからの信号の電波強度が、前記他の無線タからの信号の電波強度よりも所定値以上に大きい場合に、前記特定の周波数を利用して、バックスキャッタ周波数を変更するための変更信号を前記特定の無線タグに送信することを含み、
前記対処通信が実行された後では、前記特定の無線タグに割り当てられているバックスキャッタ周波数と前記他の無線タグに割り当てられているバックスキャッタ周波数が互いに隣接しない、請求項1に記載のタグ通信装置。
【請求項9】
前記複数個の無線タグのそれぞれには、前記タグ通信装置への信号の電波強度を調整するための調整設定値が記憶されており、
前記対処通信は、前記特定の無線タグからの信号の電波強度が、前記複数個の無線タグのうち前記特定の無線タグと異なる他の無線タグからの信号の電波強度よりも所定値以上に大きい場合に、前記特定の周波数を利用して、調整信号を前記特定の無線タグに送信することを含み、
前記調整信号は、前記特定の無線タグ内の前記調整設定値を変更して、前記特定の無線タグからの信号の電波強度を下げるための信号である、請求項1に記載のタグ通信装置。
【請求項10】
前記特定の周波数は、前記特定の無線タグとの前記信号の通信に異常が発生したと判断される前に前記特定の無線タグに割り当てられていた前記バックスキャッタ周波数である特定のバックスキャッタ周波数であり、
前記特定の周波数の帯域は、前記特定のバックスキャッタ周波数の帯域よりも狭い、請求項1から9のいずれか一項に記載のタグ通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、複数個の無線タグと通信可能なタグ通信装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数個の無線タグに電波を送信し、複数個の無線タグのそれぞれからバックスキャッタ周波数を有する信号を受信する装置が開示されている。装置は、複数個の無線タグのそれぞれに、互いに異なるバックスキャッタ周波数を割り当てる。これにより、複数個の無線タグからの信号の混信を避けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-200180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数個の無線タグのそれぞれにバックスキャッタ周波数を割り当てた後に、複数個の無線タグのうちの特定の無線タグに異常が発生する場合がある。ただ、当該異常を解消するために全ての無線タグとの通信を停止すると、無線タグのいずれとも通信できない期間が存在する。
【0005】
本明細書では、異常が発生した特定の無線タグ以外の無線タグとの信号の通信を停止することなく、特定の無線タグに発生した異常に対処するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、複数個の無線タグと通信可能なタグ通信装置を開示する。当該タグ通信装置は、前記複数個の無線タグのそれぞれと割り当て通信を実行する第1の通信実行部であって、前記割り当て通信は、前記複数個の無線タグのそれぞれに互いに異なるバックスキャッタ周波数を割り当てるための通信である、前記第1の通信実行部と、前記複数個の無線タグのそれぞれと前記割り当て通信を実行した後に、前記複数個の無線タグのそれぞれに、電波を繰り返し送信して、前記複数個の無線タグのそれぞれから、当該無線タグに割り当てられた前記バックスキャッタ周波数を有する信号を受信する信号受信部と、前記複数個の無線タグとの前記信号の通信において、前記複数個の無線タグのうちの特定の無線タグに異常が発生したと判断される場合に、前記複数個の無線タグのうち前記特定の無線タグ以外の1個以上の無線タグのそれぞれに割り当てられている前記バックスキャッタ周波数のいずれとも異なる特定の周波数を利用して、前記異常に対処するための対処通信を前記特定の無線タグと実行する第2の通信実行部と、を備える。
【0007】
このような構成によれば、特定の無線タグとの対処通信において、特定の無線タグ以外の1個以上の無線タグのそれぞれに割り当てられているバックスキャッタ周波数のいずれとも異なる特定の周波数が利用される。これにより、特定の無線タグとの対処通信が、1個以上の無線タグとの信号の通信と混信することを避けることができる。即ち、1個以上の無線タグとの信号の通信を停止することなく、特定の無線タグに発生した異常を対処することができる。
【0008】
前記第2の通信実行部は、前記特定の無線タグとの前記信号の通信が途絶えたと判断される場合に、前記対処通信として前記割り当て通信を前記特定の無線タグと実行してもよい。
【0009】
無線タグは、装置から電波を電力として利用する。無線タグ内のメモリに設定値を書き込むことにより、無線タグにバックスキャッタ周波数が割り当てられる。無線タグへの電波が途絶えて、無線タグへの電力供給が途絶えると、メモリ内の設定値も自発的に消去される。複数個の無線タグから信号を繰り返し受信している途中で、特定の無線タグへの電力供給が途絶えると、特定の無線タグからの信号も途絶える。また、上記したように、特定の無線タグ内の設定値も消去される。特定の無線タグを含む複数個の無線タグとの信号の通信を再開するためには、特定の無線タグにバックスキャッタ周波数を再び割り当てる必要がある。
【0010】
上記の構成によれば、特定の無線タグとの信号の通信が途絶えた場合に、1個以上の無線タグとの混信を避けて、特定の無線タグとの割り当て通信を実行することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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