TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024065480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174364
出願日2022-10-31
発明の名称梱包部材、トナー収納容器及び梱包方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65D 77/26 20060101AFI20240508BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】輸送中の振動によってトナー収納容器内のトナー凝集が発生することを抑制する。
【解決手段】長尺な容器本体部11と該容器本体部の一端側に該容器本体部よりも外径寸法が大きい大寸法部12とを備えるトナー収納容器10を内包する梱包部材20であって、前記容器本体部及び前記大寸法部との間に隙間をもって前記トナー収納容器を内包する箱部21と、前記箱部内の第一受け部に対して前記容器本体部が第一当接力で当接するように該容器本体部を押圧する第一押圧部22と、前記箱部内の第二受け部に対して前記大寸法部が前記第一当接力よりも小さい第二当接力で当接するように該大寸法部を押圧する第二押圧部23とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
長尺な容器本体部と該容器本体部の一端側に該容器本体部よりも長尺方向に対して直交する方向の寸法が大きい大寸法部とを備えるトナー収納容器を内包する梱包部材であって、
前記容器本体部及び前記大寸法部との間に隙間をもって前記トナー収納容器を内包する箱部と、
前記箱部内の第一受け部に対して前記容器本体部が第一当接力で当接するように該容器本体部を押圧する第一押圧部と、
前記箱部内の第二受け部に対して前記大寸法部が前記第一当接力よりも小さい第二当接力で当接するように該大寸法部を押圧する第二押圧部とを有することを特徴とする梱包部材。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の梱包部材において、
当該梱包部材が正規の姿勢で置かれたときに、前記第一押圧部及び前記第二押圧部が前記容器本体部及び前記大寸法部を鉛直方向上側から押圧するように構成されていることを特徴とする梱包部材。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の梱包部材において、
前記隙間の最大値が14mm以下であることを特徴とする梱包部材。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の梱包部材において、
前記第一押圧部又は前記第二押圧部は、前記トナー収納容器に設けられた電子部品を押圧しないように構成されていることを特徴とする梱包部材。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の梱包部材において、
前記第一押圧部は、長尺方向に対して直交する方向の端部が前記箱部に支持され、長尺方向一端側から他端側に向けて前記トナー収納容器の前記容器本体部に近づくように構成され、
前記第一押圧部の長尺方向長さは、前記トナー収納容器の長尺方向長さの9割以上であることを特徴とする梱包部材。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の梱包部材において、
前記第一押圧部及び前記第二押圧部のうちの少なくとも一方は、前記箱部と一体構成であることを特徴とする梱包部材。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の梱包部材において、
前記箱部は、前記トナー収納容器を出し入れする出入口を、前記トナー収納容器の前記大寸法部側の長尺方向一端部に備えていることを特徴とする梱包部材。
【請求項8】
請求項7に記載の梱包部材において、
前記第一押圧部は、長尺方向の一端側から他端側に向けて前記トナー収納容器の前記容器本体部に近づくように構成され、
前記第二押圧部は、長尺方向の前記他端側から前記一端側に向けて前記トナー収納容器の前記大寸法部に近づくように構成されていることを特徴とする梱包部材。
【請求項9】
長尺な容器本体部と該容器本体部の一端側に該容器本体部よりも長尺方向に対して直交する方向の寸法が大きい大寸法部とを備えるトナー収納容器本体と、
前記トナー収納容器本体を内包する梱包部材とを有するトナー収納容器であって、
前記梱包部材は、請求項1又は2に記載の梱包部材であることを特徴とするトナー収納容器。
【請求項10】
長尺な容器本体部と該容器本体部の一端側に該容器本体部よりも長尺方向に対して直交する方向の寸法が大きい大寸法部とを備えるトナー収納容器を、梱包部材によって梱包する梱包方法であって、
前記梱包部材の箱部に、前記容器本体部及び前記大寸法部との間に隙間をもって前記トナー収納容器を内包させ、
前記梱包部材の第一押圧部によって、前記箱部内の第一受け部に対して前記容器本体部が第一当接力で当接するように該容器本体部を押圧させ、
前記梱包部材の第二押圧部によって、前記箱部内の第二受け部に対して前記大寸法部が前記第一当接力よりも小さい第二当接力で当接するように該大寸法部を押圧させることを特徴とする梱包方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、梱包部材、トナー収納容器及び梱包方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、長尺な容器本体部と該容器本体部の一端側に該容器本体部よりも長尺方向に対して直交する方向の寸法が大きい大寸法部とを備えるトナー収納容器を内包する梱包部材が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、長尺な円筒状の容器本体(容器本体部)と容器本体の長尺方向一端側に取り付けられるボトルキャップとを備えたトナーボトル(トナー収納容器)を内包する梱包箱(梱包部材)が開示されている。ただし、この梱包箱が内包するトナーボトルのボトルキャップは容器本体よりも小径である。この梱包箱は、段ボールを折り曲げて成形される。この梱包箱の内部には、トナーボトルの容器本体周面に対して4方向から接触する4つの緩衝壁部が備わっている。これらの4つの緩衝壁部は、トナーボトルのボトルキャップには接触せず、ボトルキャップと梱包箱との間には隙間がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、容器本体部の一端側に容器本体部よりも長尺方向に対して直交する方向の寸法が大きい大寸法部を備えるトナー収納容器を梱包部材で梱包する場合、輸送中の振動によってトナー収納容器内のトナー凝集が発生して、使用時に異常画像を発生させ得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、長尺な容器本体部と該容器本体部の一端側に該容器本体部よりも長尺方向に対して直交する方向の寸法が大きい大寸法部とを備えるトナー収納容器を内包する梱包部材であって、前記容器本体部及び前記大寸法部との間に隙間をもって前記トナー収納容器を内包する箱部と、前記箱部内の第一受け部に対して前記容器本体部が第一当接力で当接するように該容器本体部を押圧する第一押圧部と、前記箱部内の第二受け部に対して前記大寸法部が前記第一当接力よりも小さい第二当接力で当接するように該大寸法部を押圧する第二押圧部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
以上、本発明によれば、輸送中の振動によってトナー収納容器内のトナー凝集が発生することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態におけるトナーボトルを示す平面図。
同トナーボトルが梱包箱に内包された状態を横方向から見たときの説明図。
製函される前の同梱包箱の状態を長尺方向から見たときの断面図。
製函された後の同梱包箱の状態を長尺方向から見たときの断面図。
同梱包箱の箱部の内部を図2中左側から見たときの説明図。
トナーボトルと箱部との隙間を示す説明図。
梱包箱内に梱包されたトナーボトルにおいて、輸送中の振動によって生じる加速度(衝撃)の大きさを測定した結果を示すグラフ。
実施形態の梱包箱の第一フラップ及び第二フラップを示す部分展開図。
同第一フラップの長尺方向長さを示す説明図。
梱包箱内に梱包されたトナーボトルに振動を加えた後、そのトナーボトルを画像形成装置に使用して画像形成を行ったときの異常画像の発生を測定した結果を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0009】
図1は、本実施形態におけるトナー収納容器のトナー収納容器本体であるトナーボトル10を示す平面図である。
トナーボトル10は、画像形成装置のトナーボトル収容部に対して着脱自在に設置されるものである。画像形成装置にセットされたトナーボトル10は、そのトナーボトル内のトナーがほとんどすべて消費されて空になった場合などのように寿命に達した場合に、新品のトナーボトル10に交換される。なお、トナーボトル10に収容されるトナーの色は任意である。
【0010】
トナーボトル10は、主に、長尺な容器本体部である略円筒状のボトル本体部11と、ボトル本体部11の長尺方向一端側に設けられる大寸法部としての略円筒状のボトルキャップ12とから構成されている。ボトルキャップ12は、ボトル本体部11よりも、長尺方向に対して直交する方向(径方向)の寸法(外径寸法)が大きい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
液体吐出装置
19日前
株式会社リコー
服薬支援装置
1日前
株式会社リコー
画像形成装置
4日前
株式会社リコー
カラー画像形成装置
25日前
株式会社リコー
ラミネート処理システム
1日前
株式会社リコー
着床能増強胚の作製方法
17日前
株式会社リコー
配薬装置及び服薬支援装置
23日前
株式会社リコー
画像記録方法及び印刷方法
18日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
17日前
株式会社リコー
光走査装置及び画像形成装置
9日前
株式会社リコー
塗装システムおよび塗装方法
19日前
株式会社リコー
駆動伝達装置及び画像形成装置
19日前
株式会社リコー
画像読取装置及び画像形成装置
17日前
株式会社リコー
白色インク印刷方法、及び印刷物
8日前
株式会社リコー
液体供給装置および液体塗布装置
17日前
株式会社リコー
粉体搬送装置、及び、画像形成装置
24日前
株式会社リコー
塗装システムおよびヘッド洗浄方法
1日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
2日前
株式会社リコー
頭部装着型表示装置、およびメガネ
1か月前
株式会社リコー
表示端末、表示方法、及びプログラム
17日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
2日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
18日前
株式会社リコー
液体吐出装置および異常ノズル検出方法
19日前
株式会社リコー
ノード、データ共有方法、及びプログラム
17日前
株式会社リコー
機器、機器システム、認証方法、プログラム
8日前
株式会社リコー
イオン化装置、イオン検出装置及び気体分析装置
23日前
株式会社リコー
計測システム、計測装置、計測方法、プログラム
1日前
株式会社リコー
媒体処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
4日前
株式会社リコー
印刷システム、情報処理装置、印刷方法、及びプログラム
2日前
株式会社リコー
証憑登録システム、証憑登録方法及び証憑登録プログラム
23日前
株式会社リコー
ファクス送信システム、ファクス送信方法、及びプログラム
23日前
株式会社リコー
画像形成装置
8日前
株式会社リコー
トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び画像形成方法
8日前
株式会社リコー
画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
23日前
株式会社リコー
布帛用乾燥装置及び布帛用画像形成装置及び布帛用画像形成システム
23日前
株式会社リコー
テーブル認識方法、装置およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
4日前
続きを見る