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公開番号2024088386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203522
出願日2022-12-20
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240625BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録ヘッドから吐出されるインク液滴の吐出状態を高精度に判定すること
【解決手段】
記録ヘッドを搭載したキャリッジを記録媒体に対して相対的に移動させながら、記録ヘッドのノズルから記録媒体に液滴を吐出する記録装置は、ノズルから吐出された液滴を検出し、ノズルからの液滴の吐出を制御し、液滴の検出結果に基づいてノズルの吐出状態を判定する。記録装置は、キャリッジが移動している間に、ノズルから液滴を吐出させ、キャリッジが移動している間にノズルから吐出された液滴の検出結果に基づいてノズルの吐出状態を判定する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
記録ヘッドを搭載したキャリッジを記録媒体に対して相対的に移動させながら、前記記録ヘッドのノズルから前記記録媒体に液滴を吐出する記録装置であって、
前記ノズルから吐出された液滴を検出する検出手段と、
前記ノズルからの液滴の吐出を制御する吐出制御手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて前記ノズルの吐出状態を判定する判定手段と、
を備え、
前記吐出制御手段は、前記キャリッジが移動している間に、前記ノズルから液滴を吐出させ、
前記判定手段は、前記キャリッジが移動している間に前記ノズルから吐出された液滴の検出結果に基づいて前記ノズルの吐出状態を判定する、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記検出手段は、
光を照射する発光手段と、
前記発光手段から照射される光を受光し、受光光量に応じて信号を出力する受光手段と、
を備え、
前記吐出制御手段は、前記記録ヘッドから吐出された液滴が前記発光手段から前記受光手段への光を遮るように制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記判定手段は、
前記液滴が前記光を遮る場合に変化する前記受光手段から出力される信号の変化に基づいて前記液滴の検出タイミングを判定し、
前記吐出制御手段で前記記録ヘッドへ吐出を指示する指示信号の送信タイミングと、に基づいて液滴の吐出速度を判定することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記ノズルの吐出方向における前記ノズルから前記光までの距離を調整する調整手段をさらに有し、
前記ノズルから前記光までの距離が第一の距離の場合の前記送信タイミングから前記検出タイミングまでの第一の時間と、前記ノズルから前記光までの距離が第二の距離の場合の前記送信タイミングから前記検出タイミングまでの第二の時間と、に基づいて前記液滴の吐出速度を判定することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
液滴の吐出速度に関連付けられた第一の閾値を記憶する記憶手段をさらに有し、
前記判定手段は、前記判定手段で判定した液滴の吐出速度が前記第一の閾値を下回った場合に吐出状態が変化したと判定することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項6】
前記検出手段の検出結果に基づいて前記記憶手段に前記第一の閾値を設定する第一設定手段を有することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記判定手段は、前記液滴が前記光を遮ることにより前記受光手段から出力される信号の変化量に基づいて前記液滴の吐出量を判定することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項8】
液滴の吐出量に関連付けられた第二の閾値を記憶する記憶手段をさらに有し、
前記判定手段は、前記判定手段で判定した液滴の吐出量が前記第二の閾値を下回った場合に吐出状態が変化したと判定することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記検出手段の検出結果に基づいて前記記憶手段に前記第二の閾値を設定する第二設定手段を有することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記判定手段は、前記キャリッジが等速移動している間に前記ノズルから吐出された液滴の検出結果に基づいて前記ノズルの吐出状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録ヘッドより液滴を吐出して記録する記録装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット方式の記録装置は、CAD(Computer Aided Design)線画、ポスター、アート作品など多様な出力物が想定されており、インクの種類を含め、様々な使用環境が想定されている。記録ヘッドの往復移動(走査)中にインクの吐出を行う往復記録を行うインクジェット方式の記録装置では、記録ヘッドが同じ位置で吐出した場合であっても、記録ヘッドの移動方向によっては吐出したインク滴の付着位置に差が生じうる。また、記録ヘッドの状態やインクの種類によっても吐出したインク滴の付着位置が変動しうる。この結果、記録媒体上に形成した画像の精細さや細線の再現性が劣化し、全体的な画質が劣化する場合があった。
【0003】
特許文献1は、インクの吐出速度を計測する測定手段を備え、計測結果に基づき往復記録の移動速度と吐出速度とから吐出タイミングを適切に設定するためのレジストレーション調整方法を提供することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-152853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、インクジェット方式の記録装置では、ヘッドから吐出するインク液滴は、サイズの異なる複数の液滴が異なる吐出速度などの飛翔状態で吐出される場合がある。このような場合、従来の方式では、飛翔状態が異なる複数の液滴を区別して検出することができないため、ヘッドの吐出状態の変化の検出精度が低い場合があった。
【0006】
本発明では上記課題に鑑みてなされたものであり、記録ヘッドから吐出されるインク液滴の吐出状態を高精度に判定することを可能にする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述目的を達成するため、本発明に係る記録装置は、
記録ヘッドを搭載したキャリッジを記録媒体に対して相対的に移動させながら、前記記録ヘッドのノズルから前記記録媒体に液滴を吐出する記録装置であって、
前記ノズルから吐出された液滴を検出する検出手段と、
前記ノズルからの液滴の吐出を制御する吐出制御手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて前記ノズルの吐出状態を判定する判定手段と、
を備え、
前記吐出制御手段は、前記キャリッジが移動している間に、前記ノズルから液滴を吐出させ、
前記判定手段は、前記キャリッジが移動している間に前記ノズルから吐出された液滴の検出結果に基づいて前記ノズルの吐出状態を判定する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、記録ヘッドから吐出されるインク液滴の吐出状態を高精度に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る記録装置の外観を示す図
本実施形態に係る記録装置の内部構成を示す斜視図
本実施形態に係る記録装置の制御構成を示すブロック図
(a)は正常な吐出状態における吐出の例を示す図、(b)は不吐出状態における吐出の例を示す図
(a)~(d)は記録ヘッドの高さの変化に対応した検出時間の変化を示す図
本実施形態に係る記録装置が実行する処理の一例を示すフローチャート
CRを駆動しながら、吐出検出を行なう概念図
(a)はCR駆動状態における液滴検出を示す図、(b)はCR非駆動状態における液滴検出を示す図
(a)~(d)は受光光量に基づいて吐出速度および吐出量を推定する模式図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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