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公開番号2024088577
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2023137671
出願日2023-08-28
発明の名称記録装置および記録装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240625BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録媒体に対するインクの定着条件を適切に設定すること。
【解決手段】記録装置は、記録媒体上に画像を記録する記録手段と、画像が記録された記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、記録手段によって画像が記録され、搬送手段によって搬送された記録媒体を加熱することで記録媒体上に画像を定着させる定着手段と、記録媒体上の画像の反射光強度を測定する測定手段と、画像の定着過程において測定手段で測定した反射光強度の変化に基づいて記録媒体に用いられる定着条件を設定する制御を実行する制御手段と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体上に画像を記録する記録手段と、
前記画像が記録された前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記記録手段によって前記画像が記録され、前記搬送手段によって搬送された前記記録媒体を加熱することで前記記録媒体上に前記画像を定着させる定着手段と、
前記記録媒体上の画像の反射光強度を測定する測定手段と、
前記画像の定着過程において前記測定手段で測定した前記反射光強度の変化に基づいて前記記録媒体に用いられる定着条件を設定する制御を実行する制御手段と、
を有することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記測定手段は、前記定着手段よりも前記搬送方向において上流側に配され、
前記制御手段は、前記定着手段において一定時間加熱が行われた前記記録媒体を前記搬送方向と逆方向に搬送して前記測定手段において前記反射光強度を測定させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記記録媒体の前記測定手段から前記定着手段への搬送と、前記定着から前記測定手段への前記逆方向への搬送とを繰り返し、一定時間の加熱と反射光強度の測定とを繰り返すことにより、前記反射光強度の変化を取得することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記測定手段は、前記定着手段よりも前記搬送方向において下流側に配され、
前記記録手段は、前記画像として複数のパッチを前記記録媒体に記録し、
前記制御手段は、パッチごとに加熱する加熱時間を異ならせることで、前記反射光強度の変化を取得することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記測定手段は、前記反射光強度として、前記記録媒体上の画像の正反射光強度を測定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記測定手段で測定した測定値の差分を算出することで、前記反射光強度の変化を取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記測定手段で測定した測定値の微分を算出することで、前記反射光強度の変化を取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記定着手段の定着温度を所定の定着温度に設定して前記制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記所定の定着温度で加熱した累積加熱時間が、最大定着時間を超える場合、前記所定の定着温度よりも高い定着温度で、前記制御を再度行うことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記所定の定着温度で加熱した累積加熱時間が、最大定着時間を超え、かつ、前記所定の定着温度よりも高い定着温度が、前記記録媒体の耐熱温度を超える場合、前記記録手段で画像を記録する処理のスループットを落として前記制御を行うことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録した画像を熱により定着させる定着器を備える記録装置およびその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
サインディスプレイ業界において、環境に配慮した水性インクでありながら屋外での天候変動に強く、記録媒体を選ばずプリントできる汎用性のあるラテックスインクが注目されている。ラテックスインクのプリンタは、ヒータにより水分を蒸発させ、ラテックスを溶解および硬化させることで定着するため、記録媒体に応じて定着温度条件を設定する必要がある。サインディスプレイ業界では、サードパーティーによって提供されるメディア(サードメディアという)が主に使用されるため、ユーザーによる手動調整が多く発生し、手間となっている。
【0003】
特許文献1では、光学センサを用いて定着後の印刷物の反射光強度を測定することにより、定着の状態を検出する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-284666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術では、測定データとの比較に用いるためのパラメータが必要であり、サードメディアなどの未知の記録媒体を用いる場合に対応していない。
【0006】
本開示は、記録媒体に対するインクの定着条件を適切に設定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る記録装置は、記録媒体上に画像を記録する記録手段と、前記画像が記録された前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記記録手段によって前記画像が記録され、前記搬送手段によって搬送された前記記録媒体を加熱することで前記記録媒体上に前記画像を定着させる定着手段と、前記記録媒体上の画像の反射光強度を測定する測定手段と、前記画像の定着過程において前記測定手段で測定した前記反射光強度の変化に基づいて前記記録媒体に用いられる定着条件を設定する制御を実行する制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、記録媒体に対するインクの定着条件を適切に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
記録装置の構成を示す斜視図である。
キャリッジの構成を示す図である。
光学センサの構成を示す断面模式図である。
インク定着のための定着器の構成を示す断面模式図である。
記録装置の制御系のブロック構成を示す図である。
定着条件を自動設定する処理のフローチャートを示す図である。
S615の詳細を示すフローチャートである。
印刷したパッチの定着状態を検出する処理の概要を示す図である。
定着状態を検出する例を説明する図である。
記録装置の構成を示す斜視図である。
第2光学センサの構成を示す断面模式図である。
記録装置の制御系のブロック構成を示す図である。
本実施形態における、定着条件を自動設定する処理のフローチャートを示す図である。
S1313の処理の詳細を示すフローチャートである。
印刷したパッチの定着状態を検出する処理の概要を示す図である。
環境温度による定着条件の変化を示した図である。
補正された温度による定着時間との関係を示す図である。
補正処理を実行するフローチャートを示す図である。
補正値の例を示す図である。
定着条件の変化を検出する処理のフローチャートを示す図である。
検出用パッチPの例を説明する図である。
正反射光強度から定着状態を検出する処理を説明する図である。
定着条件をユーザーが選択するフローを示す図である。
定着条件自動設定の推定フローの処理の例を示す図である。
記録媒体の定着温度と定着距離との関係を示した図である。
定着条件をユーザーが選択するフローを示す図である。
定着条件自動設定フローを示す図である。
定着条件自動設定の詳細実測フローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は本開示事項を限定するものでなく、また以下の実施の形態で説明されている特徴の組み合わせすべてが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。尚、同一の構成要素には同一の参照番号を付す。
(【0011】以降は省略されています)

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