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公開番号2024071341
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2023117081
出願日2023-07-18
発明の名称画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240517BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ノズルごとに着弾のばらつきを補正することができる画像形成装置、画像形成方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】記録媒体に対して記録ヘッドからインクを吐出させて画像を形成する画像形成装置であって、印刷データを取得する取得部と、取得部により取得された印刷データから記録ヘッドにインクを吐出させるための吐出データに変換する変換部と、吐出データに対して、記録ヘッドの副走査方向に並ぶ複数のノズルで構成されたノズル列のノズルごとに、インクの吐出の態様を変更する補正マスクパターンを適用する補正部と、補正マスクパターンが適用された吐出データに基づいて、記録ヘッドのそれぞれのノズルから記録媒体に対して吐出させる吐出制御部と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に対して記録ヘッドからインクを吐出させて画像を形成する画像形成装置であって、
印刷データを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記印刷データから前記記録ヘッドにインクを吐出させるための吐出データに変換する変換部と、
前記吐出データに対して、前記記録ヘッドの副走査方向に並ぶ複数のノズルで構成されたノズル列の該ノズルごとに、インクの吐出の態様を変更する補正マスクパターンを適用する補正部と、
前記補正マスクパターンが適用された前記吐出データに基づいて、前記記録ヘッドのそれぞれの前記ノズルから前記記録媒体に対して吐出させる吐出制御部と、
を備えた画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記補正部は、前記記録ヘッドの前記ノズル列の前記ノズルごとに、インクの吐出のタイミングを変更する前記補正マスクパターンを適用する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記補正部は、前記記録ヘッドの前記ノズル列の前記ノズルごとに、インクの吐出のための前記記録ヘッドに印加する電圧の駆動波形を変更する前記補正マスクパターンを適用する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
操作入力に応じて前記補正マスクパターンを設定する設定部と、
前記設定部により設定された前記補正マスクパターンを記憶する記憶部と、
をさらに備え、
前記補正部は、前記記憶部に記憶された前記補正マスクパターンを前記吐出データに適用する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記補正部は、前記記録ヘッドから吐出されるインクの色ごとに異なる前記補正マスクパターンを適用する請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記記録ヘッドは、複数であり、
前記補正部は、前記記録ヘッドごとに異なる前記補正マスクパターンを適用する請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記補正部は、前記記録ヘッドの前記ノズル列ごとに異なる前記補正マスクパターンを適用する請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
記録媒体に対して記録ヘッドからインクを吐出させて画像を形成する画像形成方法であって、
印刷データを取得する取得ステップと、
取得した前記印刷データから前記記録ヘッドにインクを吐出させるための吐出データに変換する変換ステップと、
前記吐出データに対して、前記記録ヘッドの副走査方向に並ぶ複数のノズルで構成されたノズル列の該ノズルごとに、インクの吐出の態様を変更する補正マスクパターンを適用する補正ステップと、
前記補正マスクパターンが適用された前記吐出データに基づいて、前記記録ヘッドのそれぞれの前記ノズルから前記記録媒体に対して吐出させる吐出制御ステップと、
を有する画像形成方法。
【請求項9】
記録媒体に対して記録ヘッドからインクを吐出させて画像を形成する画像形成装置を制御するコンピュータに、
印刷データを取得する取得ステップと、
取得した前記印刷データから前記記録ヘッドにインクを吐出させるための吐出データに変換する変換ステップと、
前記吐出データに対して、前記記録ヘッドの副走査方向に並ぶ複数のノズルで構成されたノズル列の該ノズルごとに、インクの吐出の態様を変更する補正マスクパターンを適用する補正ステップと、
前記補正マスクパターンが適用された前記吐出データに基づいて、前記記録ヘッドのそれぞれの前記ノズルから前記記録媒体に対して吐出させる吐出制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
インクを吐出する複数のノズルが配列された記録ヘッドと、記録媒体とを相対移動させながら記録媒体上にインクを吐出し画像を形成するインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタでは、記録ヘッドを主走査方向に移動させながらノズルから記録媒体上にインクを吐出する主走査動作と、記録ヘッドまたは記録媒体を副走査方向に移動させる副走査動作とを交互に繰り返し行い画像を形成する。この場合、インクジェットプリンタによって形成される印刷画像は、ノズル列からインクを吐出して形成された多数のドットから構成される。このため、記録媒体上におけるインクの着弾位置であるドットの形成位置が、所定の目標位置からずれている場合には、用紙等の記録媒体上に綺麗な印刷画像を描くことができない。そのため、記録媒体の搬送精度または記録ヘッドのノズル吐出特性等に起因する着弾ずれを補正する技術が知られている。
【0003】
このような着弾ずれを補正する技術として、搬送気流に基づく吐出タイミングの調整の要否判断、および、吐出周波数と着弾ずれ量とを関連付けたプロファイルデータから、吐出タイミングを制御する構成が開示されている(例えば特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、着弾位置のずれの補正は、記録ヘッドのノズル列単位で行うため、ノズルごとのばらつきに対して対応することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ノズルごとに着弾のばらつきを補正することができる画像形成装置、画像形成方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記録媒体に対して記録ヘッドからインクを吐出させて画像を形成する画像形成装置であって、印刷データを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記印刷データから前記記録ヘッドにインクを吐出させるための吐出データに変換する変換部と、前記吐出データに対して、前記記録ヘッドの副走査方向に並ぶ複数のノズルで構成されたノズル列の該ノズルごとに、インクの吐出の態様を変更する補正マスクパターンを適用する補正部と、前記補正マスクパターンが適用された前記吐出データに基づいて、前記記録ヘッドのそれぞれの前記ノズルから前記記録媒体に対して吐出させる吐出制御部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ノズルごとに着弾のばらつきを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る画像形成装置の外観構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る画像形成装置のキャリッジの下面の一例を示す図である。
図3は、実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4は、従来の画像形成装置におけるインクの着弾位置を説明する図である。
図5は、従来の画像形成装置におけるインクの着弾位置のずれを補正する動作を説明する図である。
図6は、実施形態に係る画像形成装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る画像形成装置におけるインクの着弾位置のずれを補正する動作を説明する図である。
図8は、実施形態に係る画像形成装置においてインクの着弾位置のずれを補正するために用いる記録ヘッドの駆動波形の一例を示す図である。
図9は、実施形態に係る画像形成装置の全体動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図10は、変形例1に係る画像形成装置におけるインクの着弾位置のずれを補正する動作を説明する図である。
図11は、変形例2に係る画像形成装置におけるインクの径のばらつきを補正する動作を説明する図である。
図12は、変形例2に係る画像形成装置においてインクの径のばらつきを補正するために用いる記録ヘッドの駆動波形の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る画像形成装置、画像形成方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
また、コンピュータソフトウェアとは、コンピュータの動作に関するプログラム、その他コンピュータによる処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものをいう(以下、コンピュータソフトウェアは、ソフトウェアという)。アプリケーションソフトとは、ソフトウェアの分類のうち、特定の作業を行うために使用されるソフトウェアの総称である。一方、オペレーティングシステム(OS)とは、コンピュータを制御し、アプリケーションソフト等がコンピュータ資源を利用可能にするためのソフトウェアのことである。オペレーティングシステムは、入出力の制御、メモリやハードディスク等のハードウェアの管理、プロセスの管理といった、コンピュータの基本的な管理・制御を行っている。アプリケーションソフトウェアは、オペレーティングシステムが提供する機能を利用して動作する。プログラムとは、コンピュータに対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わせたものをいう。また、プログラムに準ずるものとは、コンピュータに対する直接の指令ではないためプログラムとは呼べないが、コンピュータの処理を規定するという点でプログラムに類似する性質を有するものをいう。例えば、データ構造(データ要素間の相互関係で表される、データの有する論理的構造)がプログラムに準ずるものに該当する。
(【0011】以降は省略されています)

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