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公開番号2024108424
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023012779
出願日2023-01-31
発明の名称アシスト自転車
出願人株式会社宝島社
代理人個人
主分類B62K 15/00 20060101AFI20240805BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【目的】折り畳み状態が極めてコンパクトで、安定した状態で運転することができ、折り畳み作業を簡単にできるアシスト自転車である。
【構成】中央斜め支柱3と、中央斜め支柱3と枢支連結部Jsと脱着連結部Jtとで連結された前支柱Aと、中央斜め支柱3と前支柱支持具2との脱着連結部Jtの連結及び切り離しを行う脱着操作レバー25と、前支柱Aの前軸部1に装着されると共に小型前輪71が軸支されたハンドル8と、小型後輪72が軸支されたリアフォーク34と、中央斜め支柱3の中間箇所に起立状態と倒れ状態の位置にて固定状態とされるサドル91を有する後支柱Bとが備えられる。折り畳み動作時には、中央斜め支柱3に対して前方側に倒れ状態に固定された後支柱Bが上方に持ち上げられることにより、中央斜め支柱3と後支柱BとはV字状の折り畳み状態となり、中央斜め支柱3と前支柱Aとは逆V字状に折り曲げられて折り畳み状態となること。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
アシスト電動機が内装された中央斜め支柱と、前軸部と該前軸部を支持する前支柱支持具とを有すると共に前記中央斜め支柱と枢支連結部と脱着連結部とで連結された前支柱と、前記中央斜め支柱と前記前支柱支持具との前記脱着連結部の連結及び切り離しを行う脱着操作レバーと、前記前支柱の前記前軸部に装着されると共に小型前輪が軸支されたフロントフォークを有するハンドルと、前記中央斜め支柱の下端に固着され小型後輪が軸支されたリアフォークと、前記中央斜め支柱の中間箇所に起立状態と倒れ状態の位置にて固定状態とされるサドルを有する後支柱とが備えられ、折り畳み動作時には、前記中央斜め支柱に対して前方側に倒れ状態に固定された前記後支柱が上方に持ち上げられることにより、前記中央斜め支柱と前記後支柱とはV字状の折り畳み状態となり、前記中央斜め支柱と前記前支柱とは逆V字状に折り曲げられて折り畳み状態となることを特徴とするアシスト自転車。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載のアシスト自転車において、前記中央斜め支柱と前記前支柱の折り畳み状態において前記脱着操作レバーの自由端が前記中央斜め支柱の前端には係止する構成としてなることを特徴とするアシスト自転車。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のアシスト自転車において、前記脱着操作レバーには、前記中央斜め支柱の前端と係止する係止突起部が設けられてなることを特徴とするアシスト自転車。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のアシスト自転車において、前記後支柱の下端には回動軸部が設けられ該回動軸部には二つの嵌合凹部を有する位置決めカムが設けられ、前記回動軸部は前記中央斜め支柱に回動自在となるように軸支されると共に、前記中央斜め支柱には前記位置決めカムの前記嵌合凹部に嵌合する嵌合突起を有する位置決めレバーが設けられ、該位置決めレバーにより、前記後支柱が揺動且つ固定してなることを特徴とするアシスト自転車。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のアシスト自転車において、前記挟持本体部の内周側には合成樹脂製で軸方向に沿って直線状の分離した空隙部を有するカラー部材が内装され、該カラー部材に前記前支柱の前記前軸部が挿入されてなることを特徴とするアシスト自転車。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のアシスト自転車において、前記前支柱の前軸部には、軸方向に沿ってガイド溝が形成され、前記前支柱支持具には、前記ガイド溝に挿入するガイドピンが設けられてなることを特徴とするアシスト自転車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、折り畳み状態が極めてコンパクトであり、且つ安定した状態で運転することができ、折り畳み作業を簡単にすることができる電動によるアシスト自転車に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、折り畳みができる自転車は種々存在する。その多くのものとして、前後方向の中間箇所に枢支部が存在し、該枢支部を介して水平方向に折り曲げするタイプが多い。その代表的なものとして特許文献1を上げた。また、前後方向の中間箇所に折り曲げ部が存在し、該折り曲げ部を介して垂直面上で折り曲げるタイプも存在する。その代表的なものとして特許文献2を上げた。特許文献1及び特許文献2を含めて、従来の折り畳みタイプは、折り畳み作業が面倒で、且つ折り畳み状態も不安定なものが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-123913号公報
特開2016-159720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
まず、特許文献1に示すような折り畳み形式のものは、その構造を単純にすることができるものが多い。しかし、折り畳み状態としてもその体積は大きく、収納場所が大きくなる欠点があった。また、特許文献2に示すような折り畳み形式のものは、その折り畳み状態の体積を小さくすることができるが、折り畳み構造が複雑となり、折り畳み作業が面倒なものとなる。本発明の目的は、迅速な折り畳みが可能で、折り畳み状態をコンパクトな状態とし、収納場所を小さくして、省スペース化を実現できる電動によるアシスト自転車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、アシスト電動機が内装された中央斜め支柱と、前軸部と該前軸部を支持する前支柱支持具とを有すると共に前記中央斜め支柱と枢支連結部と脱着連結部とで連結された前支柱と、前記中央斜め支柱と前記前支柱支持具との前記脱着連結部の連結及び切り離しを行う脱着操作レバーと、前記前支柱の前記前軸部に装着されると共に小型前輪が軸支されたフロントフォークを有するハンドルと、前記中央斜め支柱の下端に固着され小型後輪が軸支されたリアフォークと、前記中央斜め支柱の中間箇所に起立状態と倒れ状態の位置にて固定状態とされるサドルを有する後支柱とが備えられ、折り畳み動作時には、前記中央斜め支柱に対して前方側に倒れ状態に固定された前記後支柱が上方に持ち上げられることにより、前記中央斜め支柱と前記後支柱とはV字状の折り畳み状態となり、前記中央斜め支柱と前記前支柱とは逆V字状に折り曲げられて折り畳み状態となることを特徴とするアシスト自転車としたことにより、上記課題を解決した。
【0006】
請求項2の発明を、請求項1に記載のアシスト自転車において、前記中央斜め支柱と前記前支柱の折り畳み状態において前記脱着操作レバーの自由端が前記中央斜め支柱の前端には係止する構成としてなることを特徴とするアシスト自転車としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1又は2に記載のアシスト自転車において、前記脱着操作レバーには、前記中央斜め支柱の前端と係止する係止突起部が設けられてなることを特徴とするアシスト自転車としたことにより、上記課題を解決した。
【0007】
請求項4の発明を、請求項1又は2に記載のアシスト自転車において、前記後支柱の下端には回動軸部が設けられ該回動軸部には二つの嵌合凹部を有する位置決めカムが設けられ、前記回動軸部は前記中央斜め支柱に回動自在となるように軸支されると共に、前記中央斜め支柱には前記位置決めカムの前記嵌合凹部に嵌合する嵌合突起を有する位置決めレバーが設けられ、該位置決めレバーにより、前記後支柱が揺動且つ固定してなることを特徴とするアシスト自転車としたことにより、上記課題を解決した。
【0008】
請求項5の発明を、請求項1又は2に記載のアシスト自転車において、前記挟持本体部の内周側には合成樹脂製で軸方向に沿って直線状の分離した空隙部を有するカラー部材が内装され、該カラー部材に前記前支柱の前記前軸部が挿入されてなることを特徴とするアシスト自転車。請求項6の発明を、請求項1又は2に記載のアシスト自転車において、前記前支柱の前軸部には、軸方向に沿ってガイド溝が形成され、前記前支柱支持具には、前記ガイド溝に挿入するガイドピンが設けられてなることを特徴とするアシスト自転車としたことにより上記課題を解決した。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明では、前記 中央斜め支柱の中間箇所には、アシスト用のアシスト電動機が備えられたことにより、自転車を安定した走行ができ、コンパクトにまとめることができる。そして、折り畳み時には、前記中央斜め支柱と前記前支柱とで逆V字状にすることで、小型前輪と小型後輪とを中央斜め支柱の下方に位置させ、収納状態を安定させることができる。また、中央斜め支柱と後支柱とでV字状に折り曲げることで、より一層コンパクトな外形とし、収納に好適となる。
【0010】
また、前軸部と該前軸部を支持する前支柱支持具とを有すると共に前記中央斜め支柱と枢支連結部と脱着連結部とで連結された前支柱と、前記中央斜め支柱と前記前支柱支持具との前記脱着連結部の連結及び切り離しを行う脱着操作レバーとを備えた構成によって、脱着操作レバーの操作によって、脱着連結部の切り離しを行うことで、前支柱と中央斜め支柱は枢支連結部のみの連結となり、枢支連結部を折曲中心として、前支柱と中央斜め支柱とを極めて円滑に折り曲げることができる。このように脱着操作レバーの操作でアシスト自転車の折り畳みを安全且つ簡単にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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