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公開番号2024120303
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027007
出願日2023-02-24
発明の名称コネクタ装置
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240829BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハウジングに弾性シール部材を容易に組み付けることができ、且つハウジングの構造が複雑になるのを回避可能なコネクタ装置を提供する。
【解決手段】コネクタ装置10は、ハウジング30と、ハウジング30を保持する筐体20と、ハウジング30に装着される弾性シール部材60と、を備える。ハウジング30は、外周面に、弾性シール部材60を受ける保持溝37を有している。筐体20は、保持溝37と対応する位置においてハウジング30を挟み込んだ状態で合体される第1筐体20Aおよび第2筐体20Bを有している。弾性シール部材60は、保持溝37に配置された状態でハウジング30を全周に亘って囲む環状をなし、第1筐体20Aと第2筐体20Bとの間に配置される。さらに充填シール部80が第1筐体20Aと第2筐体20Bとの間に形成され得る隙間を埋めるように設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、前記ハウジングを保持する筐体と、前記ハウジングに装着される弾性シール部材と、を備え、
前記ハウジングは、外周面に、前記弾性シール部材を受ける保持溝を有し、
前記筐体は、前記保持溝と対応する位置において前記ハウジングを挟み込んだ状態で合体される第1筐体および第2筐体を有し、
前記弾性シール部材は、前記保持溝に配置された状態で前記ハウジングを全周に亘って囲む環状をなし、前記第1筐体と前記第2筐体との間に配置され、
前記第1筐体と前記第2筐体との間に形成され得る隙間を埋めるように設けられる充填シール部をさらに備える、コネクタ装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、前記充填シール部に非接触な状態となるように配置されている、請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項3】
前記弾性シール部材は、前記筐体に接する弾性接触部位を有し、前記充填シール部は、前記弾性シール部材とは別の部位で前記筐体に接する充填接触部位を有している、請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項4】
前記弾性シール部材は、外周面に、周方向に延び、前記周方向と交差するシール幅方向に間隔を置いて配置される複数のリップを有しており、
前記充填シール部は、前記複数のリップの間に形成された空間の少なくとも一部を埋めている、請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項5】
前記弾性シール部材と前記ハウジングのうち、一方は、前記弾性シール部材の周方向と交差するシール幅方向に突出する突部を有し、他方は、前記シール幅方向に凹んで前記突部を嵌合状態で受ける凹部を有している、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、コネクタ装置として、コネクタシール構造を例示している。コネクタシール構造は、ハウジングと、ハウジングが取り付けられるケースと、を備えている。ケースは、ハウジングを受ける切欠を有している。ハウジングが切欠に配置された状態で、ケースにはカバーが装着される。ハウジングは、ケースとカバーとの間に挟み込まれて保持される。
【0003】
ハウジングは、外周面に、保持溝を有している。ハウジングの保持溝には、弾性シール部材が装着される。弾性シール部材は、ケースの切欠に密着する。弾性シール部材は、U字状をなしている。ハウジングは、弾性シール部材を係止する端部係止部を有している。ハウジングとカバーとの間には、充填シールが充填されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-53253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の場合、弾性シール部材がU字状をなすため、ハウジングには端部係止部のような弾性シール部材を抜け止め状態に係止する係止構造を設ける必要があった。このため、ハウジングの構造が複雑になるという問題があった。また、弾性シール部材がU字状であると、ハウジングに弾性シール部材を容易に組み付けることができないという問題もあった。
【0006】
そこで、本開示は、ハウジングに弾性シール部材を容易に組み付けることができ、且つハウジングの構造が複雑になるのを回避可能なコネクタ装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコネクタ装置は、ハウジングと、前記ハウジングを保持する筐体と、前記ハウジングに装着される弾性シール部材と、を備え、前記ハウジングは、外周面に、前記弾性シール部材を受ける保持溝を有し、前記筐体は、前記保持溝と対応する位置において前記ハウジングを挟み込んだ状態で合体される第1筐体および第2筐体を有し、前記弾性シール部材は、前記保持溝に配置された状態で前記ハウジングを全周に亘って囲む環状をなし、前記第1筐体と前記第2筐体との間に配置され、前記第1筐体と前記第2筐体との間に形成され得る隙間を埋めるように設けられる充填シール部をさらに備える、コネクタ装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ハウジングに弾性シール部材を容易に組み付けることができ、且つハウジングの構造が複雑になるのを回避可能なコネクタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施形態1において、コネクタ装置の正面図である。
図2は、第1筐体にコネクタを組み付けるときの状態を斜め上前方から見た斜視図である。
図3は、第1筐体にコネクタを組み付け、第1筐体の側壁の上端面に充填シール部が塗布された状態を斜め上後方から見た斜視図である。
図4は、第1筐体に第2筐体を組み付けるときの状態を斜め上前方から見た斜視図である。
図5は、各突部が各凹部に嵌合された位置で切断したコネクタ装置の横断面図である。
図6は、ハウジングを斜め上前方から見た斜視図である。
図7は、弾性シール部材を斜め上後方から見た斜視図である。
図8は、本開示の実施形態2において、充填シール部が各リップ間に配置された状態を拡大して示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタ装置は、
(1)ハウジングと、前記ハウジングを保持する筐体と、前記ハウジングに装着される弾性シール部材と、を備え、前記ハウジングは、外周面に、前記弾性シール部材を受ける保持溝を有し、前記筐体は、前記保持溝と対応する位置において前記ハウジングを挟み込んだ状態で合体される第1筐体および第2筐体を有し、前記弾性シール部材は、前記保持溝に配置された状態で前記ハウジングを全周に亘って囲む環状をなし、前記第1筐体と前記第2筐体との間に配置され、前記第1筐体と前記第2筐体との間に形成され得る隙間を埋めるように設けられる充填シール部をさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)

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