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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024035162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2023138722
出願日2023-08-29
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類B41J 11/70 20060101AFI20240306BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】シートを正確な位置で切断することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成部と、定着部と、装置本体と、搬送部と、カッターと、シートを検知するセンサと、制御部と、を備えている。制御部は、定着部を通過後のシートの搬送方向の寸法を計測する計測処理と、シート上における切断位置を決定する切断位置決定処理と、シートの切断位置がカッター位置に到達するように、シートを搬送した(S24)後、停止させる(S26)搬送処理と、シートを切断する切断処理(S27)と、を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成部と、
加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体とを有し、シートに形成された画像をシートに定着させる定着部と、
搬送経路を有する装置本体と、
前記搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送部と、
前記搬送経路において前記定着部よりもシート搬送方向下流側にあるカッター位置に配置され、シートを切断可能なカッターと、
前記搬送経路において前記定着部よりシート搬送方向下流側に配置され、シートを検知するセンサと、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記センサの検知結果に基づいて、前記定着部を通過後のシートの搬送方向の寸法を計測する計測処理と、
前記計測処理にて計測した前記寸法に基づいて、前記シート上における切断位置を決定する切断位置決定処理と、
前記搬送部を制御して前記搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送処理であって、前記切断位置決定処理にて決定された前記シートの前記切断位置が前記カッター位置に到達するように、前記シートを搬送した後、前記搬送部を停止させる搬送処理と、
前記搬送処理の後、前記カッターを用いて前記シートを切断する切断処理と、
を実行することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記装置本体は、
前記定着部を通過後のシートを、前記画像形成部に向けて再び搬送するための再搬送経路であって、前記搬送経路と合流位置で合流する再搬送経路を更に有し、
前記カッター位置は、前記搬送経路において前記合流位置よりもシート搬送方向下流側に位置し、
前記搬送部は、
前記搬送経路において前記合流位置よりもシート搬送方向上流側に配置され、シートを搬送方向に搬送する回転である第1回転する搬送ローラと、
前記搬送経路において前記合流位置よりもシート搬送方向下流側に配置され、前記第1回転することでシートを前記装置本体の外部に排出する排出ローラであって、シートを前記搬送方向とは逆方向に搬送する回転である第2回転することで、前記合流位置を経由してシートを前記再搬送経路に向けて搬送する排出ローラと、を有し、
前記制御部は、
前記搬送処理にて、前記シートの後端が前記合流位置を通過するように、前記搬送ローラ及び前記排出ローラを前記第1回転させ、前記シートの後端が前記合流位置を通過時もしくは通過後の所定のタイミングから、前記切断位置が前記カッター位置に到達するまでの間、前記排出ローラを前記第2回転させた後、前記排出ローラの回転を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記カッター位置は、
前記搬送経路に定型シートであるシートの後端が前記センサの位置にある場合において、前記定型シートの前記搬送方向のシートの寸法の半分の位置が前記カッター位置を超えた位置にあることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記所定のタイミングは、シートの後端が前記合流位置を通過時点でのタイミングであり、
前記制御部は、
前記搬送処理にて、シートの後端と前記切断位置決定処理にて決定されたシートの前記切断位置との間の長さから、前記搬送経路における前記合流位置と前記カッター位置との間の長さを差し引いた長さ分、前記排出ローラを前記第2回転させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記搬送経路上において前記合流位置と前記カッター位置との間の第1位置が予め定められ、
前記所定のタイミングは、シートの後端が前記第1位置を通過時点でのタイミングであり、
前記制御部は、
前記搬送経路における前記センサと前記カッター位置との間の長さから、前記搬送経路における前記センサと前記第1位置との間の長さを差し引いた差分を算出し、
前記搬送処理にて、シートの後端と前記切断位置決定処理にて決定されたシートの前記切断位置との間の長さから、算出した前記差分を差し引いた長さ分、前記排出ローラを前記第2回転させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記搬送経路上において前記カッター位置よりシート搬送方向下流側に第2位置が予め定められ、
前記所定のタイミングは、シートの後端が前記第2位置を通過時点でのタイミングであり、
前記制御部は、
前記搬送経路における前記センサと前記第2位置との間の長さから、前記搬送経路における前記センサと前記カッター位置との間の長さを差し引いた差分を算出し、
前記搬送処理にて、シートの後端と前記切断位置決定処理にて決定されたシートの前記切断位置との間の長さと、算出した前記差分とを足し合わせた長さ分、前記排出ローラを前記第2回転させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項7】
シートが載置される供給トレイを更に備え、
前記搬送ローラは、
前記第1回転することによって、前記供給トレイのシートをピックアップし、前記搬送経路に向けてシートを搬送するピックアップローラと、
前記搬送経路において前記画像形成部よりもシート搬送方向上流側に配置され、前記画像形成部に向けて前記シートを搬送するレジストレーションローラと、
を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成部は、
前記第1回転する感光体ドラムと、
前記搬送経路における前記感光体ドラムとの間に転写ニップを形成する転写部材であって、前記感光体ドラムに形成されたトナー像を、前記転写ニップを通過するシートに転写する転写部材と、
を有し、
前記定着部は、
前記加熱回転体及び前記加圧回転体のうち少なくとも一方が前記第1回転することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記排出ローラは、少なくとも前記カッター位置を挟んだ上流位置及び下流位置に配置された複数のローラを含み、
前記制御部は、
前記切断処理の後、前記複数のローラをそれぞれ前記第1回転させる排出処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項10】
シートが載置される供給トレイを更に備え、
前記搬送ローラは、
前記第1回転することによって、前記供給トレイから前記搬送経路に向けて前記シートを給送するピックアップローラと、
前記搬送経路において前記画像形成部よりもシート搬送方向上流側に配置され、前記画像形成部に向けて前記シートを搬送するレジストレーションローラと、
を含み、
前記画像形成部は、
前記第1回転する感光体ドラムと、
前記搬送経路における前記感光体ドラムとの間に転写ニップを形成する転写部材であって、前記感光体ドラムに形成されたトナー像を、前記転写ニップを通過するシートに転写する転写部材と、
を有し、
前記排出ローラは、少なくとも前記カッター位置を挟んだ上流位置及び下流位置に配置された複数のローラを含み、
前記制御部は、
前記切断処理の後、複数の前記搬送ローラをそれぞれ前記第1回転させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを切断可能なカッターを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、定型サイズの用紙を切断する切断部を備えた印刷装置がある(特許文献1参照)。特許文献1の印刷装置では、レジセンサによる用紙の前端及び後端の検知結果を用いることにより、用紙の搬送方向の長さを算出して、用紙が2等分される切断位置を設定した後、設定された切断位置で切断部により用紙を切断する。これにより、用紙を所望のサイズに切断して利用できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-056961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、画像形成部によってシートに画像を形成し、定着部によりシートに画像を定着させる画像形成装置においては、定着部によりシートに熱が加えられることによって、シートが収縮することがある。
【0005】
上記した画像形成装置に、特許文献1の印刷装置の技術を適用した場合、特許文献1の印刷装置では定着部によるシートの収縮について考慮されていないため、シートを正確な位置で切断することができないおそれがあるという課題がある。
【0006】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、シートを正確な位置で切断することが可能な画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体とを有し、シートに形成された画像をシートに定着させる定着部と、搬送経路を有する装置本体と、前記搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送部と、前記搬送経路において前記定着部よりもシート搬送方向下流側にあるカッター位置に配置され、シートを切断可能なカッターと、前記搬送経路において前記定着部よりシート搬送方向下流側に配置され、シートを検知するセンサと、制御部と、を備えている。
【0008】
前記制御部は、前記センサの検知結果に基づいて、前記定着部を通過後のシートの搬送方向の寸法を計測する計測処理と、前記計測処理にて計測した前記寸法に基づいて、前記シート上における切断位置を決定する切断位置決定処理と、前記搬送部を制御して前記搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送処理であって、前記切断位置決定処理にて決定された前記シートの前記切断位置が前記カッター位置に到達するように、前記シートを搬送した後、前記搬送部を停止させる搬送処理と、前記搬送処理の後、前記カッターを用いて前記シートを切断する切断処理と、を実行する。
【0009】
上記構成によれば、制御部は、センサの検知結果に基づいて定着部を通過後のシートの搬送方向の寸法を計測することにより、定着部により収縮後のシートの寸法を測定する。
そして、制御部は、定着部を通過後の正確なシートの搬送方向の寸法に基づいて、シート上における切断位置を決定する。これにより、制御部は、シート上の切断位置がカッター位置に到達するようにシートを搬送して、シート上の正確な切断位置でシートを切断することができる。
【0010】
本開示の一態様の画像形成装置では、前記装置本体は、前記定着部を通過後のシートを、前記画像形成部に向けて再び搬送するための再搬送経路であって、前記搬送経路と合流位置で合流する再搬送経路を更に有している。前記カッター位置は、前記搬送経路において前記合流位置よりもシート搬送方向下流側に位置している。前記搬送部は、前記搬送経路において前記合流位置よりもシート搬送方向上流側に配置され、シートを搬送方向に搬送する回転である第1回転する搬送ローラと、前記搬送経路において前記合流位置よりもシート搬送方向下流側に配置され、前記第1回転することでシートを前記装置本体の外部に排出する排出ローラであって、シートを前記搬送方向とは逆方向に搬送する回転である第2回転することで、前記合流位置を経由してシートを前記再搬送経路に向けて搬送する排出ローラと、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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