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公開番号2024083526
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024063093,2022084833
出願日2024-04-10,2017-12-26
発明の名称液体排出装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20240614BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】装着ケースにカートリッジが装着され、メンテナンス処理が受け付けられてから、メンテナンス処理が実行されるまでの時間を短くすることができる手段を提供する。
【解決手段】当該装置は、装着ケースにカートリッジが装着されたと判定し、且つ、ハイレベル信号を液面センサから受信した後S10において、メンテナンス処理を受け付けS12、ローレベル信号を液面センサから受信したことに基づいてS14、受け付けたメンテナンス処理を開始するS18。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
液体が貯留された第1液室を有するカートリッジが装着される装着ケースと、
上記装着ケースに装着された上記カートリッジと接続される第2液室を有するタンクと、
一方が上記第2液室に連通し、他方が上記タンクに接続された上記カートリッジの上記第1液室と連通する流路と、
上記流路と連通されるヘッドと、
コントローラと、を備える液体排出装置であって、
上記コントローラは、
記録指示に基づいて上記ヘッドからインクを排出し、
上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたか判定し、
上記記録指示に基づいて上記ヘッドからインクを排出した後、上記第2液室に貯留された液体を上記ヘッドから排出するメンテナンス処理を受け付け、
上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたと判定し、且つ、上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたと判定した時点からの経過時間が待機時間に到達する前に、上記メンテナンス処理を受け付け、
上記経過時間が上記待機時間に到達したことを条件として、受け付けた上記メンテナンス処理を実行する液体排出装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
温度センサを更に備えており、
上記コントローラは、
上記温度センサから受信した信号による温度が低いほど長くなる上記待機時間を設定する請求項1に記載の液体排出装置。
【請求項3】
液体が貯留された第1液室を有するカートリッジが装着される装着ケースと、
上記装着ケースに装着された上記カートリッジと接続される第2液室を有するタンクと、
一方が上記第2液室に連通し、他方が上記タンクに接続された上記カートリッジの上記第1液室と連通する流路と、
上記流路と連通されるヘッドと、
インターフェースと、
コントローラと、を備える液体排出装置であって、
上記コントローラは、
記録指示に基づいて上記ヘッドからインクを排出し、
上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたか判定し、
上記記録指示に基づいて上記ヘッドからインクを排出した後、上記第2液室に貯留された液体を上記ヘッドから排出するメンテナンス処理を受け付け、
上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたと判定したことに応じて、上記カートリッジが有するカートリッジメモリから、上記インターフェースを通じて、上記第1液室に貯留された液体の液量Vcを読み出し、
読み出した上記液量Vcがカートリッジ閾値未満であり、且つ、上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたと判定した時点からの経過時間が待機時間に到達する前に、上記メンテナンス処理を受け付け、
上記経過時間が上記待機時間に到達したことを条件として、受け付けた上記メンテナンス処理を実行する液体排出装置。
【請求項4】
上記コントローラは、上記液量Vcが上記カートリッジ閾値未満であることを条件として、上記液量Vcに反比例して長くなるように上記待機時間を決定する請求項3に記載の液体排出装置。
【請求項5】
液体が貯留された第1液室を有するカートリッジが装着される装着ケースと、
上記装着ケースに装着された上記カートリッジと接続される第2液室を有するタンクと、
一方が上記第2液室に連通し、他方が上記タンクに接続された上記カートリッジの上記第1液室と連通する流路と、
上記流路と連通されるヘッドと、
インターフェースと、
コントローラと、を備える液体排出装置であって、
上記コントローラは、
記録指示に基づいて上記ヘッドからインクを排出し、
上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたか判定し、
上記第2液室に貯留されている液量Vsを算出し、
上記記録指示に基づいて上記ヘッドからインクを排出した後、上記第2液室に貯留された液体を上記ヘッドから排出するメンテナンス処理を受け付け、
上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたと判定したことに応じて、上記カートリッジが有するカートリッジメモリから、上記インターフェースを通じて、上記第1液室に貯留された液体の液量Vcを読み出し、
上記装着ケースに上記カートリッジが装着される前の上記液量Vsが第1タンク閾値未満であり、且つ、当該液量Vsと読み出した上記液量Vcとの和である総量Vtが総量閾値以上であることを条件として、受け付けた上記メンテナンス処理を実行する液体排出装置。
【請求項6】
上記コントローラは、
上記第1液室から上記第2液室へ液体が流入する流量Qcを、読み出した上記液量Vcに基づいて決定し、
上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたと判定した時点からの経過時間を上記流量Qcに乗じた液量を、上記装着ケースに上記カートリッジが装着される前の上記液量Vsに加えた更新液量Vsを算出し、
上記総量Vtが上記総量閾値未満であり、且つ上記更新液量Vsが上記第1タンク閾値以上であることに応じて、上記メンテナンス処理を実行する請求項5に記載の液体排出装置。
【請求項7】
上記コントローラは、
上記流量Qcが流量閾値未満であることを条件として、当該流量閾値と上記流量Qcとの差に、上記メンテナンス処理が実行される時間を乗じた液量Vthを、上記第1タンク閾値に加えた第2タンク閾値を算出し、
上記更新液量Vsが上記第2タンク閾値以上であることに応じて、上記メンテナンス処理を実行する請求項6に記載の液体排出装置。
【請求項8】
温度センサを更に備えており、
上記コントローラは、上記温度センサから受信した信号による温度が低いほど、小さくなる上記流量Qcを決定する請求項6又は7に記載の液体排出装置。
【請求項9】
ポンプと、
上記ポンプと接続されたキャップと、を更に具備しており、
上記コントローラは、上記メンテナンス処理の実行において、上記キャップが上記ヘッドのノズルを覆った状態で、上記ポンプを駆動させることによって、上記ヘッドのノズルから液体を排出する請求項1から8のいずれかに記載の液体排出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を排出する液体排出装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、着脱可能なメインタンクと、装着されたメインタンクから供給されたインクを貯留するサブタンクと、サブタンクに貯留されたインクを吐出して画像を記録する画像記録ユニットとを備えるインクジェットプリンタが知られている(例えば、特許文献1)。また、上記インクジェットプリンタは、メインタンク及びサブタンクの内部空間が大気に開放されている。そのため、メインタンクをインクジェトプリンタに装着すると、メインタンクの内部空間の水頭及びサブタンクの内部空間の水頭の差(以下、「水頭差」と表記する。)によって、メインタンク及びサブタンクのそれぞれのインクの液面が同一高さに揃うようにインクが移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-213162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記インクジェットプリンタは、画像記録ユニットに負圧又は正圧を付与することによって、画像記録ユニットからインクを排出するメンテナンス処理を実行する。このメンテナンス処理は、画像記録ユニットにおける流路の目詰まりや気泡の除去などを目的とする処理である。メンテナンス処理は、例えば、ユーザの入力に基づいて実行されたり、所定時間間隔毎や所定枚数の画像記録を実行した後に定期的に実行されたりする。
【0005】
メインタンクのインクが消費されると、メインタンクが交換される。メインタンクが交換されるとき、サブタンクのインクの液面は、交換されるメインタンクのインクの液面と同じである場合がある。また、メインタンクが交換されるとき、交換されるメインタンクが空になっていれば、交換されるメインタンクの液室の底より低い位置にサブタンクのインクの液面がある。初期充填量のインクを貯留するメインタンクがインクジェットプリンタに装着されると、当該メインタンクが装着された直後では、装着されたメインタンク及びサブタンクのそれぞれのインクの液面の高さが異なる。すなわち水頭差が生じる。水頭差を解消するように、メインタンクからサブタンクへインクが流入して、メインタンク及びサブタンクのそれぞれのインクの液面が同一高さに揃う。
【0006】
インクジェットプリンタにメインタンクが装着された直後にメンテナンス処理が受け付けられることがある。メンテナンス処理が実行されると、サブタンクのインクの液面が十分に上昇していない状態で、サブタンクからインクが流出する。サブタンクから画像記録ユニットへ流出するインクの流量が、メインタンクからサブタンクへ流入するインクの流量より大きければ、サブタンクのインクの液面が降下する。その結果、サブタンクから画像記録ユニットへ向かって空気が進入するおそれがある。したがって、メインタンクが交換された直後は、メンテナンス処理を受け付けても実行せず、メインタンク及びサブタンクのそれぞれのインクの液面が同一高さに揃うまで、受け付けたメンテナンス処理の実行を待機することが考えられる。
【0007】
しかしながら、インクジェットプリンタにメインタンクが装着され、メンテナンス処理が受け付けられてから、メンテナンス処理が実行されるまでの時間が長ければ、次の不具合が懸念される。すなわち、ユーザは、メンテナンス処理の受付や実行に不具合が生じたものと誤解するおそれがある。また、メンテナンス処理後にインクジェットプリンタが使用可能となるまでに、ユーザを長時間待たせることとなる。
【0008】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装着ケースにカートリッジが装着され、メンテナンス処理が受け付けられてから、メンテナンス処理が実行されるまでの時間を短くすることができる手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 本発明に係る液体排出装置は、液体が貯留された第1液室を有するカートリッジと接続される第2液室を有するタンクと、一方が上記第2液室に連通し、他方が上記タンクに接続された上記カートリッジの上記第1液室と連通する流路と、上記流路と連通されるヘッドと、液面センサと、コントローラと、を備える。上記コントローラは、記録指示に基づいて上記ヘッドからインクを排出し、上記第2液室内の液面の位置が所定位置以上であることに応じて上記液面センサが出力する第1信号を、上記液面センサから受信し、上記記録指示に基づいて上記ヘッドからインクを排出した後、上記第2液室内の液面の位置が上記所定位置未満であることに応じて上記液面センサが出力する第2信号を、上記液面センサから受信し、上記第2信号を上記液面センサから受信した後において、上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたか判定し、上記装着ケースに上記カートリッジが装着されたと判定し、且つ、上記第2信号を上記液面センサから受信した後において、上記第2液室に貯留された液体を上記ヘッドから排出するメンテナンス処理を受け付け、上記第1信号を上記液面センサから受信したことに基づいて、受け付けた上記メンテナンス処理を実行する。
【0010】
上記構成によれば、装着ケースにカートリッジが装着された後、液面センサから第1信号を受信する前にメンテナンス処理を受け付けたときに、液面センサから第1信号を受信するまでメンテナンス処理が実行されない。これにより、第2液室からヘッドへ向かって空気が進入することなく、メンテナンス処理を受け付けてから実行されるまでの時間を短くすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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