TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024120795
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023027855
出願日
2023-02-25
発明の名称
クリーニング装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/16 20060101AFI20240829BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ブラシローラに残存したトナーがクリーニング装置の外部へ流出することを抑制する。
【解決手段】クリーニング装置50は、ブラシローラ54と、筐体53と、を有し、筐体53は、ブラシローラ54に接触するように設けられた飛散防止部58と、ブラシローラ54の回転方向において飛散防止部58とブラシローラ54との接触部よりも下流側かつブラシローラ54と像担持体31との接触部よりも上流側に設けられた遮蔽部59と、飛散防止部58を通過したブラシローラ54から離脱したトナーを受容する受容部62と、を有し、遮蔽部59は、少なくともブラシローラ54の飛散防止部接線L1と交差する位置P3からブラシローラ54の回転中心Xに最も近い第2位置P2まで連続して設けられ、上記回転中心Xから上記第2位置P2までの距離は、上記回転中心Xから飛散防止部58の上記回転中心Xに最も近い第1位置P1までの距離よりも大きく、受容部62は、上記第1位置P1よりも下方に設けられている構成とされる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
トナー像を担持する像担持体に接触し、回転しながら前記像担持体上のトナーを電気的に引き付けて回収するブラシローラと、
前記ブラシローラを支持し、前記像担持体上から回収されたトナーを収容する収容部を形成する筐体と、を有し、
前記筐体は、前記ブラシローラに接触するように前記ブラシローラの回転軸線方向に沿って設けられた飛散防止部と、前記ブラシローラの回転方向において前記飛散防止部と前記ブラシローラとの接触部よりも下流側かつ前記ブラシローラと前記像担持体との接触部よりも上流側に前記ブラシローラの回転軸線方向に沿って設けられた遮蔽部と、前記ブラシローラが前記飛散防止部と前記ブラシローラとの接触部を通過することで前記ブラシローラから離脱したトナーを受容する受容部と、を有し、
前記ブラシローラの回転軸線方向と略直交する断面において、前記飛散防止部の前記ブラシローラの回転中心に最も近い位置を第1位置、前記遮蔽部の前記回転中心に最も近い位置を第2位置、前記回転中心と前記第1位置とを通る直線と略直交する前記ブラシローラの外接円の接線を飛散防止部接線としたとき、
前記遮蔽部は、少なくとも前記飛散防止部接線と交差する位置から前記ブラシローラの回転方向において下流側の前記第2位置まで連続して設けられ、
前記回転中心から前記第2位置までの距離は、前記回転中心から前記第1位置までの距離よりも大きく、
前記受容部は、前記第1位置よりも下方に設けられていることを特徴とするクリーニング装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記飛散防止部は、前記ブラシローラに侵入するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項3】
前記遮蔽部は、前記ブラシローラに対して非接触に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項4】
前記ブラシローラの回転軸線方向と略直交する断面において見たときに、前記回転中心と、前記ブラシローラと前記像担持体との接触部の前記像担持体の表面の移動方向における中央と、を通る直線に沿う方向において、前記第2位置は前記第1位置よりも前記像担持体の近くに配置されていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項5】
前記ブラシローラは、前記ブラシローラと前記像担持体との接触部において前記ブラシローラの移動方向と前記像担持体の移動方向とが逆方向となるように回転することを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項6】
前記筐体において、前記ブラシローラを支持する支持部と、前記遮蔽部とは、同一部品に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項7】
前記ブラシローラの回転方向において前記ブラシローラと前記像担持体との接触部よりも下流側かつ前記飛散防止部と前記ブラシローラとの接触部よりも上流側で前記ブラシローラに接触して前記ブラシローラからトナーを回収する回収部材を有し、前記回収部材により前記ブラシローラから回収されたトナーが前記収容部に収容されることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項8】
回転可能な前記回収部材に接触して前記回収部材からトナーを除去する除去部材を有し、前記除去部材により前記回収部材から除去されたトナーが前記収容部に収容されることを特徴とする請求項7に記載のクリーニング装置。
【請求項9】
前記収容部に収容されたトナーを当該クリーニング装置の外部に向けて搬送する搬送部材を有することを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のクリーニング装置と、前記像担持体と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、又はこれらの機能のうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置において用いられるクリーニング装置、及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いた複写機などの画像形成装置では、像担持体上に形成されたトナー像が被転写体に転写される。例えば、像担持体としての感光ドラム上に形成されたトナー像は紙などの記録材上に転写されたり、中間転写ベルト上に転写されたりする。また、例えば、像担持体としての中間転写ベルト上に形成されたトナー像は、紙などの記録材上に転写される。そして、被転写体上に転写されずに像担持体上に残留したトナー(転写残トナー)は、クリーニング装置によって像担持体上から除去されて回収される。
【0003】
このようなクリーニング装置として、静電クリーニング方式のものがある。このクリーニング装置は、外周部に導電性の弾性層を有する回転可能な導電性の弾性ローラを有する。弾性ローラとしては、例えば、弾性層として弾性を有する導電性の繊維で形成されたブラシ部(例えばファーブラシ)を有するブラシローラなどが用いられる。そして、このクリーニング装置は、ブラシローラを像担持体の表面に接触させ、ブラシローラを回転させながら、ブラシローラに所定のバイアスを印加して、電気的にトナーを像担持体からブラシローラへ移動させて、像担持体の表面からトナーを除去する。特に、像担持体が表層にゴム層などの弾性層を有するものである場合や、像担持体の高寿命が求められる場合などに、静電クリーニング方式のクリーニング装置が好ましく用いられる。
【0004】
静電クリーニング方式のクリーニング装置では、像担持体からブラシローラに回収されたトナーは、ブラシローラから離脱させられてクリーニング装置内の収容部に一時的に収容される。ブラシローラからのトナーの離脱は、ブラシローラに接触する掻き取り部材で物理的に掻き取ったり、ブラシローラに接触する金属ローラ(バイアスローラ)などの回収部材にバイアスを印加して電気的に引き付けて移動させたりすることで行われる。ブラシローラに回収されたトナーを飛散させずにクリーニング装置内の所定の領域に収容するために、回収部材にバイアスを印加して電気的にトナーを引き付けて移動させる方法が好ましく用いられる。クリーニング装置内の収容部に収容されたトナーは、搬送スクリューなどの搬送部材によって搬送されてクリーニング装置の外部に排出され、画像形成装置に設けられた搬送経路を通って、画像形成装置に設けられた回収トナー容器に回収される。
【0005】
しかし、ブラシローラは回転しているため、クリーニング装置の内部やクリーニング装置の外部にエアフローが形成される。そのため、クリーニング装置の内部で飛散したトナーがクリーニング装置の外部に飛散し、画像形成装置内をトナーで汚染して、画像不良の原因となる可能性がある。
【0006】
特許文献1では、ファーブラシに対して侵入する飛散防止部をクリーニング装置のクリーニング容器に設け、この飛散防止部によりバイアスローラをクリーニング装置の外部に対して遮蔽する構成が提案されている。この構成によれば、クリーニング装置の内部で飛散したトナーがクリーニング装置の外部へ流出することを抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013―228555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、像担持体上のトナーをブラシローラに回収する際、あるいはブラシローラから回収部材にトナーを移動させる際に、トナーの電荷がゼロ近傍になったり極性が反転したりすることがある。このようなトナーは、回収部材に移動せず、ブラシローラに残存することがある。このブラシローラに残存したトナーは、電気的拘束力が弱く、ブラシローラから離脱しやすい状態となっている。この状態で飛散防止部がブラシローラに対して侵入すると、次のようになる。つまり、ブラシローラのブラシ部(例えばファーブラシ)が、飛散防止部に当接して変形し、飛散防止部を通過した際に弾発的に復元する挙動を示す。このブラシローラのブラシ部の変形が復元する挙動によって、ブラシローラに残存したトナーがブラシ部から弾き出され、クリーニング装置の外部に流出することがある。そして、クリーニング装置の外部に流出したトナーは、エアフローに乗って画像形成装置内を汚染して、画像不良の原因となる可能性がある。
【0009】
したがって、本発明の目的は、ブラシローラに残存したトナーがクリーニング装置の外部へ流出することを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的は本発明に係るクリーニング装置及び画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体に接触し、回転しながら前記像担持体上のトナーを電気的に引き付けて回収するブラシローラと、前記ブラシローラを支持し、前記像担持体上から回収されたトナーを収容する収容部を形成する筐体と、を有し、前記筐体は、前記ブラシローラに接触するように前記ブラシローラの回転軸線方向に沿って設けられた飛散防止部と、前記ブラシローラの回転方向において前記飛散防止部と前記ブラシローラとの接触部よりも下流側かつ前記ブラシローラと前記像担持体との接触部よりも上流側に前記ブラシローラの回転軸線方向に沿って設けられた遮蔽部と、前記ブラシローラが前記飛散防止部と前記ブラシローラとの接触部を通過することで前記ブラシローラから離脱したトナーを受容する受容部と、を有し、前記ブラシローラの回転軸線方向と略直交する断面において、前記飛散防止部の前記ブラシローラの回転中心に最も近い位置を第1位置、前記遮蔽部の前記回転中心に最も近い位置を第2位置、前記回転中心と前記第1位置とを通る直線と略直交する前記ブラシローラの外接円の接線を飛散防止部接線としたとき、前記遮蔽部は、少なくとも前記飛散防止部接線と交差する位置から前記ブラシローラの回転方向において下流側の前記第2位置まで連続して設けられ、前記回転中心から前記第2位置までの距離は、前記回転中心から前記第1位置までの距離よりも大きく、前記受容部は、前記第1位置よりも下方に設けられていることを特徴とするクリーニング装置である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
鏡筒
16日前
キヤノン株式会社
ボトル
16日前
キヤノン株式会社
トナー
19日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
電子機器
16日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
記録装置
3日前
キヤノン株式会社
光学装置
3日前
キヤノン株式会社
電気機器
16日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
発光装置
11日前
キヤノン株式会社
定着装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
測距装置
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
電子機器
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
電子機器
3日前
キヤノン株式会社
記録装置
5日前
キヤノン株式会社
計測装置
24日前
キヤノン株式会社
記録装置
18日前
キヤノン株式会社
記録装置
18日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
記録装置
19日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
現像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
現像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
発光装置
3日前
続きを見る
他の特許を見る