TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023181605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-25
出願番号2022094819
出願日2022-06-13
発明の名称転写捺染用紙
出願人三菱製紙株式会社
代理人
主分類B41M 5/52 20060101AFI20231218BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】被印刷物に形成された図柄に対して耐不鮮明性を有する転写捺染用紙を提供する。
【解決手段】課題は、紙基材と、前記紙基材の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有し、前記紙基材がポリビニルアルコール類を含有し、紙基材を基準として最外に位置する最外塗工層が平板状無機微粒子及びカルボキシメチルセルロースを含有する転写捺染用紙によって達成される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
紙基材と、前記紙基材の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有し、前記紙基材がポリビルアルコール類を含有し、紙基材を基準として最外に位置する最外塗工層が平板状無機微粒子及びカルボキシメチルセルロースを含有する転写捺染用紙。
続きを表示(約 49 文字)【請求項2】
前記平板状無機微粒子がカオリンである請求項1に記載の転写捺染用紙。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維材料等の被印刷物へ図柄を形成する昇華型捺染インク等の捺染インクを用いる転写捺染法において、図柄を転写するために使用する紙基材の転写捺染用紙に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
転写捺染法に使用する転写捺染用紙は、既に存在する。例えば、基材上に昇華型捺染インク受容層が形成されてなり、前記昇華型捺染インク受容層は、水溶性樹脂と微細粒子Aと微細粒子Bとを含有したインク受容層塗料からなり、前記微細粒子Aは、平板結晶構造を有する無機微粒子であって、0.4μm以上2.3μm以下の範囲にメジアン径d50を有し及びアスペクト比が5以上であり、前記微細粒子Bは、シリカ粒子であり、前記微細粒子Aと前記微細粒子Bとの割合(微細粒子A/微細粒子B)は、質量比で、15/85~90/10であり、前記水溶性樹脂はカルボキシメチルセルロースナトリウムであり、前記インク受容層塗料中、前記カルボキシメチルセルロースナトリウムが前記微細粒子A及びBの合計100質量部に対して10質量部以上80質量部以下の割合で含有されており、前記インク受容層塗料の塗工量(乾燥)は3g/m

以上13g/m

以下であり、JIS P8117:2009に準拠した透気度測定法による透気度が100秒以上10000秒以下であることを特徴とする、昇華型インクジェット転写捺染用紙が公知である(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されるが如くの昇華型インクジェット転写捺染用紙では、転写捺染時におけるインクの裏抜けを抑制でき、シート形状で使用した場合にもシワが入り難い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-030342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、特許文献1に記載の効果が顕著に現れる基材として、転写捺染紙の裏面からの加熱によって捺染インクが昇華し易い多孔質の材料とあり、具体的には木材パルプを主成分とする紙、不織布及び布帛等を例示する。通常、転写捺染法では、転写捺染紙の表面と被印刷物とを密着させて、密着状態において転写捺染紙の裏面から加熱して転写捺染紙の表面に形成された図柄を被印刷物へと転写する。
一方、木材パルプを主成分とする紙、すなわち、紙基材では、転写捺染時の加熱によって熱膨張及び加熱による脱湿によって収縮が同時に起こる。転写捺染時の熱膨張及び収縮は、被印刷物に転写される図柄を、特に図柄の輪郭を不鮮明にする。
【0005】
上記を鑑みて本発明の目的は、耐不鮮明性を有する転写捺染用紙を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、本発明の目的は、以下により達成される。
【0007】
[1]紙基材と、前記紙基材の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有し、前記紙基材がポリビルアルコール類を含有し、紙基材を基準として最外に位置する最外塗工層が平板状無機微粒子及びカルボキシメチルセルロースを含有する転写捺染用紙。
【0008】
また、いくつかの実施態様において、本発明の目的は以下により達成される。
[2]前記平板状無機微粒子がカオリンである上記[1]に記載の転写捺染用紙。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、耐不鮮明性を有する転写捺染用紙を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明を詳細に説明する。
本明細書において、「転写捺染用紙」とは、転写する図柄が印刷される前の白紙状態にある用紙を指す。「転写捺染紙」とは、転写捺染用紙に対して転写する図柄が印刷された状態にある用紙を指す。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

シヤチハタ株式会社
印判
24日前
日本化薬株式会社
処理液
4日前
株式会社デュプロ
転写装置
5か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
6か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
3か月前
三菱製紙株式会社
画像形成方法
4か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
株式会社リコー
電子機器
2か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
株式会社リコー
印刷装置
4か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
6か月前
三光株式会社
感熱記録材料
1か月前
キヤノン株式会社
プリンタ
6か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
6か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
20日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
画像形成装置
5か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
三菱製紙株式会社
直接感熱記録材料
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
6か月前
理想科学工業株式会社
搬送装置
1か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
6か月前
キヤノン株式会社
プリント装置
5か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6か月前
続きを見る