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公開番号2024090998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207243
出願日2022-12-23
発明の名称記録装置、制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 29/13 20060101AFI20240627BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録装置のユーザビリティの一層の向上に有利な技術を提供する。
【解決手段】シートに対して記録を行う記録部と、シートを搬送する搬送機構と、装置本体に対して開閉可能なカバー部と、前記カバー部が開いた開状態と前記カバー部が閉じた閉状態とを検知可能な第1の検知センサと、前記搬送機構によるシートの搬送路においてシートを検知可能な第2の検知センサと、前記記録部によるシートに対する記録および前記搬送機構によるシートの搬送を含む記録動作の制御を行う制御部と、を備える記録装置であって、前記制御部は、前記記録動作の間に前記開状態が前記第1の検知センサにより検知された場合には前記記録動作を中断し、その後、前記閉状態が前記第1の検知センサにより検知された場合にはシートが所定位置まで戻るように前記第2の検知センサに基づいて前記搬送機構を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートに対して記録を行う記録部と、
シートを搬送する搬送機構と、
装置本体に対して開閉可能なカバー部と、
前記カバー部が開いた開状態と前記カバー部が閉じた閉状態とを検知可能な第1の検知センサと、
前記搬送機構によるシートの搬送路においてシートを検知可能な第2の検知センサと、
前記記録部によるシートに対する記録および前記搬送機構によるシートの搬送を含む記録動作の制御を行う制御部と、を備える記録装置であって、
前記制御部は、前記記録動作の間に前記開状態が前記第1の検知センサにより検知された場合には前記記録動作を中断し、その後、前記閉状態が前記第1の検知センサにより検知された場合にはシートが所定位置まで戻るように前記第2の検知センサに基づいて前記搬送機構を制御する
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記搬送機構が搬送するシートはロールシートであり、
前記記録装置は、ロールシートを切断するカッタユニットを更に備える
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記記録部によるシートに対する記録および前記搬送機構による該シートの搬送を含む記録動作を印刷ジョブに基づいて行い、
ある印刷ジョブに基づく記録動作の間に前記開状態が前記第1の検知センサにより所定時間に亘って検知された場合には該印刷ジョブをキャンセルする
ことを特徴とする請求項2記載の記録装置。
【請求項4】
前記カッタユニットにより切断されたシートを排出する排紙口を更に備え、
前記制御部は、印刷ジョブのキャンセルに際して、前記カッタユニットによりロールシートを切断し、それにより残存したロールシートが前記所定位置まで戻り、該切断されたシートが前記排紙口から排出されるように前記搬送機構を制御する
ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。
【請求項5】
印刷ジョブのキャンセルに際してロールシートを切断するか否かを示す設定を受付け可能な操作入力部を更に備え、
ロールシートを切断しない設定の場合には、前記制御部は、印刷ジョブのキャンセルに際して、前記カッタユニットによりロールシートを切断しないで、該ロールシートが前記所定位置まで戻るように前記搬送機構を制御する
ことを特徴とする請求項4記載の記録装置。
【請求項6】
前記制御部は、ある印刷ジョブに基づく記録動作の間に前記カバー部が前記開状態となった後、前記閉状態が前記所定時間の経過前に前記第1の検知センサにより検知された場合には該記録動作が再開されるように前記記録部および前記搬送機構を制御する
ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。
【請求項7】
前記搬送機構は更にカットシートを搬送可能であり、
前記搬送機構によるシートの搬送路は、ロールシートの搬送路と、カットシートの搬送路と、それらが合流する搬送路とを含み、
前記第2の検知センサは、該合流する搬送路に配されている
ことを特徴とする請求項2記載の記録装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記所定位置までシートを戻す際、前記第2の検知センサが該シートを検出しなくなるまで前記搬送機構を駆動する
ことを特徴とする請求項7記載の記録装置。
【請求項9】
前記記録部は、記録ヘッドと、前記記録ヘッドを走査させるキャリッジとを含む
ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項記載の記録装置。
【請求項10】
シートに対して記録を行う記録部と、
シートを搬送する搬送機構と、
装置本体に対して開閉可能なカバー部と、
前記カバー部が開いた開状態と前記カバー部が閉じた閉状態とを検知可能な第1の検知センサと、
前記搬送機構によるシートの搬送路においてシートを検知可能な第2の検知センサと、を備える記録装置の制御方法であって、
前記記録部によるシートに対する記録および前記搬送機構によるシートの搬送を含む記録動作の制御を行うステップと、
前記記録動作の間に前記開状態が前記第1の検知センサにより検知された場合には前記記録動作を中断するステップと、
前記閉状態が前記第1の検知センサにより検知された場合にはシートが所定位置まで戻るように前記第2の検知センサに基づいて前記搬送機構を制御するステップと、
を含む
ことを特徴とする制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に記録装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンタ等に代表される記録装置のなかには、記録実行中に所定のカバーが開けられて該記録が中断された後にカバーが閉じられて該記録が再開される場合に生じうる紙詰まりを防止するための制御を行うものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-123822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばメンテナンス等の理由によりカバーが所定時間に亘って開状態となる場合、上記中断された記録に対応する印刷ジョブはキャンセルされうる。そのような場合、装置内に残存する記録媒体に起因して無用に紙詰まりと判定されてしまうことが考えられ、このことは装置のユーザビリティの低下の原因ともなりうる。
【0005】
本発明は、発明者による上記課題の認識を契機として為されたものであり、記録装置のユーザビリティの一層の向上に有利な技術を提供することを例示的目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの側面は記録装置に係り、前記記録装置は、
シートに対して記録を行う記録部と、
シートを搬送する搬送機構と、
装置本体に対して開閉可能なカバー部と、
前記カバー部が開いた開状態と前記カバー部が閉じた閉状態とを検知可能な第1の検知センサと、
前記搬送機構によるシートの搬送路においてシートを検知可能な第2の検知センサと、
前記記録部によるシートに対する記録および前記搬送機構によるシートの搬送を含む記録動作の制御を行う制御部と、を備える記録装置であって、
前記制御部は、前記記録動作の間に前記開状態が前記第1の検知センサにより検知された場合には前記記録動作を中断し、その後、前記閉状態が前記第1の検知センサにより検知された場合にはシートが所定位置まで戻るように前記第2の検知センサに基づいて前記搬送機構を制御する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、記録装置のユーザビリティを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る記録装置のシステム構成の一例を示すブロック図。
記録装置内の動作を説明するための模式図。
記録装置のロールシート上面側から見た平面模式図。
記録装置の外観を示す正面側斜視図。
記録実行中にカバー部が開けられた場合の処理内容を示すフローチャート。
記録実行中にカバー部が開けられた場合の処理内容を示すフローチャート。
記録実行中にカバー部が開けられた場合の処理内容を示すフローチャート。
記録装置の外観図。
記録装置内の状態を示す側面模式図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
(装置構成)
図1は、実施形態に係るインクジェット記録装置100のシステム構成の一例を示すブロック図である。インクジェット記録装置100のプリント機能は、インク(インク滴)を紙材に対して吐出するインクジェット方式により実現されうるが、他の公知の方式により実現されてもよい(以下、インクジェット記録装置100を単に記録装置100と表現する。)。記録装置100は、プリント機能の他、付随的に他の機能を更に備えてもよい。例えば、記録装置100は、プリント機能を備える他、スキャン機能、コピー機能などを更に備える複合機(MFP(Multi-Function Peripheral))であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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