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公開番号2024081049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194480
出願日2022-12-05
発明の名称インク吐出装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/205 20060101AFI20240610BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】低解像度での印刷において階調性の向上を図り画質の低下を抑制する。
【解決手段】
同色インクを吐出する複数のノズル列N01,N02を全て使用する高解像度モードと、少なくとも一部を使用する低解像度モードとを選択可能なインク吐出部31と、インク吐出部31の画像形成時にインクを吐出するノズル列及び吐出するインクのドロップ数と、ドロップ数に対応するノズル列の駆動信号データと、を関連付けたテーブルをモード毎に保持する記憶部7と、インク吐出部31の画像形成時に、選択されたモードに対応するテーブルから抽出した駆動信号データを、選択されたモードのテーブルで抽出した駆動信号データに関連付けられたノズル列に入力する制御部8とを備える。制御部8は、低解像度モードの選択時に、一部のノズル列以外のノズル列から吐出するインクのドロップ数と駆動信号データとをテーブルに設定し、対応するノズル列に入力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
同色のインクを吐出することが可能な複数のノズル列を有し、前記複数のノズル列から吐出するインクによって形成する画像のモードとして、前記複数のノズル列を全て使用する高解像度モードと、前記複数のノズル列のうち少なくとも一部のノズル列を使用する低解像度モードとを選択可能なインク吐出部と、
前記インク吐出部の画像形成時に実際にインクを吐出する前記ノズル列及び吐出するインクのドロップ数と、前記ドロップ数に対応する前記ノズル列の駆動信号データと、を関連付けたテーブルを、前記モード毎に保持する領域を有する記憶部と、
前記インク吐出部の画像形成時に、選択された前記モードに対応する前記テーブルから、前記画像の濃度に対応する前記ドロップ数に関連付けられた前記駆動信号データを抽出し、抽出した前記駆動信号データを、前記選択されたモードに対応する前記テーブルにおいて前記抽出した駆動信号データに関連付けられた前記ノズル列に入力する制御部とを備え、
前記制御部は、前記低解像度モードの選択時に、前記低解像度モードに対応する前記テーブルの空き領域に、前記インク吐出部の画像形成時に前記一部のノズル列以外のノズル列から吐出するインクのドロップ数と、前記ドロップ数に対応する前記ノズル列の駆動信号データとを設定し、設定した前記駆動信号データを前記一部のノズル列以外のノズル列に入力して、前記一部のノズル列以外のノズル列を、前記インク吐出部の画像形成時に実際にインクを吐出する前記ノズル列として使用可能とすること、
を特徴とするインク吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インク吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ライン型のインク吐出装置は、搬送される用紙に対して、画像データに基づいてインクジェットヘッドによりインクを吐出して印刷を行う。
【0003】
特許文献1では、インクのミストの発生を削減するために、高解像度で印刷する特定色のインクドロップデータを入力する印刷制御データ生成部を、高解像度印刷用から低解像度印刷用に切り替えて、特定色も低解像度で印刷する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-146561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
低解像度で画像を印刷する場合、高解像度で印刷する場合よりも画質が低下することに対して対策を講じることが有益となる。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、低解像度での印刷において階調性の向上を図り画質の低下を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様によるインク吐出装置は、
同色のインクを吐出することが可能な複数のノズル列を有し、前記複数のノズル列から吐出するインクによって形成する画像のモードとして、前記複数のノズル列を全て使用する高解像度モードと、前記複数のノズル列のうち少なくとも一部のノズル列を使用する低解像度モードとを選択可能なインク吐出部と、
前記インク吐出部の画像形成時に実際にインクを吐出する前記ノズル列及び吐出するインクのドロップ数と、前記ドロップ数に対応する前記ノズル列の駆動信号データと、を関連付けたテーブルを、前記モード毎に保持する領域を有する記憶部と、
前記インク吐出部の画像形成時に、選択された前記モードに対応する前記テーブルから、前記画像の濃度に対応する前記ドロップ数に関連付けられた前記駆動信号データを抽出し、抽出した前記駆動信号データを、前記選択されたモードに対応する前記テーブルにおいて前記抽出した駆動信号データに関連付けられた前記ノズル列に入力する制御部とを備え、
前記制御部は、前記低解像度モードの選択時に、前記低解像度モードに対応する前記テーブルの空き領域に、前記インク吐出部の画像形成時に前記一部のノズル列以外のノズル列から吐出するインクのドロップ数と、前記ドロップ数に対応する前記ノズル列の駆動信号データとを設定し、設定した前記駆動信号データを前記一部のノズル列以外のノズル列に入力して、前記一部のノズル列以外のノズル列を、前記インク吐出部の画像形成時に実際にインクを吐出する前記ノズル列として使用可能とすること、
を特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、低解像度での印刷において階調性の向上を図り画質の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係るインク吐出装置の概略構成図である。
図2は、図1のインクジェットヘッドの下部を示した図である。
図3は、図1の記憶部に記憶された低解像度モード用のテーブルの一例を示した図である。
図4は、図1の制御部によって実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図5Aは、図4の補完吐出量設定において図1の制御部が図3の低解像度モード用のテーブルに設定するA列のノズル列のノズルによるインク吐出量の一例を示した図である。
図5Bは、図1の記憶部に記憶された低解像度モード用のテーブルの他の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
(【0011】以降は省略されています)

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