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公開番号2024117095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023022975
出願日2023-02-17
発明の名称車両用制御システム
出願人日立Astemo株式会社,スズキ株式会社
代理人個人
主分類B62K 25/00 20060101AFI20240822BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】 減衰力及び車高の少なくとも一方の設定の変更をユーザが直感し易い車両用制御システムを提供する。
【解決手段】 車両用制御システムは、車両1の振動を減衰する減衰装置21と、減衰装置21の減衰力及び車両1の高さの少なくとも一方の設定をユーザからの選択を表すユーザ選択信号で変更可能な設定変更部40と、設定変更部40からのユーザ選択信号に応じて設定が変更されたことを、音、振動、および、車両1の外観からなる群より選択される少なくとも一以上を用いて報知する報知部100と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の振動を減衰する減衰装置と、
前記減衰装置の減衰力及び前記車両の高さの少なくとも一方の設定をユーザからの選択を表すユーザ選択信号で変更可能な設定変更部と、
前記設定変更部からの前記ユーザ選択信号に応じて前記設定が変更されたことを、音、振動、および、前記車両の外観からなる群より選択される少なくとも一以上を用いて報知する報知部と、
を備える、車両用制御システム。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記減衰装置に備えられる弾性体に予め付与する負荷を調整可能な調整部を備え、
前記設定変更部は、前記少なくとも一方の前記設定及び前記負荷の設定を変更可能であり、
前記報知部は、前記少なくとも一方の前記設定及び前記負荷の前記設定が変更されたことを、前記音、前記振動、および、前記外観からなる前記群より選択される前記少なくとも一以上を用いて報知する、請求項1に記載の車両用制御システム。
【請求項3】
前記設定変更部は、前記設定を変更するときに、前記減衰装置の内部又は外部に備えられる部材を振動させる、請求項1に記載の車両用制御システム。
【請求項4】
前記設定変更部と通信可能な機器が、前記報知部に含まれる、請求項1に記載の車両用制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両(典型的には、例えば自動二輪車等の鞍乗り型車両)用制御システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、自動二輪車に適用する電子可変サスペンションシステムが開示され、その電子可変サスペンションシステムは、複数のセンサ、サスペンションユニット、アクチュエータユニット及び制御ユニットを備える。特許文献1において、複数のセンサは、自動二輪車の前側及び後側の一方又は両方に配設され、加速度、変位又は周波数を検出して複数のセンサ信号を生成する。サスペンションユニットは、自動二輪車に配設された前サスペンション装置及び後サスペンション装置を含む。アクチュエータユニットは、前サスペンション装置及び後サスペンション装置にそれぞれ接続された前アクチュエータ装置及び後アクチュエータ装置を含む。
【0003】
特許文献1において、制御ユニットは、複数のセンサ及びアクチュエータユニットと電気的に接続され、複数のセンサ信号に基づいて少なくとも1つの制御信号を生成する。アクチュエータユニットは、少なくとも1つの制御信号に基づいて前サスペンション装置及び後サスペンション装置の一方又は両方のダンピング値及びプリロード値の一方又は両方を変化させる。
【0004】
上記制御ユニットは、少なくとも1つの第1の制御信号を生成して後アクチュエータ装置へ送信し、後アクチュエータ装置は、少なくとも1つの第1の制御信号に基づいて後サスペンション装置のダンピング値及びプリロード値を変化させた後、制御ユニットは、複数のセンサ信号に基づき、少なくとも1つの第2の制御信号を生成して前アクチュエータ装置へ送信し、前サスペンション装置のダンピング値及びプリロード値の一方又は両方を変化させる。
【0005】
特許文献1において、自動二輪車の運動性能を高める電子可変サスペンションシステムが提供され、その電子可変サスペンションシステムは、運転の必要に応じてサスペンションシステムのパラメータを調整することができる。
【0006】
なお、特許文献1の実施例において、制御ユニットは、モード選択信号を受信すると、少なくとも1つの制御信号を生成してアクチュエータユニットへ送信し、前サスペンション装置及び後サスペンション装置の一方又は両方のダンピング値及びプリロード値の一方又は両方を変化させる。特許文献1の他の実施例において、モード選択信号は、運動モード、快適モード、スマートモード、オンロードモード、オフロードモードの何れか1種類のモード信号を表す。例えば、モード選択信号が表すモードは、対応するようにセンサが生成したセンサ信号の数値条件(例えば、閾値、比値閾値などの関数)を利用して制御信号を生成し、前サスペンション装置及び後サスペンション装置の一方又は両方のダンピング値及びプリロード値の一方又は両方を変化させる。また、条件を満たさない場合は、ダンピング値及びプリロード値の一方又は両方は変化させない。
【0007】
例えば特許文献2には、車両用クッションユニット(サスペンションユニット)が開示され、その車両用クッションユニットは、コイルスプリングとダンパとを備える。特許文献2において、その車両用クッションユニットは、コイルスプリングの初期荷重を設定する初期荷重設定手段と、初期荷重設定手段の設定したコイルスプリングの初期荷重(プリロード値)を感知し、その初期荷重に応じてダンパの減衰力(ダンピング値)を変化させる減衰力調整手段と、をさらに備える。
【0008】
特許文献2において、初期荷重設定手段は、制御系(制御ユニット)を含み、初期荷重設定手段(制御ユニット)は、モータ、油圧ジャッキ、作動部材、調圧用受座等(アクチュエータユニット)を介して、コイルスプリングの初期荷重を変更することができる。
【0009】
特許文献2において、常に車両に最適な作動特性を得ることのできる車両用クッションユニットが提供される。上記構成によれば、コイルスプリングの初期荷重を変更すると、この初期荷重に対応してダンパの減衰力が変化する。
【0010】
なお、特許文献2の実施例において、車両用クッションユニットは、車高調整手段を介して車両に取り付けることができる。特許文献2は、車高調整手段を車両用クッションユニットに適用する場合、その実施例において、クッションユニットの本体側取付端部に配設していることを開示し、また、特許文献2は、クッションユニットの作動ロッド側取付端部のみに車高調整手段を適用してもよいし、クッションユニットの本体側取付端部及び作動ロッド側取付端部に車高調整手段を適用しても構わないことも開示する。
(【0011】以降は省略されています)

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