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公開番号2024083711
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197673
出願日2022-12-12
発明の名称インクジェット記録装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/17 20060101AFI20240617BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】タンク内のインクを入れ替える際に、インクの無駄が発生したり、インクの入れ替え不足によって不具合が発生するのを抑制する。
【解決手段】インクジェット記録装置1は、排液管(インク排出経路)54を有するインク循環機構12と、インク循環機構12にインクを供給するインク供給部13と、排液管54を介してインク循環機構12からインクを排出させつつ、インク供給部13からインク循環機構12にインクを供給することでインク循環機構12内のインクを入れ替える入替動作を行うよう制御する制御部15とを備え、制御部15は、インク温度および環境温度に基づき、入替動作を終了するタイミングを判断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インク排出経路を有するインク循環機構と、
前記インク循環機構にインクを供給するインク供給部と、
前記インク排出経路を介して前記インク循環機構からインクを排出させつつ、前記インク供給部から前記インク循環機構にインクを供給することで前記インク循環機構内のインクを入れ替える入替動作を行うよう制御する制御部とを備え、
前記制御部は、インク温度および環境温度に基づき、前記入替動作を終了するタイミングを判断する、
インクジェット記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット方式のインクジェット記録装置において、インクカートリッジ等の貯留部からタンクに補充したインクが、インク供給経路を経てインクジェットヘッドに供給されるものがある。特許文献1では、タンク内のインクを圧縮空気で排出させ、タンク内のインクが全て排出される前に貯留部のインクをタンクに供給することを繰り返して、気泡が入らないようにタンクのインクを入れ替えることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5954564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で提案されている方法では、環境温度等によって変動するインクの粘度の影響を考慮していない。インクの粘度の影響を考慮しないと、インクの入れ替え時にインクを消費し過ぎて無駄にしてしまったり、逆にインクの消費が足りずに入れ替え不足になったりしてしまう。入れ替え不足の場合には、異種のインクが混ざり、反応して成分が変わってしまったり、増粘、凝集等を引き起こして性能を低下させたりするおそれがある。
【0005】
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、タンク内のインクを入れ替える際に、インクの無駄が発生したり、インクの入れ替え不足によって不具合が発生するのを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様によるインクジェット記録装置は、
インク排出経路を有するインク循環機構と、
前記インク循環機構にインクを供給するインク供給部と、
前記インク排出経路を介して前記インク循環機構からインクを排出させつつ、前記インク供給部から前記インク循環機構にインクを供給することで前記インク循環機構内のインクを入れ替える入替動作を行うよう制御する制御部とを備え、
前記制御部は、インク温度および環境温度に基づき、前記入替動作を終了するタイミングを判断する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、タンク内のインクを入れ替える際に、インクの無駄が発生したり、インクの入れ替え不足によって不具合が発生するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成図である。
図2は、図1の制御部が行うインク入れ替え処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図3Aは、図2の手順でインク入れ替え処理を行う場合のインク排出過程におけるインクジェット記録装置のインクの流れを説明する図である。
図3Bは、図2の手順でインク入れ替え処理を行う場合のインク補充過程におけるインクジェット記録装置のインクの流れを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
【0010】
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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