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公開番号2024078480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022190886
出願日2022-11-30
発明の名称液体吐出装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20240604BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体タンク内の空気が、廃液タンクを通して外部へ排出されるときに、キャップへ逆流しにくい液体吐出装置を提供する。
【解決手段】液体吐出装置100は、ヘッド38に当接してノズル38Aを覆うキャップ62と、外部と大気連通する廃液タンク77と、キャップ62と廃液タンク77とを接続する第1廃液流路178と、第1廃液流路178に配置された第1吸引ポンプ74と、第1廃液流路178における第1吸引ポンプ74よりも下流に位置する合流点A1と液体タンク181とを接続する第2廃液流路401と、第2廃液流路401に配置された第2吸引ポンプ193と、を備える。第1廃液流路178における合流点A1とキャップ62との間における空気に対する第1流路抵抗R1が、上記第1廃液流路178における合流点A1と廃液タンク77との間における空気に対する第2流路抵抗R2よりも大きい。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
液体を貯留する液体タンクと、
上記液体タンクから供給された液体を吐出するノズルを有するヘッドと、
上記液体タンクと上記ヘッドとを接続する第1流路および第2流路と、
上記ヘッドに当接して上記ノズルを覆うキャップと、
外部と大気連通する廃液タンクと、
上記キャップと上記廃液タンクとを接続する第1廃液流路と、
上記第1廃液流路に配置された第1吸引ポンプと、
上記第1廃液流路における上記第1吸引ポンプよりも下流に位置する合流点と上記液体タンクとを接続する第2廃液流路と、
上記第2廃液流路に配置された第2吸引ポンプと、を備えており、
上記第1廃液流路における上記合流点と上記キャップとの間における空気に対する第1流路抵抗が、上記第1廃液流路における上記合流点と上記廃液タンクとの間における空気に対する第2流路抵抗よりも大きい液体吐出装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
上記第1廃液流路は、上記合流点と上記第1吸引ポンプとの間に配置されており、空気に対する流路抵抗となる抵抗部を有する請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
上記第1廃液流路に弁が設けられていない請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
上記第1廃液流路における上記合流点と上記第1吸引ポンプとの間における空気に対する第3流路抵抗が、上記第2流路抵抗よりも大きい請求項1から3のいずれかに記載の液体吐出装置。
【請求項5】
上記第1廃液流路は、円管によって構成されており、
上記円管における上記合流点と上記第1吸引ポンプとの間の内径は、上記円管における上記合流点と上記廃液タンクとの間の内径の6割以下である請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
上記第2流路抵抗と上記第3流路抵抗との比が、1:10以上である請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
上記第2廃液流路において上記第2吸引ポンプと上記液体タンクとの間に配置されたバッファタンクを更に備えており、
上記第2吸引ポンプは、上記合流点から上記液体タンクへの液体の逆流を防止する逆止弁を有する請求項1に記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体タンクに貯留された液体をヘッドから吐出する液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ヘッドからインクを吐出する液体吐出装置として、例えば、特許文献1に記載された画像記録装置が知られている。特許文献1に記載の画像記録装置は、第2ポンプを介して外部と大気連通するサブタンクを有する。第2ポンプが駆動されると、サブタンク内の空気が外部へ排出されることによってサブタンク内が負圧となり、タンクからサブタンクへインクが供給される。また、フラッシング処理及びパージ処理によってキャップへ排出されたインクは、吸引ポンプによって廃液流路を通じて廃液タンクに排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-094760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の画像記録装置では、装置の小型化のため、上記廃液流路を利用してサブタンク内の空気を外部へ排出することが考えられる。具体的には、第2ポンプが配置される流路が上記廃液流路における廃液タンクの手前に接続される。これにより、サブタンク内の空気が、第2ポンプによって上記流路および上記廃液流路から廃液タンクを通して外部へ排出される。しかしながら、パージ処理などによって廃液タンク内に多量のインクが溜まっている場合、廃液タンク内では空気に対する流路抵抗が大きくなるので、サブタンク内の空気が上記廃液流路を通してキャップへ逆流する虞が生じる。
【0005】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体タンク内の空気が、廃液タンクを通して外部へ排出されるときに、キャップへ逆流しにくい液体吐出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る液体吐出装置は、液体を貯留する液体タンクと、上記液体タンクから供給された液体を吐出するノズルを有するヘッドと、上記液体タンクと上記ヘッドとを接続する第1流路および第2流路と、上記ヘッドに当接して上記ノズルを覆うキャップと、外部と大気連通する廃液タンクと、上記キャップと上記廃液タンクとを接続する第1廃液流路と、上記第1廃液流路に配置された第1吸引ポンプと、上記第1廃液流路における上記第1吸引ポンプよりも下流に位置する合流点と上記液体タンクとを接続する第2廃液流路と、上記第2廃液流路に配置された第2吸引ポンプと、を備える。上記第1廃液流路における上記合流点と上記キャップとの間における空気に対する第1流路抵抗が、上記第1廃液流路における上記合流点と上記廃液タンクとの間における空気に対する第2流路抵抗よりも大きい。
【0007】
ヘッドからキャップ内へ吐出された液体が、第1吸引ポンプによって第1廃液流路を通して廃液タンクに排出される。液体タンク内の空気が、第2吸引ポンプによって第2廃液流路および第1廃液流路を経て廃液タンクを通して外部へ排出される。このとき、第1流路抵抗が第2流路抵抗よりも大きいので、廃液タンクに多くの液体が溜まっていることによって廃液タンク内の空気に対する流路抵抗が高くなっていても、液体タンク内の空気が第1廃液流路を通してキャップへ逆流しにくい。
【0008】
(2)上記第1廃液流路は、上記合流点と上記第1吸引ポンプとの間に配置されており、空気に対する流路抵抗となる抵抗部を有してもよい。
【0009】
第1流路抵抗を第2流路抵抗よりも大きくすることが容易になる。液体タンク内の空気が第1廃液流路において合流点からキャップへ逆流しにくくなる。
【0010】
(3)上記第1廃液流路に弁が設けられていなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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