TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024104737
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2024004247
出願日2024-01-16
発明の名称マンギフェリン含有飲料
出願人大正製薬株式会社
代理人
主分類A23L 2/52 20060101AFI20240729BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】マンギフェリンに由来する濁りが抑制された飲料を提供すること。
【解決手段】
マンギフェリン、及びビタミンB2類を含有することを特徴とする飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
マンギフェリン、及びビタミンB2類を含有することを特徴とする飲料。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
ビタミンB2類がリボフラビン、リボフラビンリン酸エステルナトリウム、及びリボフラビン酪酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の飲料。
【請求項3】
マンギフェリンの濃度が0.01~0.3w/w%である請求項1又は2に記載の飲料。
【請求項4】
ビタミンB2類の濃度が、リボフラビン換算で0.0005~1.0w/w%である請求項1又は2に記載の飲料。
【請求項5】
pHが2.0~5.0である請求項1又は2に記載の飲料。
【請求項6】
マンギフェリン含有飲料にビタミンB2類を含有させて濁りを抑制する、及び/又はマンギフェリンの溶解性を向上させる方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マンギフェリンを含有した飲料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、デカフェ・カフェインレス(ゼロ)市場が拡大している(非特許文献1)。カフェインは、覚醒作用や利尿作用などがあり、人によっては摂取量や体質により睡眠への影響等が広く知られている。これまで、妊娠中や授乳中の女性からの需要が市場の基盤となっていたが、カフェインを摂取する機会を減らして1日の総摂取量をコントロールしたいというニーズや質の良い睡眠をとるために夕方以降はカフェイン量の少ない飲料を飲みたいというニーズなど、新たな需要が広がっている。
【0003】
併せて、カフェイン代替素材の開発が進んでいる。その候補素材の1つとして、マンゴー(Mangifera indica L.)葉抽出物に、カフェイン類似作用が認められ、注目を集めている(非特許文献2)。マンゴー葉抽出物の主成分は、マンギフェリンであり、マンギフェリンには、抗糖尿病や抗がん、抗酸化作用、免疫調節など様々な薬理作用が知られている(非特許文献3)。また、マンギフェリンにはアルコール飲料に含有させることにより、アルコールに起因する苦味や刺激感、酸の渋み低減させることが知られている(特許文献1)。マンギフェリンは難水溶性のため、飲料に含有されると、分散安定性の悪い沈殿物や濁りが生じるといった課題があり、飲料として商品性が損なわれる場合がある。特許文献3に記載のように、一般的に、難水溶性成分の溶媒に対する溶解性が向上すると、濁りが抑制される。
【0004】
通常、植物抽出物を配合した液剤において、沈殿や濁り等を生じることはよくあり、それらを抑制する方法として、界面活性剤を添加する方法が知られている(特許文献2)。しかしながら、界面活性剤の添加は、製造時の泡立ちや、経時的な風味劣化等を生じることが知られているため、界面活性剤の添加以外の方法で沈殿や濁りを抑制する方法が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-036318
特開平8-198762
特開2022-076231
【非特許文献】
【0006】
富士経済「デカフェ・カフェインレス(ゼロ)市場の現状とポテンシャル探索調査2018」
食品と開発,Vol.54,No.2,P.99~105
European Journal of Pharmacology 513(2005)47-55
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
マンギフェリンに由来する濁りが抑制された、または、マンギフェリンの溶解性が向上した飲料を提供すること。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、マンギフェリンを含有する飲料にビタミンB2類を配合すると、マンギフェリンに由来する濁りが抑制されること、さらにはマンギフェリンの溶解性が向上することを見出した。
すなわち、本発明は、
(1)マンギフェリン、及びビタミンB2類を含有することを特徴とする飲料、
(2)ビタミンB2類がリボフラビン、リボフラビンリン酸エステルナトリウム、及びリボフラビン酪酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種である、(1)に記載の飲料、
(3)マンギフェリンの濃度が0.01~0.3w/w%である(1)又は(2)に記載の飲料、
(4)ビタミンB2類の濃度が、リボフラビン換算で0.0005~1.0w/w%である(1)~(3)のいずれかに記載の飲料、
(5)pHが2.0~5.0である(1)~(4)のいずれかに記載の飲料、
(6)マンギフェリン含有飲料にビタミンB2類を含有させて濁りを抑制する、及び/又はマンギフェリンの溶解性を向上させる方法、
である。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、マンギフェリンを含有する飲料のマンギフェリン由来の濁りを抑制及び/又はマンギフェリンの溶解性が向上した飲料を提供することが可能となった。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明におけるマンギフェリンとは、別名1、3、6、7-テトラヒドロキシキサントンC2-β-D-グルコシドで示される化合物であり、抗糖尿病や抗がん、抗酸化作用、免疫調節など、様々な薬理作用が知られている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

大正製薬株式会社
内服液剤
10日前
大正製薬株式会社
マンギフェリン含有飲料
1か月前
大正製薬株式会社
外用組成物
12日前
群馬県
こんにゃく
2か月前
個人
柑橘系炭酸飲料水
12日前
個人
古代食品、醍醐味
1か月前
大正製薬株式会社
飲料
2か月前
個人
海苔簀張設具
2か月前
不二製油株式会社
発酵乳
24日前
不二製油株式会社
加工食品
1か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
17日前
池田食研株式会社
風味改善剤
2か月前
池田食研株式会社
灰汁抑制剤
1か月前
不二製油株式会社
高栄養冷菓
1か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
24日前
エムケー精工株式会社
塗布装置
1か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
2か月前
長谷川香料株式会社
香味改善剤
2か月前
ソマール株式会社
魚肉加工食品
24日前
不二製油株式会社
チーズ様食品
20日前
不二製油株式会社
被覆用油性食品
24日前
不二製油株式会社
油脂の製造方法
25日前
日本メナード化粧品株式会社
飲料
2か月前
SoPros株式会社
血圧改善剤
1か月前
SoPros株式会社
冷え性改善剤
17日前
池田食研株式会社
圧縮成型肉様食品
17日前
日本製紙株式会社
麺類
20日前
アクア株式会社
冷蔵庫
17日前
三井農林株式会社
紅茶葉の製造方法
1か月前
株式会社ノエビア
免疫賦活用組成物
25日前
株式会社イツワ工業
海苔製造機
2か月前
不二製油株式会社
風味油脂の製造方法
1か月前
一丸ファルコス株式会社
経口用組成物
17日前
不二製油株式会社
茹で卵黄様食品素材
1か月前
個人
フィッシュジャーキーの製造方法
1か月前
日本製紙株式会社
畜肉様組成物
24日前
続きを見る