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公開番号
2024004344
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-01-16
出願番号
2022103967
出願日
2022-06-28
発明の名称
印刷装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
主分類
B41J
29/38 20060101AFI20240109BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】省エネルギー化及びユーザの快適性の向上を実現する。
【解決手段】コントローラは、受信中の印刷ジョブデータをメモリ印刷の対象としないと判定した場合(S14:NO,S17:NO)、第1電力状態で印刷ジョブデータを受信する一方、メモリ印刷の対象とすると判定した場合(S13:YES,S14:YES,S16:YES,S17:YES)、第1電力状態よりも省電力の状態である第2電力状態で印刷ジョブデータを受信する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
メモリと、
ユーザインタフェースと、
外部装置と通信する通信インタフェースと、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラは、
前記外部装置から送信される印刷ジョブデータを受信する受信処理と、
前記受信処理にて受信中の前記印刷ジョブデータをメモリ印刷の対象とするか否かを判定する判定処理と、
を実行し、
前記判定処理にて、前記受信中の印刷ジョブデータを前記メモリ印刷の対象としないと判定した場合、第1電力状態で前記印刷ジョブデータを受信し、受信された前記印刷ジョブデータに基づく印刷を実行する一方、前記受信中の印刷ジョブデータを前記メモリ印刷の対象とすると判定した場合、前記第1電力状態よりも省電力の状態である第2電力状態で前記印刷ジョブデータを受信し、受信された前記印刷ジョブデータを前記メモリに記憶させた後、前記ユーザインタフェースを介してユーザの操作を受け付けたことに応じて、前記メモリ印刷の対象であって前記メモリに記憶した前記印刷ジョブデータを印刷するように構成された印刷装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、
前記受信処理にて前記印刷ジョブデータを受信したことを契機として、前記判定処理を開始し、
前記判定処理にて、受信中の前記印刷ジョブデータにメモリ印刷を示す情報が含まれているか否かを判定し、前記受信中の印刷ジョブデータに前記メモリ印刷を示す情報が含まれている場合、前記受信中の印刷ジョブデータを前記メモリ印刷の対象とすると判定するように構成された請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記メモリ印刷は、
前記外部装置から受信した前記印刷ジョブデータ、及び前記印刷ジョブデータに含まれる認証情報を当該印刷ジョブデータに対応付けて前記メモリに記憶し、前記認証情報が入力されたことを契機として、前記メモリに記憶した前記印刷ジョブデータを印刷するセキュア印刷である請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
所定の準備動作を行う印刷準備処理を実行し、
前記印刷ジョブデータに先行して前記外部装置から送信される先行コマンドを受信したことを契機として、前記判定処理を開始し、
前記判定処理にて、前記先行コマンドに前記セキュア印刷を示す情報が含まれていない場合に、前記受信中の印刷ジョブデータを前記セキュア印刷の対象としないと判定し、前記印刷準備処理を実行する一方、前記先行コマンドに前記セキュア印刷を示す情報が含まれている場合に、前記受信中の印刷ジョブデータを前記セキュア印刷の対象とすると判定し、前記印刷準備処理を実行しないように構成された請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
所定の準備動作を行う印刷準備処理を実行し、
前記印刷ジョブデータに先行して前記外部装置から送信される先行コマンドを受信したことを契機として、前記判定処理を開始し、
前記判定処理にて、前記先行コマンドに前記セキュア印刷を示す情報が含まれていると判定した場合、当該先行コマンドに対応し、前記印刷ジョブデータに基づいて生成される蓄積ジョブデータを、前記印刷ジョブデータの識別情報と関連付けて前記メモリに記憶する蓄積処理を実行し、
前記認証情報が入力されたことを契機に、前記印刷ジョブデータを印刷するように構成された請求項3に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記印刷ジョブデータを受信したことを契機として、前記判定処理を開始し、
前記判定処理にて、前記メモリに前記メモリ印刷を示す設定値が記憶されている場合、前記受信中の印刷ジョブデータを前記メモリ印刷の対象とすると判定するように構成された請求項1に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記メモリ印刷は、
前記外部装置から受信した前記印刷ジョブデータ、及びユーザ情報を当該印刷ジョブデータに対応付けて前記メモリに記憶し、前記ユーザインタフェースを介して前記ユーザ情報を受け付けたことを契機として、前記メモリに記憶した前記印刷ジョブデータを印刷する蓄積印刷である請求項1に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記コントローラは、
所定の準備動作を行う印刷準備処理を実行し、
前記印刷ジョブデータに先行して前記外部装置から送信される先行コマンドを受信したことを契機として、前記判定処理を開始し、
前記判定処理にて、前記メモリに前記蓄積印刷を示す情報が含まれていない場合、前記受信中の印刷ジョブデータを前記蓄積印刷の対象としないと判定し、前記印刷準備処理を実行する一方、
前記メモリに前記蓄積印刷を示す情報が含まれている場合、前記受信中の印刷ジョブデータを前記蓄積印刷の対象とすると判定し、前記印刷準備処理を実行しないように構成された請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記コントローラは、
前記印刷ジョブデータに先行して前記外部装置から送信される先行コマンドを受信したことを契機として、前記判定処理を開始し、
前記判定処理にて、前記メモリに前記蓄積印刷を示す情報が含まれていると判定した場合、前記印刷ジョブデータに基づいて生成される蓄積ジョブデータを、前記印刷ジョブデータに含まれる識別情報と関連付けて前記メモリに記憶する蓄積処理を実行し、
前記識別情報が入力されたことを契機として、前記印刷ジョブデータを印刷するように構成された請求項7に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記コントローラは、
所定の準備動作を行う印刷準備処理を実行し、
前記第1電力状態は、前記準備動作により電力が消費される状態であり、
前記第2電力状態は、前記準備動作による電力の消費がない状態であり、
前記判定処理にて、前記第2電力状態のとき、受信中の前記印刷ジョブデータを前記メモリ印刷の対象としないと判定した場合、前記印刷準備処理を実行開始した後、前記第1電力状態で前記印刷ジョブデータを受信する一方、前記第2電力状態のとき、受信中の前記印刷ジョブデータを前記メモリ印刷の対象とすると判定した場合、前記印刷準備処理を実行開始せず、前記第2電力状態で前記印刷ジョブデータを受信するように構成された請求項1に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、印刷データのスプールと、印刷装置の暖機処理とを並行して行うことにより、FPOT(First Print Out Timeの略)を短縮した印刷装置について開示されている。特許文献1の印刷装置では、印刷データに先行して受信した起動用データをトリガーとして、暖機処理が開始される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-150761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、印刷ジョブを受信した後に直ぐに印刷を行わないで、印刷ジョブの印刷を許可する情報が入力されたことを契機に、当該印刷ジョブの印刷を開始することが可能な印刷装置がある。このような印刷装置において、特許文献1の技術を適用した場合、印刷ジョブを受信してから印刷が開始されるまでの間、無駄に暖機処理が継続されることにより、ユーザに違和感を与えると共に、省エネルギー性能が低下するという課題がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、省エネルギー化及びユーザの快適性の向上を実現できる印刷装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するために、本開示の一態様に係る印刷装置は、メモリと、ユーザインタフェースと、外部装置と通信する通信インタフェースと、コントローラと、を備えている。前記コントローラは、前記外部装置から送信される印刷ジョブデータを受信する受信処理と、前記受信処理にて受信中の前記印刷ジョブデータをメモリ印刷の対象とするか否かを判定する判定処理と、を実行し、前記判定処理にて、前記受信中の印刷ジョブデータを前記メモリ印刷の対象としないと判定した場合、第1電力状態で前記印刷ジョブデータを受信し、受信された前記印刷ジョブデータに基づく印刷を実行する一方、前記受信中の印刷ジョブデータを前記メモリ印刷の対象とすると判定した場合、前記第1電力状態よりも省電力の状態である第2電力状態で前記印刷ジョブデータを受信し、受信された前記印刷ジョブデータを前記メモリに記憶させた後、前記ユーザインタフェースを介してユーザの操作を受け付けたことに応じて、前記メモリ印刷の対象であって前記メモリに記憶した前記印刷ジョブデータを印刷するように構成されている。
【0007】
上記した構成によれば、コントローラは、メモリ印刷の対象とすると判定した場合には、メモリ印刷の対象としないと判定した場合よりも、省電力の第2電力状態で印刷ジョブデータを受信し、受信した印刷ジョブデータをメモリに記憶させる。これにより、メモリ印刷を行う際には、ユーザの操作を受け付けるまで省電力の状態とすることができ、省エネルギー化を図ることができる。また、印刷前に準備動作が不要に継続されることを防ぎ、ユーザの快適性の向上を実現できる。
【0008】
上記した課題を解決するために、本開示の一態様に係る印刷装置は、メモリと、ユーザインタフェースと、外部装置と通信する通信インタフェースと、コントローラと、を備えている。前記コントローラは、前記外部装置から送信される印刷ジョブデータを受信する受信処理と、前記ユーザインタフェースが省電力の状態である第2電力状態のとき、前記印刷ジョブデータに先行して前記外部装置から送信される先行コマンドを受信したことを契機として、前記先行コマンドの後に送信される前記印刷ジョブデータをメモリ印刷の対象とするか否かを判定する判定処理と、を実行し、前記判定処理にて、前記印刷ジョブデータを前記メモリ印刷の対象としないと判定した場合、前記ユーザインタフェースの前記省電力の状態を解除し、前記ユーザインタフェースにて電力が消費される状態である第1電力状態で前記印刷ジョブデータを受信する一方、前記印刷ジョブデータを前記メモリ印刷の対象とすると判定した場合、前記ユーザインタフェースの前記省電力の状態を解除せず、前記第2電力状態で前記印刷ジョブデータを受信するように構成されている。
【0009】
上記した構成によれば、コントローラは、先行コマンドを受信したことを契機として判定処理を実行し、判定処理にてメモリ印刷の対象とすると判定した場合、ユーザインタフェースが省電力の状態で印刷ジョブデータを受信するので、省エネルギー化を図ることができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一態様によれば、省エネルギー化及びユーザの快適性の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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