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公開番号2024093568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210046
出願日2022-12-27
発明の名称焙煎装置
出願人ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類A23N 12/08 20060101AFI20240702BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】ファンからの空気流をスムーズにヒータに流入させることで、信頼性の向上と焙煎度合いを一定に保持することのできる熱風式の焙煎装置を提供すること。
【解決手段】ヒータユニット50は、熱を発生するヒータ部51と、ヒータ部51と対向する位置に形成された空気取入口521を有するヒータ取付板52と、空気取入口521に沿って設けられた壁部80と、を備える。ファン40によって発生した空気流は、壁部80によって空気取入口521に向かうように誘導されて、空気流はスムーズにヒータ部51を通過するようになるので、熱風温度の異常上昇やばらつきが抑えられて、信頼性の向上と焙煎度合いを一定に保持することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
空気流を発生させるファンと、
前記ファンの下流に設けられて空気を加熱するヒータユニットと、
加熱された空気を取り入れて被焙煎物を焙煎する焙煎釜と、を備えた焙煎装置であって、
前記ヒータユニットは、熱を発生するヒータ部と、上面に前記ヒータ部が載置されるとともに前記ヒータ部と対向する位置に形成された空気取入口を有するヒータ取付板と、前記空気取入口に沿って設けられた壁部と、を備える焙煎装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記ヒータ部は、円形もしくは多角形状に配置され、
前記壁部は、前記ヒータ取付板の中心側に設けられる請求項1記載の焙煎装置。
【請求項3】
前記ヒータ取付板の下面には、所定の厚さを有する補助板が重ねられており、
前記補助板の厚さによって前記壁部が形成されている請求項2記載の焙煎装置。
【請求項4】
前記ヒータ取付板と前記補助板とはともに略円形であり、かつ同心円状に配置されている請求項3記載の焙煎装置。
【請求項5】
前記ヒータユニットは、前記ヒータ部の位置を固定する仕切板を備えており、
前記仕切板は凸状の係合片を備え、
前記ヒータ取付板と前記補助板には、前記係合片が係合する係合孔が設けられている請求項4記載の焙煎装置。
【請求項6】
前記ヒータユニットには、温度を検知する検知素子が設けられており、
前記ヒータ取付板または前記補助板の少なくともいずれか一方には、前記ヒータ部および前記検知素子と電気的に接続される複数の端子部が取り付けられ、
前記係合片の少なくとも1つは、前記端子部の間に突出して配置されている請求項5記載の焙煎装置。
【請求項7】
前記補助板には、前記ヒータ取付板を露出させる切欠部が設けられ、
前記切欠部によって形成された凹みには前記端子部が配置されている請求項6記載の焙煎装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱された空気を用いてコーヒー豆等の被焙煎物を焙煎する焙煎装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コーヒーの生豆等の被焙煎物を焙煎する装置として、加熱された空気を用いる熱風式の焙煎装置が知られている。熱風式の焙煎装置は、たとえば特許文献1に示すように、空気流を発生させるファンと、空気を加熱するヒータを備えるヒータアッセンブリと、被焙煎物を焙煎する焙煎室と、を備えて構成されている。
【0003】
上述のように構成される焙煎装置では、ファンの回転によって発生した空気流は、下流のヒータアッセンブリに流入し、ここでヒータからの熱を受けて加熱され熱風となる。熱風はさらに下流の焙煎室内に供給され、焙煎室内の被焙煎物は熱風により加熱されることで焙煎される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2007-514418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ヒータで空気を加熱する機器においては、ヒータを流れる空気流が滞ると、ヒータ周辺の温度が上昇して想定以上の高温状態となるおそれがある。高温状態が続くことは、機器の故障を引き起こす原因となってしまうため、所定以上の温度を検知すると機器を停止するように構成されている。そのため、高温状態を検知した場合には焙煎を完了することができなくなってしまう。
【0006】
また、想定以上の高温状態とならないまでも、ヒータを通過する空気量が一定でないと熱風の温度がばらつき、焙煎度を一定に保つことができなくなる。よって、機器の信頼性や焙煎度合いを一定にするためにも、ファンからの空気流がスムーズにヒータを通過するようにすることが求められる。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、ファンからの空気流をスムーズにヒータに流入させることで、信頼性の向上と焙煎度合いを一定に保持することのできる焙煎装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、空気流を発生させるファンと、
前記ファンの下流に設けられて空気を加熱するヒータユニットと、
加熱された空気を取り入れて被焙煎物を焙煎する焙煎釜と、を備えた焙煎装置であって、
前記ヒータユニットは、熱を発生するヒータ部と、上面に前記ヒータ部が載置されるとともに前記ヒータ部と対向する位置に形成された空気取入口を有するヒータ取付板と、前記空気取入口に沿って設けられた壁部と、を備える焙煎装置である。
【発明の効果】
【0009】
上述のように構成することにより、空気流をヒータユニットに向けてスムーズに流入させることができるため、熱風温度の異常上昇やばらつきを防止して信頼性の向上と焙煎度合いを一定に保持することのできる焙煎装置となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の焙煎装置の断面図である。
本実施形態のヒータユニットの分解構成図である。
本実施形態のヒータ取付板にヒータ部を取り付けた状態を示す図である。
空気取入口に流れる空気流を示す拡大断面図である。
本実施形態のヒータユニットの底面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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