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公開番号2023096801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-07
出願番号2021212804
出願日2021-12-27
発明の名称押圧治具
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類B41K 3/04 20060101AFI20230630BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】手作業により、対象物に付着材を適切に付着させることができる。
【解決手段】押圧治具(100)は、第1軸部(12)と、固定部(13)と、捺印部(16c)が設けられるアーム部(16)と、インク供給部(14)と、ユーザによる回転操作および押圧操作を受け付ける操作部(17)と、を備え、前記アーム部は、前記回転操作により、前記付着作用部が付着位置に対向する第1位置に配置される状態と、前記付着作用部が前記付着材供給部に対向する第2位置に配置される状態とで切り替えられるように、前記第1軸部の軸周りに回転し、前記アーム部は、前記押圧操作により、前記第1軸部の軸方向に移動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基台と、
前記基台の主面から延伸する第1軸部と、
対象物を所定の固定位置において固定する固定部と、
前記第1軸部に対して前記第1軸部の軸周りに回転可能に支持され、前記対象物の所定の付着位置に付着材を付着させる付着作用部が設けられるアーム部と、
前記付着材を前記付着作用部に供給する付着材供給部と、
ユーザによる回転操作および押圧操作を受け付ける操作部と、を備え、
前記アーム部は、前記回転操作により、前記付着作用部が前記付着位置に対向する第1位置に配置される状態と、前記付着作用部が前記付着材供給部に対向する第2位置に配置される状態とで切り替えられるように、前記第1軸部の軸周りに回転し、
前記アーム部は、前記押圧操作により、前記第1軸部の軸方向に移動する、押圧治具。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1軸部または前記アーム部は、第1被係合部を有し、
前記アーム部または前記第1軸部は、係合部を有し、
前記係合部は、前記アーム部が前記第1位置に配置された状態で前記押圧操作が行われた場合に、前記第1被係合部と係合することによって、前記付着作用部が前記付着位置に移動するように前記アーム部をガイドする、請求項1に記載の押圧治具。
【請求項3】
前記第1軸部または前記アーム部は、第2被係合部を有し、
前記アーム部または前記第1軸部は、係合部を有し、
前記係合部は、前記アーム部が前記第2位置に配置された状態で前記押圧操作が行われた場合に、前記第2被係合部と係合することによって、前記付着作用部が前記付着材供給部に移動するように前記アーム部をガイドする、請求項1または2に記載の押圧治具。
【請求項4】
前記係合部は、前記アーム部に設けられ前記第1軸部の軸方向に延伸する凸部であり、
前記第1被係合部は、前記第1軸部の縁部から前記基台側に延伸する溝部である、請求項2に記載の押圧治具。
【請求項5】
前記係合部は、前記アーム部に設けられ前記第1軸部の軸方向に延伸する凸部であり、
前記第2被係合部は、前記第1軸部の縁部から前記基台側に延伸する溝部である、請求項3に記載の押圧治具。
【請求項6】
前記付着作用部が前記第1位置と前記第2位置との間の領域のみに位置できるように前記アーム部の回転範囲を制限する回転抑止構造が設けられている、請求項1~5のいずれか1項に記載の押圧治具。
【請求項7】
前記アーム部が前記第1位置および前記第2位置において前記基台側に向かって押圧されているとき、前記アーム部を前記基台とは反対側に付勢し、前記アーム部が前記第1位置に位置するとき、前記アーム部を前記第2位置に移動するように付勢する付勢部を備える、請求項1~6のいずれか1項に記載の押圧治具。
【請求項8】
前記付着材供給部は、インク供給台であり、
前記付着材は、インクであり、
前記付着作用部は、前記インクを所定の形状で前記付着位置に付着させる捺印部である、請求項1~7のいずれか1項に記載の押圧治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押圧治具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、作業者が手を使って対象物に対するゴム印の位置合わせを行うことで、手作業により対象物に捺印する(インクを付着させる)方法が知られている。この方法において、作業者は、一方の手で対象物を固定し、また、他方の手でゴム印が設けられるゴム取付部材を掴む。そして作業者は、ゴム印が所定の向きで対象物の所定の付着位置に付着するようにゴム取付部材を対象物に押圧する。これにより、インクを所定の形状で対象物の所定の付着位置に付着させることができる。このような方法は、例えば、製造工程における製造物にロット番号を捺印する場合などにおいて用いられる。
【0003】
また、捺印機を使用して自動的に対象物に捺印する方法も知られている。例えば、特許文献1には、アームを所定量回動させて所定の位置で、移動可能に配設されているインクローラにスタンプ面を接触させ、回動復帰させた後、被捺印物に対して文字、図形等を捺印する捺印機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-276444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような手作業により対象物に捺印する方法においては、作業者はゴム印が所定の向きで対象物の所定の付着位置に接触するようにゴム取付部材の対象物に対する位置および向きを調整しなければならない。そのため、対象物に対するゴム印の位置決めが容易ではないといった問題がある。また、対象物に対するゴム取付部材の押圧力が強すぎると、印字がつぶれてしまい製造物のロスに繋がるといった問題もある。
【0006】
また、特許文献1に開示されている捺印機は、自動で捺印が実行される装置が想定されており、手作業により対象物に捺印することは考慮されていない。
【0007】
本発明の一態様は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、手作業により、対象物に付着材を適切に付着させることができる押圧治具を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る押圧治具は、基台と、前記基台の主面から延伸する第1軸部と、前記対象物を所定の固定位置において固定する固定部と、前記第1軸部に対して前記第1軸部の軸周りに回転可能に支持され、前記対象物の所定の付着位置に付着材を付着させる付着作用部が設けられるアーム部と、前記付着材を前記付着作用部に供給する付着材供給部と、ユーザによる回転操作および押圧操作を受け付ける操作部と、を備え、前記アーム部は、前記回転操作により、前記付着作用部が前記付着位置に対向する第1位置に配置される状態と、前記付着作用部が前記付着材供給部に対向する第2位置に配置される状態とで切り替えられるように、前記第1軸部の軸周りに回転し、前記アーム部は、前記押圧操作により、前記第1軸部の軸方向に移動する。
【0009】
上記の構成によれば、ユーザは、操作部を回転させることにより、アーム部を(付着作用部が付着位置に対向する)第1位置に切り替えることができる。また、ユーザは、第1位置において操作部を押圧することにより、付着作用部を対象物の付着位置に押圧させることができる。そのため、ユーザは、操作部の操作により、対象物に対する付着作用部の位置決めを容易に行うことができる。すなわち、作業時間を短縮し、かつ、位置ずれによる製造物のロスを防止することができる。また、ユーザの握力によらず安定した押圧力で付着作用部を対象物に押圧させることができる。また、押圧治具において、付着作用部を鉛直方向に移動させて対象物に押圧させることができるため、付着作用部を水平方向に移動させる場合と比較し、作業台上で押圧治具が占める面積をより小さくすることができる。
【0010】
また、前記第1軸部または前記アーム部は、第1被係合部を有し、前記アーム部または前記第1軸部は、係合部を有し、前記係合部は、前記アーム部が前記第1位置に配置された状態で前記押圧操作が行われた場合に、前記第1被係合部と係合することによって、前記付着作用部が前記付着位置に移動するように前記アーム部をガイドしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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