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公開番号2024121346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028395
出願日2023-02-27
発明の名称長尺定規用位置決め装置
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類B27B 9/04 20060101AFI20240830BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】携帯用加工機と共に使用される長尺定規用の位置決め装置の小型化に資する改良を提供する。
【解決手段】位置決め装置は、本体と、第1方向に直線状に移動可能に本体に支持された押圧部材とを含む固定機構を備える。本体は、第1方向において押圧部材から離間して設けられた少なくとも1つの支持部を備える。固定機構は、長尺定規の第1側壁が、第1方向において少なくとも1つの支持部と押圧部材の間に配置された状態で、押圧部材が第1方向において少なくとも1つの支持部に向かう押圧方向に移動され、第1側壁に当接して第1側壁を少なくとも1つの支持部に押し付けて固定するように構成されている。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向に延びる第1側壁を備えた長尺定規を、加工材に対して位置決めするように構成された位置決め装置であって、
本体と、第1方向に直線状に移動可能に前記本体に支持された押圧部材とを含む固定機構を備え、
前記本体は、前記第1方向において前記押圧部材から離間して設けられた少なくとも1つの支持部を備え、
前記固定機構は、前記長尺定規の前記第1側壁が、前記第1方向において前記少なくとも1つの支持部と前記押圧部材の間に配置された状態で、前記押圧部材が前記第1方向において前記少なくとも1つの支持部に向かう押圧方向に移動され、前記第1側壁に当接して前記第1側壁を前記少なくとも1つの支持部に押し付けて固定するように構成されていることを特徴とする位置決め装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の位置決め装置であって、
前記固定機構は、使用者による手動操作に応じて、アンロック位置とロック位置との間で移動可能に前記本体に支持された操作部材を更に備え、
前記押圧部材は、前記第1方向において、前記少なくとも1つの支持部と前記操作部材の間にあり、
前記操作部材と前記押圧部材とは、前記操作部材の第1当接面と、前記押圧部材の第2当接面とを介して動作可能に当接しており、
前記第1当接面及び前記第2当接面は、前記操作部材の前記アンロック位置から前記ロック位置への移動に応じて、前記押圧部材を前記押圧方向に移動させ、且つ、前記押圧部材の移動量が前記操作部材の移動量よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする位置決め装置。
【請求項3】
請求項2に記載の位置決め装置であって、
前記操作部材は、前記第1方向に交差する第2方向に直線状に移動可能であって、
前記第1当接面及び前記第2当接面の各々は、前記第2方向に延びる直線に対して少なくとも部分的に傾斜していることを特徴とする位置決め装置。
【請求項4】
請求項3に記載の位置決め装置であって、
前記第1当接面及び前記第2当接面のうち一方は、複数の第1の歯を有し、
前記第1当接面及び前記第2当接面のうち他方は、前記複数の第1の歯と係合する少なくとも1つの第2の歯を有することを特徴とする位置決め装置。
【請求項5】
請求項4に記載の位置決め装置であって、
前記複数の第1の歯の各々は、第1傾斜面と、第2傾斜面とで規定されており、
前記第1傾斜面は、前記操作部材が前記アンロック位置から前記ロック位置へ向かうときに前記第2の歯に当接するように構成されており、
前記第2方向に延びる前記直線に対する前記第2傾斜面の傾斜角度は、前記第1面の傾斜角度よりも小さいことを特徴とする位置決め装置。
【請求項6】
請求項2~5の何れか1つに記載の位置決め装置であって、
前記操作部材の移動方向における第1の端と、前記第1の端とは反対側の第2の端は、前記使用者による押圧操作が可能であって、
前記操作部材は、前記第1の端が押圧されるのに応じて前記アンロック位置から前記ロック位置へ移動し、前記第2の端が押圧されるのに応じて前記ロック位置から前記アンロック位置へ移動するように構成されていることを特徴とする位置決め装置。
【請求項7】
請求項2~6の何れか1つに記載の位置決め装置であって、
前記操作部材は、第1ガイド溝又は第1突起を有し、
前記押圧部材は、前記第1ガイド溝に係合する第2突起、又は、前記第1突起が係合する第2ガイド溝を有し、
前記第1ガイド溝及び前記第2突起、又は、前記第1突起及び前記第2ガイド溝は、前記操作部材が前記ロック位置から前記アンロック位置へ移動するのに応じて、前記押圧部材を前記第1方向において前記押圧方向と反対の解除方向に移動させるように構成されていることを特徴とする位置決め装置。
【請求項8】
請求項1~7の何れか1つに記載の位置決め装置であって、
前記押圧部材のうち、前記第1側壁に当接する部分は、少なくとも部分的に弾性体で形成されていることを特徴とすることを特徴とする位置決め装置。
【請求項9】
請求項1~8の何れか1つに記載の位置決め装置であって、
前記長尺定規は、前記第1側壁と実質的に平行な第2側壁を備え、
前記第1側壁と前記第2側壁との間に、前記長尺定規の前記長手方向に延びる溝であって、T字状の断面を有する溝が規定されており、
前記少なくとも1つの支持部は、前記長尺定規の前記溝に嵌合するように構成されていることを特徴とする位置決め装置。
【請求項10】
請求項1~9の何れか1つに記載の位置決め装置であって、
前記少なくとも1つの支持部は、前記第1方向に直交する方向に離間配置された2つの支持部を含み、
前記押圧部材は、前記第1方向に直交する前記方向において、前記2つの支持部の間に位置することを特徴とする位置決め装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、携帯用加工機と共に使用される長尺定規に選択的に取り付けられる位置決め装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
携帯用加工機(例えば、携帯用マルノコ、ジグソー、ルータ)を用いた加工作業中に、加工材に対する携帯用加工機の位置を精度よく保つために、携帯用加工機と共に長尺定規が用いられることがある。なお、「長尺定規」は、英語では、一般的には、guide rail、guide track、saw guide等と称されている。「携帯用加工機」は、電動モータで駆動された刃物によって木材の切断や溝の切削加工等を行うための機械であり、電動工具の一種である。長尺定規は、長尺の矩形平板状であって、加工材の上面に載せられて使用される。携帯用加工機は、長尺定規の長手方向に延びるレールに係合し、レールによって、長尺定規の長手方向に直線状に移動するように案内される。
【0003】
また、長尺定規には、加工材に対する長尺定規の配置、ひいては携帯用加工機による加工方向を正確に設定するために、様々な位置決め装置を選択的に取り付けることができる。例えば、特許文献1に開示されている位置決め装置(位置合わせツール)は、長尺定規への固定機構として、板状の本体と、何れも本体上に設けられたリブと、クランプアセンブリと、保持要素とを備える。クランプアセンブリは、長尺定規の一端に沿って設けられた側壁に係合可能なラッチを含む。保持要素は、本体に設けられた長尺定規の溝に係合可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第10363681号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のクランプアセンブリは、回動式のラッチの先端が、長尺定規の側壁の上端のリップ部に係合した状態で、側壁を本体のリブに向けて引き寄せて押し付けるように構成されている。そこで、位置決め装置が長尺定規に対して回動するのを防止するために、本体のリブから離間した位置に保持要素が設けられている。このため、この位置決め装置の固定機構は、比較的大型である。
【0006】
本開示は、携帯用加工機と共に使用される長尺定規用の位置決め装置の小型化に資する改良を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の非限定的な一態様によれば、長手方向に延びる第1側壁を備えた長尺定規を、加工材に対して位置決めするように構成された位置決め装置が提供される。この位置決め装置は、本体と、第1方向に直線状に移動可能に本体に支持された押圧部材とを含む固定機構を備えている。本体は、第1方向において押圧部材から離間して設けられた少なくとも1つの支持部を備えている。固定機構は、長尺定規の第1側壁が、第1方向において少なくとも1つの支持部と押圧部材の間に配置された状態で、押圧部材が第1方向において少なくとも1つの支持部に向かう押圧方向に移動され、第1側壁に当接して第1側壁を少なくとも1つの支持部に押し付けて固定するように構成されている。
【0008】
本態様の位置決め装置の固定機構では、第1方向に直線状に移動可能な押圧部材が、本体の少なくとも1つの支持部に長尺定規の第1側壁を押し付け、少なくとも1つの支持部と共に第1側壁を挟み込んで固定するように構成されている。よって、回動式のラッチを採用する公知の固定機構のように、位置決め装置が長尺定規に対して回動するのを防止するための構成が不要である。このため、回動式のラッチを採用する場合に比べ、固定機構、ひいては位置決め装置を小型化することが可能となる。
【0009】
なお、本態様の位置決め装置は、長尺定規に選択的に取り付けられて使用されるいかなる種類の位置決め装置であってもよい。例えば、本態様の位置決め装置は、加工材の端面に対して長尺定規の一端を平行に位置合わせするための装置(いわゆるパラレルガイド)、加工材の端面に対して長尺定規の一端を直角に位置合わせするための装置(いわゆるスクエアガイド)、加工材の端面に対して長尺定規の一端を所望の角度に位置合わせするための装置(いわゆるアングルガイド)として具現化されうる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
長尺定規に取り付けられた2つのパラレルガイドの斜視図であって、操作部材がロック位置にある状態を示す。
長尺定規に取り付けられた2つのパラレルガイドの上面図であって、操作部材がロック位置にある状態を示す。
図2のIII-III線における断面図である。
図2の部分拡大図である。
図3の部分拡大図である。
長尺定規に取り付けられたパラレルガイドの底面図であって、操作部材がロック位置にある状態を示す。
固定部の底面図である。
固定部の斜視図である。
図7のIX-IX線における断面図である。
第1当接部の歯と第2当接部の歯を説明するための図7の部分拡大図である。
押圧部材と操作部材の分解斜視図である。
押圧部材と操作部材の別の分解斜視図である。
長尺定規とパラレルガイドの底面図であって、操作部材がアンロック位置にある状態を示す。
図5に対応する断面図であって、操作部材がアンロック位置にある状態を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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