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公開番号2024089025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204118
出願日2022-12-21
発明の名称印刷装置及び印刷方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240626BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷装置において印刷品質を調整するために印刷するテストパターンについて、その確認方法への依存性を低減させる。
【解決手段】本発明の一態様にかかる印刷装置1は、第1面と、第1面の裏面に位置する第2面と、を有する媒体に対して、印刷を行う印刷ヘッド11と、印刷ヘッドによる印刷を制御する制御部10と、を備える。制御部10は、第1面に、第1方向においてそれぞれ印刷特性の異なる複数のテストパターンを形成し、第2面に、上記複数のテストパターンと重なる領域に一様な特性のベタパターンを形成するように、印刷ヘッド11による印刷を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1面と、前記第1面の裏面に位置する第2面と、を有する媒体に対して、印刷を行う印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドによる印刷を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1面に、第1方向においてそれぞれ印刷特性の異なる複数のテストパターンを形成し、前記第2面に、前記複数のテストパターンと重なる領域に一様な印刷特性のベタパターンを形成するように、前記印刷ヘッドによる印刷を制御することを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記ベタパターンを1つの一連のパターンとして形成するように、前記印刷ヘッドによる印刷を制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記ベタパターンを、少なくとも前記複数のテストパターンにおける前記第1面上での印刷結果が変化し得る領域に重なるように形成させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記ベタパターンの色あるいは階調の少なくとも一方を変更する変更部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記媒体における前記第1面に印刷された前記テストパターンを検知する検知部と、
前記テストパターンを前記検知部で検知することで確認する第1の確認方法と前記テストパターンを目視で確認する第2の確認方法とのいずれかを選択する選択部と、
を備え、
前記制御部は、前記選択部にて前記第2の確認方法が選択された場合に、前記選択部にて前記第1の確認方法が選択された場合に比べて前記ベタパターンの階調値が低くなるように、前記印刷ヘッドによる印刷を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記媒体における前記第1面に印刷された前記テストパターンを検知する検知部と、
前記テストパターンを前記検知部で検知することで確認する第1の確認方法と前記テストパターンを目視で確認する第2の確認方法とのいずれかを選択する選択部と、
を備え、
前記制御部は、前記選択部にて前記第2の確認方法が選択された場合に、前記ベタパターンを形成せずに前記複数のテストパターンのみを形成するように、前記印刷ヘッドによる印刷を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
【請求項7】
第1面と、前記第1面の裏面に位置する第2面と、を有する媒体に対して、印刷を行う印刷ヘッドを備えた印刷装置を用い、テストパターン印刷を行う印刷方法であって、
前記第1面に、第1方向においてそれぞれ印刷特性の異なる複数のテストパターンを形成し、
前記第2面に、前記複数のテストパターンと重なる領域に一様な印刷特性のベタパターンを形成するように、前記印刷ヘッドによる印刷を制御することを特徴とする印刷方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置及び印刷方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
印刷装置においては、印刷品質を調整するためにテストパターンを印刷して確認することがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、インクを吐出するための複数のノズルが所定方向に沿って配列されたノズル列を複数有する記録ヘッドについて、不吐ノズルを特定し、ノズル列を記録動作に使用するか否かを判定する技術が開示されている。特許文献1に記載の技術では、1つの記録ヘッドのすべての吐出口からシートにインクを吐出させてテストパッチを記録し、記録したテストパッチ上で画像の抜けがある箇所を光学センサまたはユーザーによる目視にて認識している。そして、特許文献1に記載の技術では、その抜けがある箇所に対応する吐出口を、不良吐出口として、つまり不吐ノズルとして特定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-88151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、テストパターンの確認を光学センサ等の検知部を用いて実施する場合とユーザーによる目視で行う場合とで、確認結果に大きな差異が生じることがある。そして、確認方法に依存して確認結果に大きな差異が生じると、印刷品質の調整にも大きな差異が生じてしまうことになる。
【0006】
よって、印刷装置において印刷品質を調整するために印刷するテストパターンについて、その確認方法への依存性を低減させる技術の開発が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様にかかる印刷装置は、第1面と、前記第1面の裏面に位置する第2面と、を有する媒体に対して、印刷を行う印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドによる印刷を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1面に、第1方向においてそれぞれ印刷特性の異なる複数のテストパターンを形成し、前記第2面に、前記複数のテストパターンと重なる領域に一様な印刷特性のベタパターンを形成するように、前記印刷ヘッドによる印刷を制御することを特徴とする。
【0008】
本発明の一態様にかかる印刷方法は、第1面と、前記第1面の裏面に位置する第2面と、を有する媒体に対して、印刷を行う印刷ヘッドを備えた印刷装置を用い、テストパターン印刷を行う印刷方法であって、前記第1面に、第1方向においてそれぞれ印刷特性の異なる複数のテストパターンを形成し、前記第2面に、前記複数のテストパターンと重なる領域に一様な印刷特性のベタパターンを形成するように、前記印刷ヘッドによる印刷を制御することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態にかかる印刷装置の一例を示すブロック図である。
図1の印刷装置における印刷ヘッドを搭載したキャリッジの一例を、媒体と共に模式的に示す図である。
図1の印刷装置において媒体に対して印刷したテストパターン及びベタパターンの一例を示す模式図である。
図3の印刷結果を表面から見た様子を示す模式図である。
図1の印刷装置において媒体に対して印刷したテストパターン及びベタパターンの他の例を示す模式図である。
図5の印刷結果を表面から見た様子を示す模式図である。
図1の印刷装置における印刷動作の一例を示すフローチャートである。
図1の印刷装置で印刷したテストパターンと比較例にかかる印刷装置で印刷したテストパターンとについて、筋強度を測定した結果の例を示すグラフである。
図1の印刷装置における印刷動作の他の例を示すフローチャートである。
図9の例において、テストパターン及びベタパターンの印刷の設定時に使用されるユーザーインターフェイスの一例を示す図である。
図1の印刷装置において媒体に対して印刷したテストパターン及びベタパターンの他の例を示す模式図である。
図11の印刷結果を表面から見た様子を示す模式図である。
図1の印刷装置において媒体に対して印刷したテストパターン及びベタパターンの他の例を示す模式図である。
図13の印刷結果を表面から見た様子を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図は、本実施の形態を説明するための例示に過ぎない。例えば、印刷結果等の図面において比率や形状や濃淡が正確でなかったり、互いに整合していなかったり、一部が省略されていたりする場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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