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公開番号2024073788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184684
出願日2022-11-18
発明の名称印刷装置
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類B41J 2/32 20060101AFI20240523BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷後にコンデンサ等に蓄積された電荷が長時間残留してしまう。
【解決手段】発熱体に通電する駆動部322と、駆動部322の制御を行うヘッド制御部321とを有し、駆動部322に電源を供給する駆動用電源312と、駆動用電源312と駆動部322との間に設けられ、駆動部322に電源を供給可能なキャパシタ350と、駆動部322の電荷をヘッド制御部321に供給するか否かを切り替え可能な電源供給回路330と、サーマルヘッド320への電源供給およびサーマルヘッド320の駆動を制御する制御部300とを備え、制御部300は、装置の電源がオフされるときに、駆動部322の電圧が所定の閾値を下回るまで、電源供給回路330を切り替えることで駆動部322の電荷をヘッド制御部321または制御部300に供給する放電制御を実行すること特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
発熱体に通電する駆動部と、前記駆動部の制御を行うヘッド制御部とを有し、前記発熱体に通電して発熱することにより印刷媒体への印刷を行うサーマルヘッドと、
前記駆動部に電源を供給する駆動用電源と、
前記駆動用電源と前記駆動部との間に設けられ、前記駆動部に電源を供給可能なキャパシタと、
前記ヘッド制御部に電源を供給する制御用電源と、
前記駆動部の電圧を測定する測定部と、
前記駆動部の電荷を前記ヘッド制御部に供給するか否かを切り替え可能な電源供給回路と、
前記サーマルヘッドへの電源供給および前記サーマルヘッドの駆動を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、装置の電源がオフされるときに、
前記測定部により測定した前記駆動部の電圧が所定の閾値を下回るまで、前記電源供給回路を切り替えることで前記駆動部の電荷を前記ヘッド制御部または前記制御部に供給する放電制御を実行すること特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
発熱体に通電する駆動部と、前記駆動部の制御を行うヘッド制御部とを有し、前記発熱体に通電して発熱することにより印刷媒体への印刷を行うサーマルヘッドと、
前記駆動部に電源を供給する駆動用電源と、
前記駆動用電源と前記駆動部との間に設けられ、前記駆動部に電源を供給可能なキャパシタと、
前記ヘッド制御部に電源を供給する制御用電源と、
前記駆動部の電荷を前記ヘッド制御部に供給するか否かを切り替え可能な電源供給回路と、
前記サーマルヘッドへの電源供給および前記サーマルヘッドの駆動を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、装置の電源がオフされるときに、
前記駆動部への電源供給を停止してからの経過時間を測定し、設定された時間が経過するまで、前記電源供給回路を切り替えることで前記駆動部の電荷を前記ヘッド制御部または前記制御部に供給する放電制御を実行することを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
発熱体に通電する駆動部と、前記駆動部の制御を行うヘッド制御部とを有し、前記発熱体に通電して発熱することにより印刷媒体への印刷を行うサーマルヘッドと、
前記駆動部に電源を供給する駆動用電源と、
前記駆動用電源と前記駆動部との間に設けられ、前記駆動部に電源を供給可能なキャパシタと、
前記ヘッド制御部に電源を供給する制御用電源と、
前記駆動部の電圧を測定する測定部と、
前記駆動部の電荷を前記ヘッド制御部に供給するか否かを切り替え可能な電源供給回路と、
前記サーマルヘッドへの電源供給および前記サーマルヘッドの駆動を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、装置の電源がオフされるときに、
前記測定部により測定した前記駆動部の電圧が前記制御用電源の電圧を下回るまで、前記電源供給回路を切り替えることで前記駆動部の電荷を前記ヘッド制御部または前記制御部に供給する放電制御を実行すること特徴とする印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯可能かつサーマルヘッドを有する感熱式の印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
サーマルプリンタにおいて、サーマルヘッドの発熱体を発熱させて感熱紙を発色させるためには大電力を必要とする。大電力を実現するため、発熱体に供給する駆動用電源は、発熱体のON/OFFを制御する制御用電源よりも電圧値が高く、電流値も大きい。更に、発熱体に供給する駆動用電源は、短い時間で頻繁にON/OFFし、また大電流を流すため、電圧が変動しやすい。対策として駆動用電源には大容量のコンデンサを接続し、変動を抑制している。その結果、印刷後などの駆動用電源オフ後に、コンデンサ等に蓄積された電荷が長時間残留してしまう。制御用電源がOFFになった状態で駆動用電源のコンデンサ等に電荷が長期間残留してしまうと意図せずサーマルヘッドが動作し意図しない印刷が起きたり、最悪の場合サーマルヘッドが壊れてしまう可能性がある。そのため、駆動用電源のオフ後には、残留した電荷を速やかに放電することが望まれている。
【0003】
この課題を解決するため、例えば、特許文献1では、電源オフを検知してからサーマルヘッドの発熱体に通電させて、残留する電荷を放電させる技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-034430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、電源オフ後には、サーマルヘッドの発熱体への通電を制御する制御用電源も低下するため、制御部が制御可能な電圧までしか発熱体への通電を制御できず、コンデンサに残留する電荷を放電し切れない可能性がある。また、制御部が動作しない状態でサーマルヘッドを動作させて放電するとなると意図しない印字が起きたり、最悪の場合サーマルヘッドが壊れてしまう可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記を鑑み、本発明に係る印刷装置は、
発熱体に通電する駆動部と、前記駆動部の制御を行うヘッド制御部とを有し、前記発熱体に通電して発熱することにより印刷媒体への印刷を行うサーマルヘッドと、
前記駆動部に電源を供給する駆動用電源と、
前記駆動用電源と前記駆動部との間に設けられ、前記駆動部に電源を供給可能なキャパシタと、
前記ヘッド制御部に電源を供給する制御用電源と、
前記駆動部の電圧を測定する測定部と、
前記駆動部の電荷を前記ヘッド制御部に供給するか否かを切り替え可能な電源供給回路と、
前記サーマルヘッドへの電源供給および前記サーマルヘッドの駆動を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、装置の電源がオフされるときに、
前記測定部により測定した前記駆動部の電圧が所定の閾値を下回るまで、前記電源供給回路を切り替えることで前記駆動部の電荷を前記ヘッド制御部または前記制御部に供給する放電制御を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印刷装置の電源オフ時に、駆動部に残留した電荷をより安全に放電させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第一実施形態に係る印刷装置の構成を正面側から見た斜視図。
本発明に係る印刷装置の構成を背面側から概略的に示す斜視図。
本発明に係る印刷装置の電源オン時の電流の流れ、処理の流れを示すブロック図。
本発明に係る印刷装置の電源オフ時の電流の流れ、処理の流れを示すブロック図。
本発明の第一実施形態に係る印刷装置の電源オフ時の処理手順を示すフローチャート。
本発明の第二実施形態に係る印刷装置の電源オフ時の処理手順を示すフローチャート。
本発明の第三実施形態に係る印刷装置の電源オフ時の処理手順を示すフローチャート。
本発明の第一実施形態に係る閾値を用いない場合と用いた場合の処理終了時間の比較グラフ。
本発明の第二実施形態に係る電源をオンにしてからオフにした後の駆動用電源と制御用電源の電圧の変動を現したタイミングチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載されている構成はあくまで実施例に過ぎず、本発明の範囲は実施の形態に記載されている構成によって限定されることはない。
【0010】
<印刷装置の構成説明>
図1は、本発明に係る印刷装置100の構成を正面側から見た斜視図である。印刷装置100は、略直方体の筐体からなる本体101を備え、本体101は金属、例えば、アルミニウムや合成樹脂によって形成される。本体101には、図中矢印A方向から眺めたときの正面に、印刷用紙の排出口(以下、「プリンタ出口」という。)103が設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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