TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024125021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023033075
出願日2023-03-03
発明の名称フィルムラップ加工装置
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類B23F 19/04 20060101AFI20240906BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】歯車形状の矩形の外歯の歯面を研磨フィルムで好適に研磨することが可能なフィルムラップ加工装置を提供する。
【解決手段】フィルムラップ加工装置(加工装置100)の構成は、歯車形状のワークWの歯面を研磨フィルム170で研磨するフィルムラップ加工装置であって、ワークWを回動自在に保持するワーク保持装置110と、研磨フィルム170を介してワークWに噛合する歯車形状のバックアップツール140と、バックアップツール140を回転させるツール回転用モータ150とを備え、バックアップツール140が回転すると、研磨フィルム170が送られるとともにワークWが従動してワークWの歯面が研磨されることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
歯車形状のワークの歯面を研磨フィルムで研磨するフィルムラップ加工装置であって、
前記ワークを回動自在に保持するワーク保持装置と、
前記研磨フィルムを介して前記ワークに噛合する歯車形状のバックアップツールと、
前記バックアップツールを回転させるツール回転用モータとを備え、
前記バックアップツールが回転すると、前記研磨フィルムが送られるとともに前記ワークが従動して該ワークの歯面が研磨されることを特徴とするフィルムラップ加工装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記研磨フィルムを前記バックアップツールに供給する供給リールと、
前記研磨フィルムを前記バックアップツールから巻き取る巻取リールと、
前記バックアップツールの軸と前記供給リールの軸および前記巻取リールの軸とを連結する駆動ベルトを備えることを特徴とする請求項1に記載のフィルムラップ加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯車形状のワークの歯面を研磨フィルムで研磨するフィルムラップ加工装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
金属部品のワークの研磨方法として、フィルムラップ加工が知られている。フィルムラップ加工とは、表面に砥粒が塗布された研磨フィルムを用いて行う研磨方法である。フィルムラップ加工方法としては、例えば特許文献1に外歯歯車の研磨方法が開示されている。特許文献1の外歯歯車の研磨方法は、「前記外歯歯車の歯面に対し、押圧部材でバックアップすることによりフィルム研磨材を押し付け、その状態で外歯歯車の歯とフィルム研磨材とを歯形方向に相対的に摺動させることにより、歯面を研磨すること」を特徴としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-205377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、外周にトロコイド歯車や円弧歯形の外歯を有するワークを加工対象としている。すなわち特許文献1のワークの外周には、なだらかな凹凸からなる外歯が形成されている。このようなワークであれば、特許文献1のように押圧部材によってフィルム研磨材を押し付けることにより、ワークの外歯をなぞるように研磨することができる。
【0005】
しかしながら例えば平歯車など矩形(主にインボリュート歯形)を有するワークでは、特許文献1のように押圧部材によってフィルム研磨材を押し付けただけでは、歯先を研磨することはできるものの、歯面を研磨することは難しい。このため特許文献1の技術の技術は、「矩形の歯からなる外歯」の歯面の研磨に適用することができず、更なる改良の余地がある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、歯車形状の矩形の外歯の歯面を研磨フィルムで好適に研磨することが可能なフィルムラップ加工装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかるフィルムラップ加工装置の構成は、歯車形状のワークの歯面を研磨フィルムで研磨するフィルムラップ加工装置であって、ワークを回動自在に保持するワーク保持装置と、研磨フィルムを介してワークに噛合する歯車形状のバックアップツールと、バックアップツールを回転させるツール回転用モータとを備え、バックアップツールが回転すると、研磨フィルムが送られるとともにワークが従動してワークの歯面が研磨されることを特徴とする。
【0008】
上記フィルムラップ加工装置は、研磨フィルムをバックアップツールに供給する供給リールと、研磨フィルムをバックアップツールから巻き取る巻取リールと、バックアップツールの軸と供給リールの軸および巻取リールの軸とを連結する駆動ベルトを備えるとよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、歯車形状の矩形の外歯の歯面を研磨フィルムで好適に研磨することが可能なフィルムラップ加工装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態にかかるフィルムラップ加工装置の全体斜視図である。
図1の加工装置の要部側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
スラッジ除去装置
1か月前
株式会社FUJI
工作機械
1か月前
株式会社FUJI
工作機械
14日前
個人
複合金属回転式ホーン
1か月前
株式会社ダイヘン
積層造形溶接方法
18日前
トヨタ自動車株式会社
積層コア
2か月前
株式会社ツガミ
工作機械
1か月前
トヨタ自動車株式会社
検査方法
1か月前
株式会社ナベヤ
締結装置
18日前
株式会社トーキン
溶接用トーチ
1か月前
株式会社ツガミ
工作機械
1か月前
トヨタ自動車株式会社
取付装置
1か月前
株式会社不二越
歯車研削盤
26日前
オークマ株式会社
工作機械
4日前
オークマ株式会社
診断装置
4日前
株式会社メドメタレックス
ドリル
2か月前
株式会社不二越
歯車加工機
2か月前
株式会社オーエム製作所
工作機械
1か月前
三菱電機株式会社
ねじ取り出し装置
1か月前
株式会社関本管工
エルボ管保持装置
1か月前
株式会社ダイヘン
溶接トーチ
1か月前
株式会社FUJI
自動化用パレット
2か月前
株式会社ダイヘン
溶接トーチ
1か月前
サムテック株式会社
加工物製造方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
位相測定方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
銅線の接合方法
18日前
株式会社不二越
工具の製造方法
2か月前
DMG森精機株式会社
工作機械
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
2か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
2か月前
トヨタ自動車株式会社
冷却器の製造方法
2か月前
株式会社不二越
管用テーパタップ
11日前
株式会社不二越
超硬合金製ドリル
1か月前
トヨタ自動車株式会社
スパッタ検出方法
2か月前
株式会社ダイヘン
2重シールドティグ溶接方法
1か月前
津田駒工業株式会社
バリ取り用スピンドル装置
1か月前
続きを見る