TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024065475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174354
出願日2022-10-31
発明の名称転写装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20240508BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】転写ベルトの寄りを良好に抑制することができる転写装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】ユニット支持筐体などの引き出し筐体113に回動自在に支持されたベルトユニットなどの二次転写ユニット40を加圧する加圧手段は、一対の回転アーム103などの加圧部材を有し、一方の回転アームで二次転写ユニット40の張架ローラの軸方向の一端側を加圧し、他方の回転アームで二次転写ユニット40の軸方向の他端側を加圧し、引き出し筐体113は、Y方向回りの二次転写ユニット40の姿勢を拘束せずに二次転写ユニット40を支持する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
転写ローラを含む複数の張架ローラに張架された転写ベルトを有するベルトユニットと、
前記ベルトユニットを回転自在に支持するユニット支持筐体と、
前記ベルトユニットを加圧して前記転写ローラを、前記転写ベルトを介して像担持体に当接させて転写ニップを形成する加圧手段と、を備えた転写装置において、
前記加圧手段は、一対の加圧部材を有し、一方の加圧部材で前記ベルトユニットの前記張架ローラの軸方向の一端側を加圧し、他方の加圧部材で前記ベルトユニットの前記軸方向の他端側を加圧し、
前記ユニット支持筐体は、前記転写ニップにおける前記転写ベルトの移動方向回りの前記ベルトユニットの姿勢を拘束せずに前記ベルトユニットを支持することを特徴とする転写装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
請求項1に記載の転写装置において、
前記ユニット支持筐体は、前記ベルトユニットの前記軸方向の一端側を回動自在に支持する第一支持部と、前記ベルトユニットの前記軸方向の他端側を回動自在に支持する第二支持部とを有し、
前記第一支持部と前記第二支持部とにより前記ベルトユニットを、前記移動方向回りに支持したことを特徴とする転写装置。
【請求項3】
請求項2に記載の転写装置において、
前記一方の加圧部材は、前記第一支持部に回転自在に支持され、前記他方の加圧部材は、前記第二支持部に回転自在に支持されていることを特徴とする転写装置。
【請求項4】
請求項2に記載の転写装置において、
前記第二支持部は、前記ベルトユニットの被支持部が挿入される溝部を備え、
前記溝部は、前記転写ニップを形成した状態のときの前記加圧部材の前記ベルトユニットの加圧方向に前記被支持部が自由度を有するような溝であることを特徴とする転写装置。
【請求項5】
請求項4に記載の転写装置において、
前記溝部は、前記転写ローラの回転中心を中心とする円弧形状であることを特徴とする転写装置。
【請求項6】
請求項1に記載の転写装置において、
複数の張架ローラのうちのひとつは、前記軸方向に対する傾きが調整可能に構成されていることを特徴とする転写装置。
【請求項7】
請求項1に記載の転写装置において、
前記転写ベルトは、二次転写ベルトであることを特徴とする転写装置。
【請求項8】
転写装置を備えた画像形成装置において、
前記転写装置として、請求項1に記載の転写装置を用いることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転写装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、転写ローラを含む複数の張架ローラに張架された転写ベルトを有するベルトユニットと、前記ベルトユニットを回転自在に支持するユニット支持筐体と、前記ベルトユニットを加圧して前記転写ローラを、前記転写ベルトを介して像担持体に当接させて転写ニップを形成する加圧手段と、を備えた転写装置が知られている。
【0003】
特許文献1には、ベルトユニットたる二次転写ユニットが、加圧手段たる加圧装置が搭載されたユニット支持筐体たるフレームに回転自在に支持されるものが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、加圧手段によりベルトユニットを加圧して転写ニップを形成したときに、ベルトユニットにねじれが生じ、転写ベルトのベルト寄り速度が許容値を超え、転写ベルトが破損するおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、転写ローラを含む複数の張架ローラに張架された転写ベルトを有するベルトユニットと、前記ベルトユニットを回転自在に支持するユニット支持筐体と、前記ベルトユニットを加圧して前記転写ローラを、前記転写ベルトを介して像担持体に当接させて転写ニップを形成する加圧手段と、を備えた転写装置において、前記加圧手段は、一対の加圧部材を有し、一方の加圧部材で前記ベルトユニットの前記張架ローラの軸方向の一端側を加圧し、他方の加圧部材で前記ベルトユニットの前記軸方向の他端側を加圧し、前記ユニット支持筐体は、前記転写ニップにおける前記転写ベルトの移動方向回りの前記ベルトユニットの姿勢を拘束せずに前記ベルトユニットを支持することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、転写ベルトの寄りを良好に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。
二次転写装置の概略構成図。
傾き調整について説明する図。
自然状態でねじれている二次転写ユニットの引き出し筐体への装着について説明する図。
自然状態でねじれている二次転写ユニットの二次転写ローラを中間転写ベルトに当接させる様子を示す図。
二次転写ユニットの自然状態のねじれが二次転写ローラの後側が手前側に比べて上方に位置するようなねじれの場合の二次転写ローラの中間転写ベルトへの当接について説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。図1は実施形態に係る画像形成装置としての電子写真方式のカラープリンタ(以下、「プリンタ」という)の概略構成図である。このプリンタ100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成するための四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kを備えている。また、中間転写装置としての転写ユニット30、二次転写ユニット40、被搬送物としての記録材Pを収納するカセット60、定着装置90なども備えている。
【0009】
画像形成部となる四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、粉体の現像剤として、互いに異なる色のY、M、C、Kのトナーを用いる。それ以外は同様の構成になっている。画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、像担持体たるドラム状の感光体2Y、2M、2C、2K、ドラムクリーニング装置3Y、3M、3C、3K、除電装置、帯電装置6Y、6M、6C、6K、現像装置8Y、8M、8C、8K等を備えている。
【0010】
感光体2Y、2M、2C、2Kの表面は、帯電装置6Y、6M、6C、6Kで一様帯電される。次に、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの上方に配設された光書込ユニット101から発せられるレーザー光などの露光光によって光走査されて各色用の静電潜像が形成される。この静電潜像は、各色のトナーを有する現像装置8Y、8M、8C、8Kによって現像されて各色の像としてのトナー像Tになる。感光体2にはトナー像が形成される。感光体2Y、2M、2C、2Kのトナー像Tは、無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト31のおもて面上に一次転写されて担持される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
塗工装置
14日前
株式会社リコー
液体吐出装置
6日前
株式会社リコー
画像形成装置
15日前
株式会社リコー
液体吐出装置
15日前
株式会社リコー
画像形成装置
7日前
株式会社リコー
画像形成装置
7日前
株式会社リコー
画像形成装置
8日前
株式会社リコー
画像形成装置
9日前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
5日前
株式会社リコー
部品及び部品の製造方法
5日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
6日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
今日
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
2日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
14日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
1日前
株式会社リコー
転写装置及び画像形成装置
14日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
5日前
株式会社リコー
定着装置、及び画像形成装置
6日前
株式会社リコー
操作表示装置及び画像形成装置
9日前
株式会社リコー
定着装置、及び、画像形成装置
9日前
株式会社リコー
開閉装置、搬送装置、画像形成装置
6日前
株式会社リコー
操作拡張ユニット及び画像形成装置
12日前
株式会社リコー
長尺材供給装置、及び曲げ加工装置
5日前
株式会社リコー
ヘッドユニット、液体を吐出する装置
2日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置
今日
株式会社リコー
梱包部材、トナー収納容器及び梱包方法
14日前
株式会社リコー
フレーム、定着装置、及び、画像形成装置
14日前
株式会社リコー
歯車機構、張力制御装置及び画像形成装置
9日前
株式会社リコー
システム、情報処理装置およびプログラム
2日前
株式会社リコー
画像処理装置、文書管理システムおよび方法
15日前
株式会社リコー
空吐出受け、画像形成装置及び液体吐出装置
12日前
株式会社リコー
液体吐出装置およびギャップ許容範囲設定方法
5日前
株式会社リコー
電位発生方法、電位発生装置、及びプログラム
12日前
株式会社リコー
画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
5日前
株式会社リコー
発泡シート及びその製造方法、並びに、製造物
14日前
株式会社リコー
液体を吐出する装置および液体を吐出する方法
14日前
続きを見る