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公開番号2024090696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206747
出願日2022-12-23
発明の名称画像形成システム及び画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240627BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ユーザが画像形成の指示を行ってから画像形成装置に赴き、その画像形成装置において画像形成を速やかに開始することができる。
【解決手段】PC100から画像データを受信すると、サーバ300は、座席の使用状況及び位置に基づいてPC100とプリンタ200の間の距離を示す距離データを取得する。サーバ300は、距離データが示す距離に応じた長さを有する保持時間を生成し、画像データと共にプリンタ200に送信する。プリンタ200は、保持時間が経過するまでにユーザ入力を受け付けると、サーバ300からの画像データに基づく画像形成を開始する。ユーザ入力を受け付けないまま保持時間が経過すると、プリンタ200は画像データを削除する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端末装置と、前記端末装置からの画像形成の要求に基づいて画像を形成する画像形成装置と、前記端末装置及び前記画像形成装置のそれぞれと通信可能なサーバとを備えている画像形成システムであって、
前記端末装置は、前記画像形成の要求の対象となる画像を示す画像データを前記サーバに送信し、
前記サーバは、
前記端末装置と前記画像形成装置との間の距離を示す距離データを取得する距離取得部と、
前記端末装置から前記画像データを受信した場合に、前記距離取得部が取得した前記距離データが示す前記距離に応じた保持時間及び前記画像データを前記画像形成装置に送信する第1送信部とを備えており、
前記画像形成装置は、
媒体に画像を形成する画像形成動作を行う画像形成部と、
ユーザ入力を受け付けるユーザ入力部と、
制御部とを備えており、
前記制御部が、
前記第1送信部から受信した前記画像データを記憶する記憶部と、
前記第1送信部から受信した前記保持時間が経過するまでに前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶された前記画像データが示す画像についての前記画像形成動作を前記画像形成部に行わせる第1画像形成処理部と、
前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けることなく前記保持時間が経過した場合に前記画像データを前記記憶部の記憶内容から削除する削除部とを有していることを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記端末装置が、前記画像形成の要求を識別する識別情報を前記画像データと併せて前記画像形成装置に送信し、
前記制御部は、
前記保持時間が経過した後に前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けた場合に、前記識別情報を前記サーバに送信する第2送信部と、
前記第2送信部による前記識別情報の送信に応じて前記サーバから再送信される前記画像データが示す画像についての前記画像形成動作を前記画像形成部に行わせる第2画像形成処理部とを有しており、
前記サーバは、
前記制御部から前記識別情報を受信した場合に、前記識別情報が示す前記画像形成の要求に対応する前記画像データを前記画像形成装置に再送信することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
複数の前記画像形成装置を備えており、
前記距離データが、前記端末装置と前記複数の画像形成装置のそれぞれとの間の距離を示すデータを含んでおり、
前記第1送信部は、前記端末装置から前記画像データを受信した場合に、前記複数の画像形成装置のそれぞれについて前記距離データが示す距離に応じた長さの前記保持時間及び前記画像データを前記複数の画像形成装置のそれぞれに送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記制御部は、
前記第1画像形成処理部が前記画像形成部に前記画像形成動作を開始させた後に、当該画像形成動作の中断が発生した場合に、前記画像形成動作の中断を前記サーバに報告する報告部と、
前記第1送信部から受信した前記保持時間が経過する前の時点で、前記サーバから所定の通知を受け取った場合に、前記保持時間を、元の長さから延長された時間に更新する保持時間延長部とをさらに有しており、
前記サーバは、前記報告部から前記画像形成動作の中断が報告された場合に、前記複数の画像形成装置のうち、当該報告を行った前記画像形成装置以外のものに対して前記所定の通知を送信することを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記距離データが、前記画像形成装置同士の距離を示すデータを含んでおり、
前記サーバが、前記所定の通知の送信先の前記画像形成装置と、前記画像形成動作の中断を報告してきた前記画像形成装置との間の距離に応じた長さの延長時間を前記送信先の画像形成装置に送信し、
前記保持時間延長部が、前記保持時間を更新するに当たって、前記保持時間を、元の長さから前記延長時間分の延長がなされた時間に更新することを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記サーバが、前記所定の通知の送信先の前記画像形成装置において前記記憶部の記憶内容から前記画像データが削除されている場合に、当該画像形成装置に前記画像データを再送信し、
前記画像データの再送信先の前記画像形成装置の前記制御部が、
前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けたときに、前記サーバから再送信された前記画像データが示す画像についての前記画像形成動作を前記画像形成部に行わせる第3画像形成処理部をさらに有していることを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記第3画像形成処理部が、
所定の追加時間が経過するまでに前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けた場合に、前記サーバから再送信された前記画像データが示す画像についての前記画像形成動作を前記画像形成部に行わせ、
前記削除部が、前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けることなく前記サーバから受信した前記所定の追加時間が経過した場合に、前記サーバから再送された前記画像データを前記記憶部の記憶内容から削除することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記距離データが、前記画像形成装置同士の距離を示すデータを含んでおり、
前記サーバが、前記距離データに基づいて、前記再送信先の画像形成装置と、前記画像形成動作の中断を報告してきた前記画像形成装置との間の距離に応じた長さの前記所定の追加時間を前記再送信先の画像形成装置に送信することを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
【請求項9】
前記端末装置が、その使用場所の位置を前記サーバに送信し、
前記距離取得部が、前記使用場所の位置と前記画像形成装置の位置とに基づいて前記距離データを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
【請求項10】
端末装置と通信可能な画像形成装置であって、
媒体に画像を形成する画像形成動作を行う画像形成部と、
ユーザ入力を受け付けるユーザ入力部と、
制御部とを備えており、
前記制御部が、
前記端末装置と前記画像形成装置との間の距離を取得する距離取得部と、
前記端末装置から受信した画像データを記憶する記憶部と、
前記距離取得部が取得した前記距離に応じた保持時間が経過するまでに前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けた場合に、前記画像データが示す画像についての前記画像形成動作を前記画像形成部に行わせる画像形成処理部と、
前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けることなく前記保持時間が経過した場合に前記画像データを前記記憶部の記憶内容から削除する削除部とを有していることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置からの画像形成の要求に基づいて画像を形成する画像形成装置を備えた画像形成システム及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、端末装置から送信された画像データに基づき、画像形成装置が媒体に画像を形成する画像形成システムがある。特許文献1では、あらかじめ端末装置が使用される位置(座席)と、選択対象となる画像形成装置(プリンタ)とが対応付けられている。そして、いずれかの座席で使用中の端末装置においてユーザが画像形成システムに対して画像の形成を指示すると、その座席と対応付けられた画像形成装置が端末装置において選択され、その画像形成装置により画像形成が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-86488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、上記の通り、座席に対応付けられた画像形成装置のいずれかが自動で選択され、その画像形成装置において画像形成が自動で開始される方法が採用されている。これに対し、端末装置において画像の形成を指示したユーザが、使用したい画像形成装置に実際に赴いてからその画像形成装置に画像形成を速やかに開始させ、画像形成が行われた媒体を受け取る方法が要望される場合がある。
【0005】
本発明の目的は、ユーザが画像形成の指示を行ってから画像形成装置に赴き、その画像形成装置において画像形成を速やかに開始することができる画像形成システム及び画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成システムは、端末装置と、前記端末装置からの画像形成の要求に基づいて画像を形成する画像形成装置と、前記端末装置及び前記画像形成装置のそれぞれと通信可能なサーバとを備えている画像形成システムであって、前記端末装置は、前記画像形成の要求の対象となる画像を示す画像データを前記サーバに送信し、前記サーバは、前記端末装置と前記画像形成装置との間の距離を示す距離データを取得する距離取得部と、前記端末装置から前記画像データを受信した場合に、前記距離取得部が取得した前記距離データが示す前記距離に応じた保持時間及び前記画像データを前記画像形成装置に送信する第1送信部とを備えており、前記画像形成装置は、媒体に画像を形成する画像形成動作を行う画像形成部と、ユーザ入力を受け付けるユーザ入力部と、制御部とを備えており、前記制御部が、前記第1送信部から受信した前記画像データを記憶する記憶部と、前記第1送信部から受信した前記保持時間が経過するまでに前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶された前記画像データが示す画像についての前記画像形成動作を前記画像形成部に行わせる第1画像形成処理部と、前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けることなく前記保持時間が経過した場合に前記画像データを前記記憶部の記憶内容から削除する削除部とを有している。
【0007】
また、本発明の画像形成装置は、端末装置と通信可能な画像形成装置であって、媒体に画像を形成する画像形成動作を行う画像形成部と、ユーザ入力を受け付けるユーザ入力部と、制御部とを備えており、前記制御部が、前記端末装置と前記画像形成装置との間の距離を取得する距離取得部と、前記端末装置から受信した画像データを記憶する記憶部と、前記距離取得部が取得した前記距離に応じた保持時間が経過するまでに前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けた場合に、前記画像データが示す画像についての前記画像形成動作を前記画像形成部に行わせる画像形成処理部と、前記ユーザ入力部がユーザ入力を受け付けることなく前記保持時間が経過した場合に前記画像データを前記記憶部の記憶内容から削除する削除部とを有している。
【発明の効果】
【0008】
ユーザが端末装置において画像形成の要求を発生させると、サーバが画像形成装置に画像データを送信する。そして、ユーザが画像形成装置においてユーザ入力を行うと、ユーザ入力を行う前に記憶部に記憶された画像に基づいて画像形成が速やかに実行される。
【0009】
また、画像データは、ユーザ入力がなされることなく端末装置と画像形成装置との間の距離に応じた保持時間が経過すると記憶部の記憶内容から削除される。つまり、画像データは、ユーザが画像形成装置に到着するまでの所要時間を考慮した保持時間後に削除される。このため、画像形成装置において画像データが長期間不要に保持されることで記憶部の記憶容量が過度に圧迫される事態が回避される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。
図1のプリンタシステムに含まれるPC及びサーバの構成を示すブロック図である。
図1のプリンタシステムに含まれるプリンタの構成を示すブロック図である。
図1のプリンタシステムが実行する処理であって、あるプリンタにおいて保持時間が経過する前にタッチパネルディスプレイを通じて所定の入力がなされた場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
図1のプリンタシステムが実行する処理であって、あるプリンタにおいて保持時間が経過した後にタッチパネルディスプレイを通じて所定の入力がなされた場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
図1のプリンタシステムが実行する処理であって、あるプリンタの画像形成動作が他のプリンタの保持時間が経過する前に中断した場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
図1のプリンタシステムが実行する処理であって、あるプリンタの画像形成動作が他のプリンタの保持時間が経過した後に中断した場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
本発明の別の一実施形態に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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