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公開番号2024074011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022185048
出願日2022-11-18
発明の名称鞍乗型車両
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類B62J 40/10 20200101AFI20240523BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】エアクリーナに液滴が進入することを低減しつつ運転者に対してエアクリーナの吸気音を効率よく聞かせることが可能な鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】自動二輪車100は、燃料タンク10、タンクカバー20およびエアクリーナ30を備える。燃料タンク10は、シート50の車両前方かつエンジン5の上方の位置に設けられる。タンクカバー20は、燃料タンク10を少なくとも上方から覆うように設けられている。エアクリーナ30は、吸気口39を有する。吸気口39は、燃料タンク10よりも下方かつ燃料タンク10の中心CPよりも車両後方の位置で上方に向かって開口している。タンクカバー20には、平面視で燃料タンク10に重なる1または複数の貫通孔THが形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鞍乗型車両であって、
シートの車両前方かつエンジンの上方の位置に設けられる燃料タンクと、
前記燃料タンクを少なくとも上方から覆うように設けられたタンクカバーと、
吸気口を有するエアクリーナとを備え、
前記吸気口は、前記燃料タンクよりも下方かつ前記燃料タンクの中心よりも車両後方の位置で上方に向かって開口し、
前記タンクカバーには、平面視で前記燃料タンクに重なる1または複数の貫通孔が形成された、鞍乗型車両。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
平面視で前記燃料タンクを車両左右方向に3等分した場合に、前記1または複数の貫通孔は、平面視で前記燃料タンクの中央部分に重なる、請求項1記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
平面視で前記燃料タンクを車両左右方向に3等分した場合に、前記1または複数の貫通孔は、平面視で前記燃料タンクの左部分および右部分に重ならない、請求項2記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
平面視で前記燃料タンクを車両前後方向に3等分した場合に、前記1または複数の貫通孔は、平面視で前記燃料タンクの中央部分および後部分のいずれかに重なり、平面視で前記燃料タンクの前部分に重ならない、請求項1~3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
【請求項5】
前記1または複数の貫通孔は、前記タンクカバーにおいて分散配置された複数の貫通孔を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
【請求項6】
前記吸気口は、
平面視で前記燃料タンクの後端部を含む一部分に重なる第1の開口領域と、
平面視で前記第1の開口領域に隣り合いかつ前記燃料タンクに重ならない第2の開口領域とを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
【請求項7】
前記エアクリーナの前記吸気口よりも上方の位置で、前記エアクリーナの前記吸気口の少なくとも一部を覆う遮断部材をさらに備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
【請求項8】
前記遮断部材の右端部は、平面視で前記吸気口よりも右方に位置し、
前記遮断部材の左端部は、平面視で前記吸気口よりも左方に位置する、請求項7記載の鞍乗型車両。
【請求項9】
前記遮断部材は、前壁部、液受け部および後壁部を有し、
前記前壁部は、車両前後方向に平行な鉛直断面において前記液受け部の前端部から上方に向かって一定距離突出するように形成され、
前記後壁部は、車両前後方向に平行な鉛直断面において前記液受け部の後端部から上方に向かって一定距離突出するように形成された、請求項7記載の鞍乗型車両。
【請求項10】
前記タンクカバーの前記1または複数の貫通孔のうち少なくとも一の貫通孔は、平面視で面形状を呈しかつ側面視で面形状を呈する、請求項1~3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンおよびエアクリーナを備える鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
エアクリーナは、エンジンに清浄な空気を導入する。エンジンを備える鞍乗型車両の走行時には、エアクリーナから吸気音が発生する場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-172097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エアクリーナから発生する吸気音が運転者に疾走感を与える吸気音である場合、その吸気音を運転者に積極的に聞かせることにより、運転者は鞍乗型車両の運転を楽しむことができる。また、エアクリーナから発生する吸気音がエンジンの動作状態に応じて変化する場合、その吸気音を運転者に積極的に聞かせることにより、運転者はエンジンの動作状態を把握しつつスロットル操作およびハンドル操作等を行うことができる。
【0005】
特許文献1には、エンジンの後方にエアクリーナボックスが設けられた鞍乗型車両の一例が記載されている。その鞍乗型車両においては、エアクリーナボックスの側壁に吸気口が設けられている。また、エアクリーナボックスの側壁の吸気口をさらに鞍乗型車両の側方から覆うようにサイドカバーが設けられている。サイドカバーには、エアクリーナから発生する吸気音を運転者に聞かせるためのサイドカバー開口が形成されている。
【0006】
サイドカバー開口は、車両の側方を向くように形成されている。そのため、特許文献1の鞍乗型車両に関して、当該鞍乗型車両に搭乗する運転者は、実際には、エアクリーナボックスから発生した吸気音を聞きとることが難しい。
【0007】
吸気音を運転者に積極的に聞かせるためには、エアクリーナボックスの吸気口を運転者の頭部に近い位置に配置しかつその吸気口を運転者の頭部に向ける、すなわち吸気口を上方に向けることが望ましい。しかしながら、このような構成では、エアクリーナボックスの吸気口に雨水等の液滴が進入しやすい。
【0008】
本発明の目的は、エアクリーナに液滴が進入することを低減しつつ運転者に対してエアクリーナの吸気音を効率よく聞かせることが可能な鞍乗型車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一局面に従う鞍乗型車両は、鞍乗型車両であって、シートの車両前方かつエンジンの上方の位置に設けられる燃料タンクと、前記燃料タンクを少なくとも上方から覆うように設けられたタンクカバーと、吸気口を有するエアクリーナとを備え、前記吸気口は、前記燃料タンクよりも下方かつ前記燃料タンクの中心よりも車両後方の位置で上方に向かって開口し、前記タンクカバーには、平面視で前記燃料タンクに重なる1または複数の貫通孔が形成されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、エアクリーナに液滴が進入することを低減しつつ運転者に対してエアクリーナの吸気音を効率よく聞かせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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