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公開番号2024070591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022181184
出願日2022-11-11
発明の名称液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240516BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】仕上がり精度を向上させる。
【解決手段】記録媒体に対して液体を吐出する液体吐出装置が、前記記録媒体の面に対して前記液体を吐出する吐出部と、前記記録媒体に吐出した後の前記液体に対して紫外線を照射する照射部と、前記吐出部と前記照射部が並ぶ方向である第1方向に、前記照射部を移動させる第1移動部と、前記面に対して垂直となる方向である第2方向に、前記照射部を移動させる第2移動部とを備える。なお、液体吐出装置は、回転部、及び、画像形成部を更に備えてもよい。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に対して液体を吐出する液体吐出装置であって、
前記記録媒体の面に対して前記液体を吐出する吐出部と、
前記記録媒体に吐出した後の前記液体に対して紫外線を照射する照射部と、
前記吐出部と前記照射部が並ぶ方向である第1方向に、前記照射部を移動させる第1移動部と、
前記面に対して垂直となる方向である第2方向に、前記照射部を移動させる第2移動部と
を備える液体吐出装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第1方向を軸にして、前記照射部を回転させる回転部を更に備える
請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記照射部は、
前記第1移動部、前記第2移動部、及び、前記回転部によって、少なくとも3自由度が移動、又は、回転できる
請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記第1移動部は、
前記第1方向に前記照射部を、始点から60ミリメートル以内の範囲を移動させる
請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記第2移動部は、
前記第2方向に前記照射部を、始点から±3ミリメートル以内の範囲を移動させる
請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記回転部は、
前記照射部を基準から10度以下の範囲で回転させる
請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記吐出部は、
前記第1方向、及び、前記第1方向に直交する方向である第3方向に移動し、
前記第1移動部は、
前記第1方向における前記照射部の移動量である第1移動量が入力されると、リニアガイドによって前記照射部を前記第1方向に平行移動させて前記照射部が照射する照射範囲を変更し、
前記第2移動部は、
前記第2方向における前記照射部の移動量である第2移動量が入力されると、昇降機構によって前記照射部を前記第2方向に平行移動させて前記照射範囲を変更し、
前記回転部は、
前記軸を中心とする角度が入力されると、前記照射部と一体となって前記軸を中心に回転する回転板、及び、前記回転板の端部を前記第1方向に平行移動させる移動板を備え、前記移動板が前記第1方向に平行移動すると、前記回転板が前記軸を中心に回転して前記照射範囲を変更する
請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記記録媒体に対して画像を形成する画像形成部を更に備える
請求項1又は2に記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
インクを吐出するヘッドから紫外線を照射すると硬化するインクを吐出する液体吐出装置が知られている。当該液体吐出装置において、吐出後のインクに紫外線を照射する紫外線照射装置を、ヘッドの両端に備える構成が知られている。
【0003】
インクは、媒体に着弾してから紫外線を照射するまでの時間が往路と復路の場合で異なる場合がある。そこで、インクに紫外線を照射させる照射部を、主走査方向において印刷ヘッド側に傾斜できるようにして照射位置を変更する構成とする。このようにして、インクが着弾してから紫外線が照射されるまでの照射時間を往路と復路とで同程度とし、光沢ムラを抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1等である)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、照射部を動かす自由度(DOF、degree of freedom)が適切でなく、インクを硬化させる時間を調整するのが難しい。特に、従来の技術は、傾斜用の自由度でなく、移動させる自由度がないので、インクを硬化させる時間を調整するのが難しい。その結果、仕上がり精度が悪いという課題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、仕上がり精度の向上を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、液体吐出装置は、
記録媒体に対して液体を吐出する液体吐出装置であって、
前記記録媒体の面に対して前記液体を吐出する吐出部と、
前記記録媒体に吐出した後の前記液体に対して紫外線を照射する照射部と、
前記吐出部と前記照射部が並ぶ方向である第1方向に、前記照射部を移動させる第1移動部と、
前記面に対して垂直となる方向である第2方向に、前記照射部を移動させる第2移動部と
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、仕上がり精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
記録装置の全体構成を示す正面図である。
記録装置の全体構成を示す背面図である。
記録装置の全体構成を示す上面図である。
ヘッドユニットにおけるヘッドの配列例を示す図である。
ヘッドの構成例を示す上面図である。
ヘッドの構成例を示す正面図である。
機構例を示す正面図である。
機構例を示す上面図である。
Y方向の移動例(始点)を示す図である。
Y方向の移動例(移動後)を示す図である。
Y軸を軸にした回転をする前の状態を示す図である。
Y軸を軸にした回転を5度回転させた状態を示す図である。
Y軸を軸にした回転を10度回転させた状態を示す図である。
段付きねじを外した状態の例を示す図である。
段付きねじによる固定をした状態の例を示す図である。
Y軸方向の移動による調整例を示す図である。
Z軸方向の移動による調整例を示す図である。
Y軸を軸にした回転による調整例を示す図である。
機能構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付する図面を参照し、具体例を説明する。なお、実施形態は、以下に説明する具体例に限られない。
【0010】
[液体吐出装置の構成例]
以下、図1乃至図3に示すインクジェット式の記録装置(以下「記録装置10」という。)を液体吐出装置の例として説明する。また、液体は、紫外線が当たると硬化する、いわゆるUltra Violet(UV)インク(以下単に「インク」という。)を例に説明する。ゆえに、以下の例におけるヘッドは、クリアインクヘッド(Clear ink(Cl)ヘッド、以下単に「ヘッド」という。)である。さらに、記録場体を用紙とする例で説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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