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公開番号2023108527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-04
出願番号2022009691
出願日2022-01-25
発明の名称感熱記録体
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人
主分類B41M 5/44 20060101AFI20230728BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】塗工性が良好で、耐水性、耐水ブロッキング性、印刷性に優れた感熱記
録体を提供すること。
【解決手段】感熱記録体中に複数の層をもち、活性水素を有する変性基含有ポリ
ビニルアルコール系樹脂(A)とグリオキシル酸塩(B)を隣接する層にそれぞ
れ含有し、(A)または(B)を含むいずれかの層中にエピクロロヒドリン誘導
体(C)を含み、(A)100重量部に対して(B)を1.5重量部以上含み、
および(B)に対する(C)の配合比率(C)/(B)が1以上の感熱記録体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
感熱記録体中に塗工層aと塗工層bとが隣接して位置しており、塗
工層aに活性水素を有する変性基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)を含み、
塗工層bにグリオキシル酸塩(B)を含有し、塗工層aまたは塗工層bのいずれ
かの層中にエピクロロヒドリン誘導体(C)を含み、(A)100重量部に対し
て(B)を1.5重量部以上含み、および(B)に対する(C)の配合比率
(C)/(B)が1以上の感熱記録体。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
活性水素を有する変性基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)
100重量部に対して、エピクロロヒドリン誘導体(C)の含有量が0.1重量
部以上である請求項1に記載の感熱記録体。
【請求項3】
エピクロロヒドリン誘導体(C)がポリアミドエピクロロヒドリン
である請求項1または2に記載の感熱記録体。
【請求項4】
塗工層aに無機フィラーを含む、請求項1乃至3に記載の感熱記録
体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、活性水素を有する変性基含有ポリビニルアルコール系樹脂を含有し
た感熱記録体に関する発明であり、良好な架橋速度の活性水素を有する変性基含
有ポリビニルアルコール系樹脂を有し、塗工性が良好で、耐水性、耐水ブロッキ
ング性、印刷性に優れた感熱記録体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ポリビニルアルコール系樹脂(以下、PVA系樹脂と略記する。)は、優れた
水溶性、界面特性(分散性、保護コロイド性等)、皮膜特性(造膜性、強度、耐
油性等)等を利用して、分散剤、乳化剤、懸濁剤、繊維加工剤、紙加工剤、バイ
ンダー、接着剤、フィルム等に広く用いられている。
また、かかる水溶性を利用し、溶剤不要の水性塗工液として、感熱記録体の保
護層等に好適に用いられている。
【0003】
感熱記録体は、支持体上に、例えばロイコ染料、顕色剤及び分散剤を含む水分
散液を塗工・乾燥して形成された感熱記録層を有しており、加熱によりロイコ染
料と顕色剤が溶融して混ざり合い、反応して発色する。更に、感熱記録層の上に、
必要に応じて保護層が設けられ、感熱記録層を、水や油などの汚れなどから保護
している。
しかしながら、PVA系樹脂は水溶性であるため耐水ブロッキング性に乏しく、
水にさらされたり、高湿度下に置かれたりするような用途に適用する際には、P
VA系樹脂の耐水ブロッキング性を向上させる必要であり、そのため、PVA系
樹脂の耐水化の検討が種々行われている。
【0004】
例えば、特許文献1では、ポリスチレンフィルム基材に対する耐水ブロッキン
グ特性に優れた感熱記録体として、水性接着剤としてアセトアセチル変性ポリビ
ニルアルコール、ジアセトン変性ポリビニルアルコール及びカルボキシ変性ポリ
ビニルアルコールから選ばれるポリビニルアルコール、架橋剤としてグリオキシ
ル酸塩、ポリアミドアミン・エピクロロヒドリン樹脂を含有する保護層を有する
感熱記録体が開示されている。
【0005】
また、引用文献2では、スティッキング性とオフセット印刷適性に優れた感熱
記録材料として、保護層にグリオキシル酸塩及びエピクロロヒドリン樹脂により
架橋されたアセトアセチル変性ポリビニルアルコールを含む感熱記録材料が開示
されている。
【0006】
特許文献3には、保護層に架橋変性ポリビニルアルコールとしてアセトアセチ
ル変性ポリビニルアルコール含み、架橋剤としてグリオキシル酸塩含有する感熱
記録体が開示されており、保護層を形成する方法として、変性ポリビニルアルコ
ールを含有する塗液を塗布した後に、架橋剤を含有する処理液を塗布する方法が
記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2011-173309号公報
特開2011-178139号公報
特開2017-209915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1や特許文献2にあるような、アセトアセチル変性ポリビニルアルコ
ール、グリオキシル酸塩、エピクロロヒドリン樹脂を同一保護層に含む感熱記録
紙では、各成分を混合した直後から架橋反応が始まるため、架橋の進行により増
粘してしまい、塗工性に劣るという問題があった。
【0009】
また、特許文献3のアセトアセチル変性ポリビニルアルコールとグリオキシル酸
塩を分けて塗る方法では、アセトアセチル変性ポリビニルアルコールの架橋が十
分に進行せず、十分な耐水性が発揮されなかった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記事情に鑑み鋭意検討した結果、活性水素を有する変性基含有
ポリビニルアルコール系樹脂とグリオキシル酸塩を隣接する層に特定量含み、さ
らにいずれかの層にエピクロロヒドリン樹脂をグリオキシル酸塩に対して一定割
合以上含む感熱記録体によって上述の課題が解決されることを見出し、本発明を
完成した。
すなわち、本発明の要旨は以下の[1]~[5]である。
[1]感熱記録体中に塗工層aと塗工層bとが隣接して位置しており、塗工層a
に活性水素を有する変性基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)を含み、塗工
層bにグリオキシル酸塩(B)を含有し、塗工層aまたは塗工層bのいずれかの
層中にエピクロロヒドリン誘導体(C)を含み、(A)100重量部に対して
(B)を1.5重量部以上含み、および(B)に対する(C)の配合比率
(C)/(B)が1以上の感熱記録体。
[2]活性水素を有する変性基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重
量部に対して、エピクロロヒドリン誘導体(C)の含有量が0.1重量部以上で
ある[1]に記載の感熱記録体。
[3]エピクロロヒドリン誘導体(C)がポリアミドエピクロロヒドリンである
[1]または[2]に記載の感熱記録体。
[4]塗工層aに無機フィラーを含む、[1]乃至[3]に記載の感熱記録体。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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