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公開番号2024144981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057191
出願日2023-03-31
発明の名称液体吐出装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20241004BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ヘッドのノズル面に付着した液体をワイパにより確実に除去する手段を提供すること。
【解決手段】プリンタ10は、ノズル面33Aにノズル33が開口する印刷ヘッド34と、ノズル面33Aに当接して、印刷ヘッド34に対して相対的に移動するワイパ72と、メモリ140と、コントローラ130とを備えている。メモリ140は、ノズル33から吐出されるインクの後退接触角θDを示す第1情報、および当該インクの表面張力γを示す第2情報を記憶しており、コントローラ130は、少なくとも後退接触角θDおよびインクの表面張力γに基づいて、ワイパ72がノズル面33Aに対して相対的に移動する最大移動速度Vmaxを決定し、決定した最大移動速度Vmaxに基づいてワイパ72を印刷ヘッド34に対して相対的に移動する。
【選択図】図9

特許請求の範囲【請求項1】
ノズル面にノズルが開口するヘッドと、
上記ノズル面に当接して、上記ヘッドに対して相対的に移動するワイパと、
メモリと、
コントローラと、を備えており、
上記メモリは、ノズルから吐出される液体の後退接触角を示す第1情報、および当該液体の粘度を示す第2情報を記憶しており、
上記コントローラは、少なくとも上記第1情報および上記第2情報に基づいて、上記ワイパが上記ノズル面に対して相対的に移動する移動速度を決定し、決定した移動速度に基づいて上記ワイパを上記ヘッドに対して相対的に移動する液体吐出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
上記第1情報は、上記液体の表面張力の上記後退接触角における正接で示され、下記の式(1)を満たす請求項1に記載の液体吐出装置。
TIFF
2024144981000006.tif
14
150
【請求項3】
上記メモリは、上記液体の平衡接触角を示す第3情報を更に記憶しており、
上記コントローラは、さらに上記第3情報に基づいて、上記ワイパの上記移動速度を決定する請求項1または2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
上記第3情報は、上記液体の後退接触角の余弦と平衡接触角の余弦との差であり、下記の式(2)を満たす請求項3に記載の液体吐出装置。
TIFF
2024144981000007.tif
13
150
【請求項5】
上記メモリは、上記第1情報として、上記液体の種類と対応する後退接触角が定められたテーブルを記憶しており、
上記コントローラは、上記液体の種類を示す種類情報を取得し、取得した種類情報に応じて上記テーブルに基づいて後退接触角を決定する請求項1または2に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
上記テーブルは、上記ワイパを上記ヘッドに対して相対移動してからの経過時間に対応した後退接触角が定められており、
上記コントローラは、上記ワイパを上記ヘッドに対して相対移動してからの経過時間を取得し、取得した経過時間に応じて上記第1情報における後退接触角を決定する請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
ノズル面にノズルが開口するヘッドと、
上記ノズル面に当接して、上記ヘッドに対して相対的に移動するワイパと、
メモリと、
コントローラと、を備えており、
上記メモリは、ノズルから吐出される液体の後退接触角を示す第1情報、および当該液体の粘度を示す第2情報を記憶しており、
上記コントローラは、少なくとも上記第1情報および上記第2情報に基づいて、上記ワイパが上記ノズル面に対して相対的に移動する移動速度を決定し、決定した移動速度に基づいて上記ワイパを上記ヘッドに対して相対的に移動し、
上記移動速度の最大値は、以下の式(3)および式(4)を満たす液体吐出装置。
TIFF
2024144981000008.tif
30
150

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズル面の液体を払拭するワイパを備えた液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に係るインクジェット記録装置では、ヘッドの吐出口形成面からインクを適正に除去するために、インクの粘度に応じてワイピング速度を変更する。また、特許文献2に係る液体噴射装置では、確実なメニスカスの回復を図るために、インクの表面張力に比例させてワイパの移動速度が設定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-126576号公報
特開2011-51125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ヘッドに対するワイパの移動速度が、液体の粘度や表面張力を考慮して設定されても、液体の粘度や表面張力以外の条件が、ワイパの拭き取りに影響して、ノズル面の液体がワイパにより完全に拭えないおそれがある。
【0005】
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヘッドのノズル面に付着した液体をワイパにより確実に除去する手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明に係る液体吐出装置は、ノズル面にノズルが開口するヘッドと、上記ノズル面に当接して、上記ヘッドに対して相対的に移動するワイパと、メモリと、コントローラと、を備えており、上記メモリは、ノズルから吐出される液体の後退接触角を示す第1情報、および当該液体の粘度を示す第2情報を記憶しており、上記コントローラは、少なくとも上記第1情報および上記第2情報に基づいて、上記ワイパが上記ノズル面に対して相対的に移動する移動速度を決定し、決定した移動速度に基づいて上記ワイパを上記ヘッドに対して相対的に移動する。
【0007】
上記構成によれば、ワイパの移動速度が、液体の後退接触角および粘度に基づいて決定されるので、ワイパによる液体の拭き残しが抑制される。
【0008】
(2) 好ましくは、上記第1情報は、上記液体の表面張力の上記後退接触角における正接で示され、次の式(1)を満たす。
TIFF
2024144981000002.tif
14
150
【0009】
(3) 好ましくは、上記メモリは、上記液体の平衡接触角を示す第3情報を更に記憶しており、上記コントローラは、さらに上記第3情報に基づいて、上記ワイパの上記移動速度を決定する。
【0010】
上記構成によれば、ワイパの移動速度が、更に、平衡接触角に基づいて決定されるので、ワイパによる液体の拭い残しがさらに抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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