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公開番号2024100475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004498
出願日2023-01-16
発明の名称装飾材
出願人株式会社竹六商店
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B27D 5/00 20060101AFI20240719BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】網代部材を使用した装飾材において、軽量であり、かつ、湾曲した施工面に貼り付けても破損し難いものを得る。
【解決手段】植物を細長く加工して形成された帯部材を編組した網代部材と、前記網代部材の裏面に接着された可撓性を有するシート部材部材とを備え、前記網代部材が、前記帯部材同士が重なる部分を有しており、その帯部材同士が重なる部分を構成する帯部材が互いに非接着とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
植物を細長く加工して形成された帯部材を編組した網代部材と、
前記網代部材の裏面に接着された可撓性を有するシート部材とを備え、
前記網代部材は、前記帯部材同士が重なる部分を有しており、その帯部材同士が重なる部分を構成する帯部材同士が互いに非接着であることを特徴とする装飾材。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
植物を細長く加工して形成された帯部材を編組した網代部材と、
前記網代部材の裏面に接着された可撓性を有するシート部材とを備え、
前記網代部材は、前記帯部材同士が重なる部分を有しており、その帯部材同士が重なる部分を構成する帯部材が互いに接着されており、
前記網代部材と前記シート部材とを撓めた場合に、前記帯部材同士が重なる部分の接着が剥離可能になっていることを特徴とする装飾材。
【請求項3】
前記帯部材同士が重なる部分は、裏側の帯部材と表側の帯部材とを備え、
前記裏側の帯部材は、裏面が前記シート部材に接着されているとともに、表面が前記表側の帯部材に接着されており、
前記裏側の帯部材の前記表側の帯部材との接着力が、前記シート部材との接着力よりも弱くなるように構成されている請求項2記載の装飾材。
【請求項4】
前記裏側の帯部材は、その縁部のみが前記表側の帯部材に接着されている請求項3記載の装飾材。
【請求項5】
前記シート部材が、無機繊維を主原料とするものである請求項1又は2のいずれかに記載の装飾材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装飾材に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
建物の壁や天井などの平らな施工面に貼り付けられる内装材として網代部材と呼ばれるものがある。この網代部材は、植物を細長く加工して形成した帯部材を編組してなるものであり、貼り付け時にばらけ易い。このため、従来は、特許文献1に示すように、予め平らな合板に接着しておき、その合板を貼り付ける施工法が取られている。
【0003】
しかしながら、建築基準の改訂によって、建物に高い耐震性が求められるようになった。このため、前記特許文献1記載の装飾材のように合板を使用したものでは、壁や天井などの重量が増し、耐震性が悪くなる。その結果、壁や天井などの支持構造の剛性を向上せざるを得ず、建築コストが増すという問題がある。
【0004】
また、近年の建物は、デザイン性が高いものが多くなり、湾曲した壁や天井などを用いたものも増えた。ところが、前記特許文献1記載の装飾材は、網代部材が合板に貼り付けられていることから、湾曲した施工面に合わせて無理に撓ませると破損するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-306548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、網代部材を使用した装飾材において、軽量であり、かつ、湾曲した施工面に貼り付けても破損し難いものを得ることを主な課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る装飾材は、植物を細長く加工して形成された帯部材を編組した網代部材と、前記網代部材の裏面に接着された可撓性を有するシート部材とを備え、前記網代部材は、前記帯部材同士が重なる部分を有しており、その帯部材同士が重なる部分を構成する帯部材が互いに非接着であることを特徴とするものである。
【0008】
このような構成によれば、網代部材をシート部材に接着したので、特許文献1記載の装飾材のように合板に接着されているものに比べて軽量になり、建物の耐震性に悪影響を及ぼし難い。また、シート部材が可撓性を有し、かつ、帯部材同士が重なる部分を構成する帯部材を互いに非接着としたので、帯部材同士が重なる部分に隙間が形成され、その隙間が遊びとなって、撓め易くなるとともに、撓めても割れなどの破損が生じ難くなる。
【0009】
また、本発明に係る装飾材は、植物を細長く加工して形成された帯部材を編組した網代部材と、前記網代部材の裏面に接着された可撓性を有するシート部材とを備え、前記網代部材は、前記帯部材同士が互いに重なる部分を有しており、その帯部材同士が重なる部分を構成する帯部材が互いに接着されており、前記網代部材と前記シート部材とを撓めた場合に、前記帯部材同士の接着が剥離可能になっていることを特徴とするものである。
【0010】
このような構成によれば、網代部材をシート部材に接着したので、特許文献1記載の装飾材のように網代部材が合板に接着されているものに比べて軽量になり、建物の耐震性に悪影響を及ぼし難い。また、帯部材同士が重なる部分を構成する帯部材が互いに接着されているので、例えば運搬時に帯部材同士が重なる部分に物が引っ掛かって破損してしまうことを抑制できる。また、従来とおり、平らな面に貼り付けられた場合、帯部材同士が重なる部分の接着が維持され、帯部材同士が重なる部分に物が引っ掛かって破損してしまうことを抑制できる。さらに、撓めることにより、帯部材同士が重なる部分を構成する帯部材の接着が剥離することで、帯部材同士が重なる部分に隙間が形成され、その隙間が遊びとなって、撓め易くなるとともに、撓めても割れなどの破損が生じ難くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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