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公開番号2024112006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-20
出願番号2023016806
出願日2023-02-07
発明の名称レンズ鏡筒
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20240813BHJP(光学)
要約【課題】ガタつきを防止しつつ高い光学性能を維持した小型化が可能なレンズ枠保持構造を提供する。
【解決手段】ベース鏡筒と、レンズを保持するレンズ枠と、ベース鏡筒とレンズ枠を保持する複数の保持部材と、ベース鏡筒またはレンズ枠には、保持部材が係合する係合溝が設けられ、保持部材が係合溝に係合することによって、ベース鏡筒とレンズ枠を所定の位置で保持するレンズ鏡筒において、ベース鏡筒またはレンズ枠の一方に固定され、レンズを透過する光線が通過する開口を有する板バネを有し、板バネには、接触部が設けられ、ベース鏡筒またはレンズ枠の他方には接触部と当接する当接部が設けられ、接触部が当接部を押圧することによって、ベース鏡筒に対してレンズ枠にレンズの光軸に沿った方向と光軸周りの方向である周方向の付勢力を与えることを特徴とする。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
ベース鏡筒と、
レンズを保持するレンズ枠と、
前記ベース鏡筒と前記レンズ枠を保持する複数の保持部材と、
前記ベース鏡筒または前記レンズ枠には、前記保持部材が係合する係合溝が設けられ、
前記保持部材が前記係合溝に係合することによって、前記ベース鏡筒と前記レンズ枠を所定の位置で保持するレンズ鏡筒において、
前記ベース鏡筒または前記レンズ枠の一方に固定され、前記レンズを透過する光線が通過する開口を有する板バネを有し、
前記板バネには、接触部が設けられ、
前記ベース鏡筒または前記レンズ枠の他方には前記接触部と当接する当接部が設けられ、
前記接触部が前記当接部を押圧することによって、前記ベース鏡筒に対して前記レンズ枠に前記レンズの光軸に沿った方向と光軸周りの回転方向である周方向の付勢力を与えることを特徴とするレンズ鏡筒。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記接触部は、前記板バネに複数設けられ、
前記当接部は、前記接触部と同じ数となるように前記ベース鏡筒または前記レンズ枠に設けられることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項3】
前記接触部と前記当接部は、周方向に120度の間隔でそれぞれ3つ設けられることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項4】
前記レンズ枠と前記ベース鏡筒が保持された際、一組の前記当接部と前記保持部材及び前記係合溝は夫々近傍の位置となるように構成され、前記当接部及び前記係合溝は、周方向で隣り合う前記保持部材の中間より内側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項5】
前記当接部は、前記光軸に対して平行または垂直ではない斜面であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項6】
前記保持部材は、円筒状のカムフォロアであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項7】
前記保持部材は、回転可能に保持された偏芯コロであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項8】
前記偏芯コロは、前記偏芯コロの回転中心軸と前記係合溝に接触する前記偏芯コロの外径部の中心軸が一致しない構成であり、前記偏芯コロを回転させることによって、前記ベース鏡筒に対する前記レンズ枠の前記光軸を偏芯または傾き調整可能なことを特徴とする請求項7に記載のレンズ鏡筒。
【請求項9】
前記ベース鏡筒には、前記光軸と垂直な平面である案内面を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項10】
前記レンズ枠には、前記案内面と係合する摺動部が設けられ、
前記摺動部が前記案内面上を摺接することによって、前記ベース鏡筒に対して前記レンズ枠を前記光軸と垂直な平面内で移動可能に保持することを特徴とする請求項9に記載のレンズ鏡筒。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ鏡筒に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルカメラ、ビデオカメラ及び交換レンズ等の光学機器は、高画質化、高性能化を実現するために、レンズを保持したレンズ枠を、他の撮影レンズの光軸に対して平行偏芯、あるいは傾き調整を行う撮影装置の構造が知られている。
【0003】
特許文献1には、3箇所の偏芯コロ一つ一つにコイルバネを使って、光軸方向及び光軸周りの回転方向のガタ取りをしている構成が開示されている。特許文献2では、一つのリング状の板バネを使用して、固定部と調整される鏡筒を光軸方向に付勢し、固定部と鏡筒のガタつきを防止する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-117037号公報
特開2008-225262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年は、撮影装置の小型化の要求は高く、そのためにはレンズ鏡筒の小型化が求められている。特許文献1の従来技術では、3箇所の偏芯コロ一つ一つにコイルバネを使って、光軸方向及び光軸周りの回転方向(周方向)のガタ取りをしているため、コイルバネを配置するスペースが必要になり、レンズ鏡筒全体が大型化する課題がある。特許文献2の従来技術では、一つのリング状の板バネを使用して、省スペースで配置が可能だが、光軸方向の付勢のみを行っているため、回転方向のガタ取りを行うことができないという課題がある。
【0006】
そこで本発明は、ガタつきを防止しつつ高い光学性能を維持した小型化可能なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのレンズ鏡筒は、ベース鏡筒と、レンズを保持するレンズ枠と、前記ベース鏡筒と前記レンズ枠を保持する複数の保持部材と、前記ベース鏡筒または前記レンズ枠には、前記保持部材が係合する係合溝が設けられ、前記保持部材が前記係合溝に係合することによって、前記ベース鏡筒と前記レンズ枠を所定の位置で保持するレンズ鏡筒において、前記ベース鏡筒または前記レンズ枠の一方に固定され、前記レンズを透過する光線が通過する開口を有する板バネを有し、前記板バネには、接触部が設けられ、前記ベース鏡筒または前記レンズ枠の他方には前記接触部と当接する当接部が設けられ、前記接触部が前記当接部を押圧することによって、前記ベース鏡筒に対して前記レンズ枠に前記レンズの光軸に沿った方向と前記光軸周りの回転方向である周方向の付勢力を与えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ガタつきを防止しつつ高い光学性能を維持した小型化可能なレンズ鏡筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1に係るズームレンズの断面図である。
実施例1に係る3群レンズユニットの断面図である。
実施例1に係る3群レンズユニットの分解斜視図である。
実施例1に係る偏芯コロを外周側から見た正面図である。
実施例1に係る3群レンズユニットを側面から見た図である。
図5に示すA-Aで切断した断面図である。
図6に示すB-Bで切断した断面図である。
実施例1に係る3Aレンズ枠と板バネの保持構造を示す分解斜視図である。
実施例1に係る3Aレンズ枠に板バネを組込んだ斜視図である。
実施例1に係る板バネの固定部を拡大した要部斜視図である。
図10同様の斜視図であり、板バネを外した図である。
実施例1に係る板バネと振れ補正ユニットの配置を示す斜視図である。
実施例1に係る板バネの当接部を示す要部斜視図である。
図13と同様の斜視図で板バネを外した図である。
図6のC-Cで切断した断面図である。
実施例2に係るレンズユニットの外観図である。
実施例3に係るレンズユニットの外観図である。
図17に示すF-Fで切断した断面図である。
図18に示すG-Gで切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について実施例や図を用いて説明する。尚、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略ないし簡略化する。尚、本実施例では光学機器の一例である交換レンズについて説明するが、他にもレンズ一体型カメラなど、本発明はその要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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