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公開番号
2024120119
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-04
出願番号
2021111927
出願日
2021-07-06
発明の名称
自在継手部品の製造方法
出願人
日本製鋼所M&E株式会社
,
株式会社ナジコ
代理人
個人
主分類
F16D
3/40 20060101AFI20240828BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】十字軸の転動部等の自在継手部品の転動疲労寿命の延長を図る。
【解決手段】質量百分率で、C:0.10~0.30%未満、Si:0.05~0.30%未満、Mn:0.20~1.00%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Cr:1.50~2.00%、Mo:0.10~0.50%、Ni:2.50~4.00%、Al:0.01~0.03%、N:0.005~0.015%を有するNiCrMo鋼に対して熱間鍛造、焼準し、焼戻し後、800~930℃×1~100時間のγ化加熱処理を少なくとも1回行うことにより、JIS G0551に準拠した旧オーステナイト結晶粒度を7以上11以下とする自在継手部品の製造方法。前記熱間鍛造を行う前のNiCrMo鋼は、質量百分率で、Mo:0.10~0.30%未満を含有してもよい。前記自在継手部品は、自在継手を構成する十字軸の転動部を有する部品とすることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
質量百分率で、C:0.10~0.30%未満、Si:0.05~0.30%未満、Mn:0.20~1.00%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Cr:1.50~2.00%、Mo:0.10~0.50%、Ni:2.50~4.00%、Al:0.01~0.03%、N:0.005~0.015%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる組成を有するNiCrMo鋼に対して熱間鍛造、焼準し、焼戻し後、800~930℃×1~100時間のγ化加熱処理を少なくとも1回行うことにより、JIS G0551に準拠した旧オーステナイト結晶粒度を7以上11以下とすることを特徴とする自在継手部品の製造方法。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記熱間鍛造を行う前のNiCrMo鋼は、質量百分率で、Mo:0.10~0.30%未満を含有することを特徴とする請求項1に記載の自在継手部品の製造方法。
【請求項3】
前記熱間鍛造を行う前のNiCrMo鋼は、さらに質量百分率で、V:0.10%未満を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の自在継手部品の製造方法。
【請求項4】
前記熱間鍛造を行う前のNiCrMo鋼は、さらに質量百分率で、Nb:0.10%未満を含有することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の自在継手部品の製造方法。
【請求項5】
前記自在継手部品は、自在継手を構成する十字軸の転動部を有する部品であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自在継手部品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自在継手の構成部品の製造方法に係り、特に自在継手部品の転動疲労寿命の延長を図る技術に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
自在継手は、軸芯の異なる駆動軸と従動軸とを連結するためにいられ、例えば、図1及び図2に示すように、十字軸2と、十字軸2の各軸に設けられる軸受3と、十字軸2及び軸受3を介して互いに回動自在に結合される一対のヨーク4、5と、各々の軸受を覆うベアリングキャップ6とを2組ずつ備え、これらをチューブ8で連結して構成される。一対のヨーク4、5の各々とベアリングキャップ6とはボルト7で締結される(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-038600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図3に示すように、特に製鉄所等で使用される大型の自在継手1では、軸受3のコロ軸3aに当接する十字軸2の転動部2a等に大きな応力が加わり、長期間使用することが困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされたものであって、十字軸の転動部等の自在継手部品の転動疲労寿命の延長を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る自在継手部品の製造方法は、質量百分率で、C:0.10~0.30%未満、Si:0.05~0.30%未満、Mn:0.20~1.00%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Cr:1.50~2.00%、Mo:0.10~0.50%、Ni:2.50~4.00%、Al:0.01~0.03%、N:0.005~0.015%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる組成を有するNiCrMo鋼に対して熱間鍛造、焼準し、焼戻し後、800~930℃×1~100時間のγ化加熱処理を少なくとも1回行うことにより、JIS G0551に準拠した旧オーステナイト結晶粒度を7以上11以下とすることを特徴とする。本発明によれば、従来品に比較して転動疲労寿命を略々2倍とすることができる。
【0007】
前記熱間鍛造を行う前のNiCrMo鋼は、質量百分率で、Mo:0.10~0.30%未満を含有してもよい。
【0008】
また、前記熱間鍛造を行う前のNiCrMo鋼は、さらに質量百分率で、V:0.10%未満を含有してもよい。
【0009】
さらに、前記熱間鍛造を行う前のNiCrMo鋼は、さらに質量百分率で、Nb:0.10%未満を含有してもよい。
【0010】
上記自在継手部品の製造方法は、自在継手を構成する十字軸の転動部を有する部品に適用することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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