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公開番号2024126480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034871
出願日2023-03-07
発明の名称シール付き自動調心ころ軸受
出願人NTN株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16C 33/78 20060101AFI20240912BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】シール付き自動調心ころ軸受において、従来構造よりもコスト低減を図り且つ軸受幅をコンパクト化することができるシール付き自動調心ころ軸受を提供する。
【解決手段】シール付き自動調心ころ軸受1は、内外輪2,3と、これら内外輪2,3間に二列に設けられる複数のころ4と、これらころ4を保持する保持器5,5と、内外輪2,3間の端面側に設けられたシール6,6とを備える。シール6,6が摺動する環状のシール摺動部部品7,7を備え、内外輪2,3のうちシール摺動側の軌道輪である内輪2と、シール摺動部部品7とが別体に設けられている。シール摺動部部品7は、シール6が摺動する摺動部7aをテーパ形状または球面形状としている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内外輪と、これら内外輪間に二列に設けられる複数のころと、これらころを保持する保持器と、前記内外輪間の端面側に設けられたシールとを備えたシール付き自動調心ころ軸受であって、
前記シールが摺動する環状のシール摺動部部品を備え、前記内外輪のうちシール摺動側の軌道輪と、前記シール摺動部部品とが別体に設けられているシール付き自動調心ころ軸受。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシール付き自動調心ころ軸受において、前記シール摺動部部品は、前記シール摺動側の軌道輪に締結部品で固定されているシール付き自動調心ころ軸受。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のシール付き自動調心ころ軸受において、前記シール摺動部部品は、前記シール摺動側の軌道輪に嵌合されているシール付き自動調心ころ軸受。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のシール付き自動調心ころ軸受において、前記シール摺動部部品は、前記シールが摺動する摺動部をテーパ形状としたシール付き自動調心ころ軸受。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載のシール付き自動調心ころ軸受において、前記シール摺動部部品は、前記シールが摺動する摺動部を球面形状としたシール付き自動調心ころ軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シール付き自動調心ころ軸受に関し、例えば、既存のシールを採用可能で且つ軸受幅をコンパクト化することができる技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の内輪と外輪の間にシールを備えた自動調心ころ軸受において、内輪の軌道面の軸方向外側に設けたシール摺動部は、図7Aおよび図7Bのように軌道面50と連続する外径面51(特許文献1)、または図8のように小つば外径面52に設置される(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-232324号公報
特開2010-190241号公報
特開2003-240001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これらの構造の場合、シール固定部である外輪とシール摺動面である内輪の径は軸受型番毎に異なるため、それぞれの軸受で特殊シールを製作して用いる必要がある。特殊シールを用いると、新規に成形用金型を製作する必要があり、シール単価とは別に、成形用の金型代が発生するため、軸受のコストが大幅にアップする。
【0005】
また、特殊シールの使用を避け、市販のシールを採用する方法として、図9のように、密封転がり軸受において、シールを内外輪いずれか固定側の軌道輪に装着された分離可能のシールケース53と、このシールケース53の内径側に着脱自在に保持されたシール部材54とにより構成したことを特徴とする構造がある(特許文献3)。しかしながら、この構造の場合、シール固定側を分離可能なシールケース53とするため、シールを軸方向に固定するためにシールケース53の幅はシール幅より大となるため、軸受全体の幅が広がってしまう。
【0006】
さらに、内輪を一体品とし、シール摺動部の径を下げる方法として、図10のような構造がある(特願2022-143062)。これは、シールリップ部55の周速を下げることで、トルク低減、摩耗抑制により許容回転数を上げることが目的であるが、既存シールを使用する目的にも対応可能な方法である。この構造では、シール摺動径が内輪軌道径より小の場合であるが、既存シール内径が内輪軌道径、小つば外径より大の場合は摺動部径を上げれば良い。しかしながら、保持器内径よりもシール摺動部径が大の場合は、保持器56が組み込めないという課題がある。
【0007】
本発明の目的は、シール付き自動調心ころ軸受において、従来構造よりもコスト低減を図り且つ軸受幅をコンパクト化することができるシール付き自動調心ころ軸受を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のシール付き自動調心ころ軸受は、内外輪と、これら内外輪間に二列に設けられる複数のころと、これらころを保持する保持器と、前記内外輪間の端面側に設けられたシールとを備えたシール付き自動調心ころ軸受であって、
前記シールが摺動する環状のシール摺動部部品を備え、前記内外輪のうちシール摺動側の軌道輪と、前記シール摺動部部品とが別体に設けられている。
この明細書において、シール付き自動調心ころ軸受を、単に、軸受という場合がある。
【0009】
この構成によると、シール付き自動調心ころ軸受において、内外輪のうちシール摺動側の軌道輪と、シール摺動部部品とが別体に設けられている。このため、保持器の形状によらず既存のシールを採用可能となる。したがって、新規にシール成形用金型等を製作する必要がなくなるため、従来構造よりも安価にシールを製造することができ軸受全体のコスト低減を図れる。シールは内外輪のうち固定側の軌道輪に取り付けられるため、シールを固定するスペースを最小限にすることができる。このため、シールケースを備えた従来構造よりもコンパクトな幅の軸受構造とすることができる。
【0010】
前記シール摺動部部品は、前記シール摺動側の軌道輪に締結部品で固定されていてもよい。この場合、軸受を軸に取り付ける際に、シール摺動部部品と軸との間に締め代を設ける必要がない。このため、軸受を軸に容易に取り付けることができ、軸受を組み付ける作業工数を低減することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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