TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023119791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-29
出願番号2022022855
出願日2022-02-17
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 29/393 20060101AFI20230822BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】読取部の読取解像度に依存せずに、調整パターンを適切に読取可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、搬送部によって搬送された媒体の第1面に調整パターン(X1,Y1,Z1)を形成する画像形成部と、画像形成部より搬送方向の下流側に配置され、搬送部によって搬送されている媒体の第1面に形成された調整パターン(X1,Y1,Z1)を読み取って読取データを生成する読取部とを備え、調整パターン(X1,Y1,Z1)は、互いに異なる方向に延びる第1線分(L1)及び第2線分(L2)を含み、第1線分(L1)及び第2線分(L2)は、各々が搬送方向に対して傾斜している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送された前記媒体の第1面に調整パターンを形成する画像形成部と、
前記画像形成部より前記搬送方向の下流側に配置され、前記搬送部によって搬送されている前記媒体の前記第1面に形成された前記調整パターンを読み取って読取データを生成する読取部とを備え、
前記調整パターンは、互いに異なる方向に延びる第1線分及び第2線分を含み、
前記第1線分及び前記第2線分は、各々が前記搬送方向に対して傾斜していることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記第1線分及び前記第2線分は、前記搬送方向に対して逆向きに傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1線分及び前記第2線分は、前記搬送方向に直交する主走査方向に対して逆向きに傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記調整パターンは、前記第1線分及び前記第2線分の間の領域が塗りつぶされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記読取部は、前記搬送方向に直交する主走査方向に複数の読取素子を配列したラインセンサであり、
前記読取部によって生成された前記読取データを解析する制御部を備え、
前記制御部は、
前記媒体上の前記搬送方向に離間した複数の位置で前記読取部に前記調整パターンを読み取らせ、
前記読取部が生成した複数の前記読取データに基づいて、前記第1線分及び前記第2線分の交点の現実位置を特定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1線分及び前記第2線分の交点の理想位置と前記現実位置とに基づいて、前記媒体の前記第1面と反対の第2面に形成する第2面画像を補正し、
前記画像形成部は、
前記媒体の前記第1面に第1面画像及び前記調整パターンを形成し、
前記制御部によって補正された前記第2面画像を前記媒体の前記第2面に形成することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、シート状の媒体の表面及び裏面それぞれに画像を形成する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、表面に形成した画像が乾燥することによって、媒体が変形する。そして、変形した後の媒体の裏面に画像を形成すると、画像の位置や大きさが表面と裏面とでズレるという課題がある。
【0003】
そこで、上記構成の画像形成装置のなかには、媒体の表面に形成された調整パターンを読取部に読み取らせ、調整パターンの理想位置及び現実位置の差に基づいて媒体の裏面に形成する画像を補正する機能を有するものがある。また、調整パターンは、例えば、十字形、L字形、T字形のように、媒体の搬送方向に延びる第1線分と、搬送方向に直交する第2線分とで構成されることが多い(例えば、特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、媒体を搬送しながら読取部に調整パターンを読み取らせる。すなわち、搬送方向に延びる第1線分を読み取るためには、媒体が搬送される過程で読取部に搬送方向と直交する方向に連続的に読み取りを行わせる必要がある。また、搬送方向に直交する第2線分を読み取るためには、媒体が搬送される過程で読取部に連続的に読み取りを行わせる必要がある。その結果、調整パターンの読取精度は、読取部の読取解像度(読取周期)に依存する。そして、媒体の搬送速度が速くなる程、読取解像度の高い読取素子を搭載しなければ、調整パターンを適切に読み取ることができないという課題がある。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、読取部の読取解像度に依存せずに、調整パターンを適切に読取可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送された前記媒体の第1面に調整パターンを形成する画像形成部と、前記画像形成部より前記搬送方向の下流側に配置され、前記搬送部によって搬送されている前記媒体の前記第1面に形成された前記調整パターンを読み取って読取データを生成する読取部とを備え、前記調整パターンは、互いに異なる方向に延びる第1線分及び第2線分を含み、前記第1線分及び前記第2線分は、各々が前記搬送方向に対して傾斜していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、読取部の読取解像度に依存せずに、調整パターンを適切に読取可能な画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の全体構成を示す図。
画像形成装置の構成を示すブロック図。
制御部の機能ブロック図。
画像形成処理のフローチャート。
媒体の表面に形成される表面画像及び調整パターンを示す図。
調整パターンの交点を特定する手順を説明する図。
媒体の裏面に形成される裏面画像を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る画像形成装置1について、図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を示す図である。画像形成装置1は、媒体Mの表面(第1面)及び裏面(第2面)それぞれに画像を形成する機能を有する。なお、媒体Mは、表面及び裏面に画像を形成可能なシート状で、画像を構成する物質(例えば、インク、トナーなど)が乾燥することによって伸縮する素材(例えば、紙、布など)であればよい。
【0010】
図1に示すように、画像形成装置1は、給紙トレイ10と、搬送部20と、先塗り部30と、画像形成部40と、乾燥部50と、読取部60と、排紙トレイ70とを主に備える。また、画像形成装置1の内部には、主搬送路R1及び反転搬送路R2(以下、これらを総称して、「搬送路R1、R2」と表記することがある。)とが形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
積層体
7か月前
シヤチハタ株式会社
印判
24日前
日本化薬株式会社
処理液
4日前
株式会社デュプロ
転写装置
5か月前
三菱製紙株式会社
転写用基材
7か月前
シヤチハタ株式会社
吐出容器
6か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
6か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
3か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
株式会社リコー
印刷装置
4か月前
キヤノン電子株式会社
印刷装置
7か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
6か月前
三菱製紙株式会社
画像形成方法
4か月前
株式会社リコー
印刷装置
7か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
株式会社リコー
電子機器
2か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
8か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
キヤノン株式会社
プリンタ
6か月前
三光株式会社
感熱記録材料
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
8か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
三菱製紙株式会社
直接感熱記録材料
14日前
株式会社リコー
液体吐出装置
7か月前
株式会社リコー
画像形成装置
8か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
7か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
20日前
株式会社リコー
画像形成装置
5か月前
続きを見る