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公開番号
2024145752
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058236
出願日
2023-03-31
発明の名称
画像記録装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20241004BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ロール収容部および液体貯留部に容易にアクセスでき、ロール収容部に収容されたロールが液体によって汚染されることを抑制できる手段を提供する。
【解決手段】複合機1は、ロール紙Rが巻かれて形成されたロールQを収容する第2給送トレイ25と、ロールQから引き出されたロール紙Rにインクを吐出して画像を記録する画像記録部30と、インクを貯留するインクタンク40と、筐体21とを備えている。筐体21は、第2給送トレイ25、画像記録部30、およびインクタンク40を収容する。第2給送トレイ25は位置P1に位置し、インクタンク40は位置P2に位置する。第2給送トレイ25およびインクタンク40は、筐体21の前方からアクセス可能で、かつ、平面視で互いに重ならない位置に位置する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体が巻かれて形成されたロールを収容するロール収容部と、
上記ロールから引き出された上記媒体に液体を吐出して画像を記録する画像記録部と、
液体を貯留する液体貯留部と、
上記ロール収容部、上記画像記録部、および上記液体貯留部を収容する筐体とを備え、
上記ロール収容部および上記液体貯留部は、上記筐体の前方からアクセス可能で、かつ、平面視で互いに重ならない位置に位置する画像記録装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
上記ロール収容部および上記液体貯留部は、正面視でも互いに重ならない位置に位置する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
上記ロール収容部の下端は、上記液体貯留部の上端より高い位置に位置する請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項4】
上記ロール収容部および上記液体貯留部は、側面視でも互いに重ならない位置に位置する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項5】
上記筐体の前面の一部を構成する第1壁を有し、上記第1壁の下端を回動軸として、上記液体貯留部の前面を覆う第1位置と、上記液体貯留部の前面を露出させる第2位置とに回動可能なカバーをさらに備え、
上記カバーが上記第2位置に位置するときに、上記第1壁は水平方向に延在する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項6】
上記カバーは、第2壁をさらに有し、
上記カバーが上記第2位置に位置するときに、上記第2壁は鉛直方向に延在し、正面視で上記第1壁と上記ロール収容部との間に位置する請求項5に記載の画像記録装置。
【請求項7】
上記カバーの下に位置し、上記第2位置を超えて上記カバーを回動させる力が作用したときに上記第1壁の一部に当接し、上記カバーのさらなる回動を規制する規制部材をさらに備えた請求項5に記載の画像記録装置。
【請求項8】
上記筐体の前後方向に挿抜可能で、内部に上記ロール収容部が位置するロール供給トレイをさらに備え、
上記ロール供給トレイの上端は、上記液体貯留部の下端より低い位置に位置し、
上記ロール供給トレイは、上記筐体の前方に突出した突出部を有し、
上記突出部の上面を含む部分が、上記規制部材である請求項7に記載の画像記録装置。
【請求項9】
上記ロール供給トレイ内の前方には上記ロール収容部が位置し、後方には媒体を積層した状態で収容可能な媒体収容部が位置する請求項8に記載の画像記録装置。
【請求項10】
上記液体貯留部は、インクの貯留室と、上記インクの注入口とを有し、上記筐体内に固定されたインクタンクを含む請求項1に記載の画像記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロールから引き出された媒体に画像を記録する画像記録装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ロールから引き出された媒体に画像を記録する画像記録装置は、筐体内に、画像記録部、ロール収容部、液体貯留部などを備えている。液体貯留部は、筐体内に固定されたインクタンク、着脱可能なインクカートリッジ、着脱可能な廃液ボックスなどである。利用者は、ロールが消費されると、ロール収容部に新しいロールを供給する。インクタンクに貯留されたインクが少なくなると、インクタンクにインクを注ぎ足す。インクカートリッジに貯留されたインクが少なくなると、インクカートリッジを交換する。廃液ボックスに貯留された廃液が多くなると、廃液ボックスを交換する。
【0003】
特許文献1には、ロール紙を前方に収容可能で筐体に挿抜可能な給送トレイを備えた画像記録装置が記載されている。この画像記録装置は、給送ローラによる給送開始前に、給送トレイの所定位置に所定の用紙が配置されているかを検知可能な複数の検出部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-104671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
画像記録装置では、利用者が、ロールの供給、インクの注ぎ足し、インクカートリッジの交換、廃液ボックスの交換などを容易に行えることが好ましい。利用者がこれらの操作を容易に行うために、ロール収容部および液体貯留部は、筐体の前方からアクセス可能であることが好ましい。
【0006】
画像記録装置の筐体には、インクタンクなどを覆うカバーが設けられる。利用者は、インクタンクにインクを注ぎ足すときに、インクタンクを覆うカバーを開け、手に持ったインクボトルからインクタンクにインクを注ぐ。このときにインクがこぼれることがあり、こぼれたインクがカバー上に落ちることがある。利用者がインクの補充を完了しカバーを閉じると、カバー上に落ちたインクは重力に従い下方へ流れる。下方へ流れたインクはロール収容部に到達する可能性があり、ロール収容部に収容されたロールを汚染するおそれがある。
【0007】
カートリッジの交換時にも、取り外されたカートリッジから漏れたインクが、カートリッジを覆うカバー上に落ちることがある。廃液ボックスの交換時も、これと同様である。このため、カートリッジまたは廃液ボックスの交換時にも、ロール収容部に収容されたロールがインクまたは廃液で汚染されることがある。ロールは定形サイズなどにカットされた媒体より高価であることが多いので、上記の課題を解決する必要性は高い。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロール収容部および液体貯留部に容易にアクセスでき、ロール収容部に収容されたロールが液体によって汚染されることを抑制できる手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 本発明の画像記録装置は、媒体が巻かれて形成されたロールを収容するロール収容部と、上記ロールから引き出された上記媒体に液体を吐出して画像を記録する画像記録部と、液体を貯留する液体貯留部と、上記ロール収容部、上記画像記録部、および上記液体貯留部を収容する筐体とを備えている。上記ロール収容部および上記液体貯留部は、上記筐体の前方からアクセス可能で、かつ、平面視で互いに重ならない位置に位置する。
【0010】
上記画像記録装置によれば、ロール収容部および液体貯留部に筐体の前方からアクセス可能な画像記録装置において、液体貯留部に対する操作により液体がこぼれたときに、こぼれた液体は主に下方に流れる。このため、ロール収容部および液体貯留部を平面視で互いに重ならない位置に配置することにより、こぼれた液体はロール収容部に到達しにくい。したがって、ロール収容部および液体貯留部に容易にアクセスでき、ロール収容部に収容されたロールが液体によって汚染されることを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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