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公開番号
2024110645
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-16
出願番号
2023015348
出願日
2023-02-03
発明の名称
導光フィルム
出願人
帝人株式会社
代理人
個人
主分類
F21V
8/00 20060101AFI20240808BHJP(照明)
要約
【課題】ポリカーボネート樹脂を含む導光性能に優れるフィルムを提供する。
【解決手段】ポリカーボネート樹脂を含み、平均厚みが80μm以下である導光フィルムであって、前記導光フィルムの側部に配置した光源から光を入射し、前記光源から100mmの位置における前記導光フィルムの厚みをT100、正面輝度をL100、前記光源から300mmの位置における厚みをT300、前記光源から200mmの位置における正面輝度をL200としたとき、T100-T300が平均厚みの10%以下であり、かつL200/L100が0.60以上である導光フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリカーボネート樹脂を含み、平均厚みが80μm以下である導光フィルムであって、前記導光フィルムの側部に配置した光源から光を入射し、前記光源から100mmの位置における前記導光フィルムの厚みをT100、正面輝度をL100、前記光源から300mmの位置における厚みをT300、前記光源から200mmの位置における正面輝度をL200としたとき、T100-T300が平均厚みの10%以下であり、かつL200/L100が0.60以上である導光フィルム。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
光源から300mmの位置における正面輝度をL300としたとき、L300/L100が0.34以上である請求項1に記載の導光フィルム。
【請求項3】
面内位相差(Re)が30nm以下であり、厚み方向位相差(Rth)が30nm以下である、請求項1又は2に記載の導光フィルム。
【請求項4】
ポリカーボネート樹脂100重量部に対し、チオエーテル系化合物0.005~0.2重量部含有する請求項1又は2に記載の導光フィルム。
【請求項5】
溶融押出法で製造した請求項1又は2に記載の導光フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリカーボネート樹脂を含む、導光性能に優れる導光フィルムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電子機器等のディスプレイを表示させるための装置として、バックライト、フロントライト等の面光源体がある。これら面光源体の発光方式としては、装置の薄型化、軽量化、省電力化から、導光シート、導光フィルム等などの導光体と称する基材の側部から光を入射するエッジライト方式が広く利用されている。
【0003】
このような面光源体においては導光体の高輝度化が求められ、光線透過率の高いポリメチルメタアクリレート樹脂(PMMA)が最も適した材料として用いられてきた。しかしながら、PMMAは、耐衝撃性、熱安定性などが必ずしも十分でなく、使用環境が制限されるという問題点がある。また光源のLED化に伴い、上記特性に加えて耐熱性も求められはじめた。そのため、耐熱性、耐衝撃性の点で優れるポリカーボネート樹脂の輝度を改良する技術が注目を集めるようになってきた。
【0004】
ポリカーボネート樹脂からなる導光フィルムの輝度を改良した例として、特許文献1,2に記載されているようなある特定の亜リン酸エステル系化合物を添加する手法が知られている。これらによれば、具体的に0.5mm厚のシートを成形し、光線透過率や黄変度を改良させることに成功している。
【0005】
一方でエッジライト方式での光源体では光源から遠くなるに従って暗くなってしまう問題があり、光源からの輝度低下が小さい特性すなわち導光性も求められている。この問題を改良した例として、特許文献3では、フィルムに厚み勾配をつける手法が提案されている。一方で厚みがほぼ一定のフィルムにおける輝度低下を改良した例はみられない。
また、100μm以下という極めて厚みが薄い導光体に関する検討例は知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016―216617号公報
特開2017-203124号公報
特許第6591207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、厚みが極めて薄く、導光性能に優れる、導光フィルムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、ポリカーボネート樹脂から主としてなり、厚みの均一性に優れ、平均厚みが80μm以下のフィルムが輝度低下が少なく導光性能に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明によれば、発明の課題は、下記により達成される。
【0009】
〔1〕ポリカーボネート樹脂を含み、平均厚みが80μm以下である導光フィルムであって、前記導光フィルムの側部に配置した光源から光を入射し、前記光源から100mmの位置における前記導光フィルムの厚みをT100、正面輝度をL100、前記光源から300mmの位置における厚みをT300、前記光源から200mmの位置における正面輝度をL200としたとき、T100-T300が平均厚みの10%以下であり、かつL200/L100が0.60以上である導光フィルム。
〔2〕光源から300mmの位置における正面輝度をL300としたとき、L300/L100が0.34以上である上記〔1〕に記載の導光フィルム。
〔3〕面内位相差(Re)が30nm以下であり、厚み方向位相差(Rth)が30nm以下である、上記〔1〕又は〔2〕に記載の導光フィルム。
〔4〕ポリカーボネート樹脂100重量部に対し、チオエーテル系化合物0.005~0.2重量部含有する上記〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の導光フィルム。
〔5〕溶融押出法で製造した上記〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の導光フィルム。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、厚みが薄く、平坦性及び表面性が高く、かつ輝度低下が少ない導光性能に優れるフィルムを提供することができる。具体的にはエッジライト方式によって面発光させたとき光源からの距離による輝度低下が小さい導光フィルムが提供される。装置を薄膜化でき、その奏する工業的効果は格別である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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