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公開番号2024077394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189472
出願日2022-11-28
発明の名称液滴吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240531BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】照射機の冷却効果向上、画質向上、及び、部品の障害を少なくする。
【解決手段】液滴吐出装置は、記録媒体に対して液滴を吐出する液滴吐出装置であって、前記液滴を吐出する吐出部と、前記液滴に対して、前記液滴を硬化させる光を照射する照射部と、前記照射部を構成する筐体内部に、前記照射部を冷却する気体を取り込む吸気部と、前記気体で前記照射部を冷却すると生じる排出気体を前記筐体内部から排出する排出部と、前記排出気体の流れる排出流路と、前記吐出部から吐出された前記液滴が前記記録媒体に着弾するまでの液滴経路とを遮断する遮断部とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に対して液滴を吐出する液滴吐出装置であって、
前記液滴を吐出する吐出部と、
前記液滴に対して、前記液滴を硬化させる光を照射する照射部と、
前記照射部を構成する筐体内部に、前記照射部を冷却する気体を取り込む吸気部と、
前記気体で前記照射部を冷却すると生じる排出気体を前記筐体内部から排出する排出部と、
前記排出気体の流れる排出流路と、前記吐出部から吐出された前記液滴が前記記録媒体に着弾するまでの液滴経路とを遮断する遮断部と
を備える液滴吐出装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記照射部を囲う外装を備え、
前記外装は、
外気を前記吸気部に誘導し、かつ、前記排出気体が前記吸気部に入るのを遮断する誘導部を備える
請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項3】
前記遮断部は、
前記吐出部が前記液滴を吐出する吐出面、及び、前記記録媒体を設置する空間に前記排出気体が流れるのを遮断する
請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
【請求項4】
前記吐出部と、前記吐出部を配置する固定材との間にある隙間を塞ぐ封止材を更に備える
請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
【請求項5】
前記照射部が熱源となり、
前記吸気部が取り込んだ前記気体は、前記熱源を冷却し、
前記排出部が高温となった前記排出気体を排出し、
前記吸気部が取り込んだ前記気体は、前記吸気部から前記筐体内部へ入り、前記排出部から前記排出気体となって排出され、
前記遮断部が板金であり、前記排出流路と前記液滴経路の間に位置する
請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
【請求項6】
画像形成部を更に備える
請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
【請求項7】
前記光は、
紫外線、赤外線、又は、電子線を含む
請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液滴吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
インクを吐出するヘッドから紫外線等の光を照射すると硬化するインクを吐出する液滴吐出装置が知られている。当該液滴吐出装置において、媒体に着弾後のインクに光を照射する照射装置を、ヘッドの両端に備える構成が知られている。
【0003】
ヘッドのノズルからインクが吐出すると、いわゆるインクミストが生じる場合がある。そして、インクミストが照射装置の光源に付着すると、汚れて照射効率が低下する。そこで、インクミストが照射装置の光源に付着しないように、冷却風が流れる構造とする。また、インクミストがノズル面に付着し、吐出不良を引き起こすと印刷画質の低下につながるため、インクミストの付着を減らして、印刷画質の低下を抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1等である)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、吸気口と排気口が近傍に位置すると、排気口からの熱せられた空気を吸引口から取り入れてしまい、照射機の冷却効果が得られなくなる。また、機内に様々な気流が発生してしまうと、インクジェット方式ではヘッドから吐出するインクを狙った着弾位置に着弾させ画像形成を行うため、画像品質が低下する。さらに、機内にインクミストを巻き散らしてしまうため、機内に搭載の部品にインクミストが付着すると、インク自体にアタック性があると、部品にインクミストが堆積し、障害を引き起こす課題がある。
【0005】
本発明は、照射機の冷却効果向上、画質向上、及び、部品の障害を少なくするのを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、液滴吐出装置は、
記録媒体に対して液滴を吐出する液滴吐出装置であって、
前記液滴を吐出する吐出部と、
前記液滴に対して、前記液滴を硬化させる光を照射する照射部と、
前記照射部を構成する筐体内部に、前記照射部を冷却する気体を取り込む吸気部と、
前記気体で前記照射部を冷却すると生じる排出気体を前記筐体内部から排出する排出部と、
前記排出気体の流れる排出流路と、前記吐出部から吐出された前記液滴が前記記録媒体に着弾するまでの液滴経路とを遮断する遮断部と
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、照射機の冷却効果向上、画質向上、及び、部品の障害を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
記録装置の全体構成を示す図である。
動作例を示す図である。
第1構成例を示す図である。
第3構成例におけるL字板の例を示す図である。
吐出面の例を示す図である。
第4構成例における隙間の例を示す図(その1)である。
第4構成例における隙間の例を示す図(その2)である。
隙間を塞ぐ前の状態を示す図である。
隙間を塞ぐ前のキャリッジ内を示す図である。
隙間を塞いだ後の状態を示す図である。
封止材が無い場合の比較例を示す図である。
封止材による効果例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付する図面を参照し、具体例を説明する。なお、実施形態は、以下に説明する具体例に限られない。
【0010】
[液滴吐出装置の構成例]
以下、添付する図面を参照し、具体例を説明する。なお、実施形態は、以下に説明する具体例に限られない。
(【0011】以降は省略されています)

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