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公開番号2023113014
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-15
出願番号2022015096
出願日2022-02-02
発明の名称印刷物
出願人独立行政法人 国立印刷局
代理人
主分類B41M 1/30 20060101AFI20230807BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】本発明の課題は、印刷物における文字の潰れの発生を抑制することができる技術を提供することである。
【解決手段】本発明の印刷物は、基材上に文字が印刷された印刷物において、基材上に印刷された文字のうち少なくとも1つの文字は、2本の線11,12が鋭角に収束する収束箇所15を有すると共に、収束箇所15において2本の線11,12の内辺11a,12a同士を直線状または円弧状につないだ付加内辺を有する印刷物である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基材に文字が印刷された印刷物において、
前記基材に印刷された文字のうち少なくとも1つの文字は、2本の線が鋭角に収束する収束箇所を有すると共に、前記収束箇所において前記2本の線の内辺同士を直線状または円弧状につないだ付加内辺を有する
印刷物。
続きを表示(約 64 文字)【請求項2】
前記文字は、字高及び字幅が100μm以上1000μm以下である
請求項1に記載の印刷物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、銀行券、株券、有価証券、通行券、金融カード等の印刷物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
銀行券や諸証券といった貴重印刷物には、例えば保証目的や管理目的のために、連続性が保証された文字列である記番号が印刷されている(例えば、特許文献1を参照)。記番号とは、番号及び/又は記号をいう。このような記番号は、一般的には凸版印刷とよばれる印刷方式で印刷される。凸版印刷は、文字の形に対応した凸形状の版面にインキを着肉したのち、基材と版面の間に印圧を加えることで、版面上のインキを基材に転写し、基材上に文字を形成する印刷方式である。
【0003】
また、銀行券や諸証券には、偽造防止技術の一つとして、微小文字が印刷されている(例えば、特許文献2を参照)。微小文字とは、肉眼では視認できないが、ルーペ等で拡大すると視認できる微小な文字をいい、文字には記番号なども含まれる。このような微小文字は、一般的には凹版印刷とよばれる印刷方式で印刷される。凹版印刷は、文字の形に対応した凹形状の版面にインキを着肉したのち、基材と版面の間に印圧を加えることで、版面上のインキを基材に転写し、基材上に文字を形成する印刷方式である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-268468号公報
特許第4264830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的なローマ字(アルファベット)や数字のフォントを基材に印刷する場合、本来インキが転写されるべき部位からインキがあふれ、文字の一部が潰れてしまうことがある。その場合、印刷物における文字の形状は、本来予定していた文字の形状とは異なるものになる。特に微小文字が印刷される印刷物では、文字の潰れによって文字形状に違いが生じやすくなる。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、印刷物における文字の潰れの発生を抑制することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、基材に文字が印刷された印刷物において、基材に印刷された文字のうち少なくとも1つの文字は、2本の線が鋭角に収束する収束箇所を有すると共に、収束箇所において2本の線の内辺同士を直線状または円弧状につないだ付加内辺を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、印刷物における文字の潰れの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る印刷物を示す図である。
ローマ字「A」の一般的な形状を説明する図である。
本発明の実施形態に係る印刷物に印刷される文字の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る印刷物に印刷される文字の他の例を示す図である。
収束箇所を有する文字の例を示す図である。
収束箇所において2本の線の内辺同士を円弧状につないだ形状を示す図である。
収束箇所において2本の線の内辺同士を直線状につないだ文字形状のバリエーションを示す図(その1)である。
収束箇所において2本の線の内辺同士を直線状につないだ文字形状のバリエーションを示す図(その2)である。
囲み箇所を有する文字の例を示す図である。
囲み箇所を有する文字の一例として、ローマ字の「P」の改善前の形状を左側に示し、改善後の形状を右側に示す図である。
接近箇所を有する文字の例を示す図である。
接近箇所を有する文字の一例として、ローマ字の「G」の改善前の形状を左側に示し、改善後の形状を右側に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書および図面において、実質的に同一の機能または構成を有する要素については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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