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公開番号2024068471
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178963
出願日2022-11-08
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240513BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】転写ニップでの振動とシートの後端のシワや画像乱れとを共に抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着ニップを有する定着装置300と、平坦なストレート部でシートを保持して定着装置にシートを搬送する搬送装置100とを備えた画像形成装置において、ストレート部の位置を変更するストレート部変更手段13と、ストレート部変更手段を駆動制御するストレート部制御手段と、定着ニップへのシート先端の進入タイミングを把握する進入時把握手段16とを設ける。ストレート部制御手段は、進入時把握手段16の把握結果に基づいて、進入タイミング後であって進入したシートの後端側がストレート部で保持されている期間中に、ストレート部変更手段13を駆動制御してストレート部の位置を変更させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
定着ニップを有する定着装置と、平坦なストレート部でシートを保持して定着装置にシートを搬送する搬送装置とを備えた画像形成装置において、
前記ストレート部の位置を変更するストレート部変更手段と、
前記ストレート部変更手段を駆動制御するストレート部制御手段と、
前記定着ニップへのシート先端の進入タイミングを把握する進入時把握手段とを設け、
前記ストレート部制御手段は、前記進入時把握手段の把握結果に基づいて、進入タイミング後であって進入したシートの後端側が前記ストレート部で保持されている期間中に、前記ストレート部変更手段を駆動制御して前記位置を変更させることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記定着装置の入口ガイド部材の位置を変更するガイド部材変更手段と、
前記ガイド部材変更手段を駆動制御するガイド部材制御手段とを設け、
前記ガイド部材制御手段は、前記進入時把握手段の把握結果に基づいて、進入タイミング後であって進入したシートの前記定着ニップの通過中に、前記ガイド部材変更手段を駆動制御して前記位置を変更させることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記ストレート部変更手段は、前記ストレート部の下流端と前記定着ニップの入り口とを結ぶ第一仮想直線と、前記定着ニップの入り口と出口とを結ぶ第二仮想直線との間の角度を変更することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項2に記載の画像形成装置において、
変更する前記入口ガイド部材の位置は、中心位置及び又は姿勢であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項3に記載の画像形成装置において、
前記第一仮想直線と前記第二仮想直線との間の前記ストレート部のシート保持側における角度を、変更後に0°以上、180°以下の範囲にすることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項4に記載の画像形成装置において、
前記入口ガイド部材のガイド面と、前記定着ニップの入り口と出口とを結ぶ第二仮想直線との間の角度との間の前記ガイド面のシートガイド側における角度が、進入タイミングで0°以上、5°未満の範囲にすることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項6に記載の画像形成装置において、
前記ガイド面と、前記定着ニップの入口と出口とを結ぶ第二仮想直線との間の距離が変更後に小さくなるように前記位置を変更することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか一に記載の画像形成装置において、
前記ストレート部変更手段はカムと、カムの回転駆動装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項1乃至7の何れか一に記載の画像形成装置において、
シートの種類と前記ストレート部制御手段で用いる変更情報との対応情報を記憶する記憶手段と、シートの種類の情報を取得するシート種別取得手段とを設け、
前記ストレート部制御手段は、前記記憶手段の記憶情報と、前記シート種別取得手段の取得情報を、制御に用いることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項2、4、6又は7に記載の画像形成装置において、
シートの種類と前記ガイド部材制御手段で用いる変更情報との対応情報を記憶する記憶手段と、シートの種類の情報を取得するシート種別取得手段とを設け、
前記ガイド部材制御手段は、前記記憶手段の記憶情報と、前記シート種別取得手段の取得情報を、制御に用いることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、定着ニップを有する定着装置と、平坦なストレート部でシートを保持して定着装置にシートを搬送する搬送装置とを備えた画像形成装置が知られている。
例えば特許文献1には係る画像形成装置であって、搬送ベルト(搬送装置)を支持する定着装置側の支持ローラを上下に移動可能に構成し、定着するシートの種類によって支持ローラの高さを切り替えるものが記載されている。具体的には、転写ニップと定着ニップとの距離よりも長いシートを定着する場合には、支持ローラに低い位置を取らせる。これより、後端が転写ニップに存在するシートの先端が直線的に定着ニップに進入しないようにし、定着ニップ突入の際の転写ニップでの振動を防止する。転写ニップと定着ニップとの距離よりも短い厚紙を定着する場合には、支持ローラに高い位置を取らせる。これより、シートを搬送ベルトに接触しやすくし搬送ベルトのみで搬送しながら定着入口ガイド板に進入しやすくする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、装置の小型化など定着装置までの搬送経路や定着装置についてのレイアウトの制約によっては、転写ニップでの振動を防止しようとすると、シートの後端にシワや画像乱れが生じる恐れがあることが判明した。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した課題を解決するために、本発明は、定着ニップを有する定着装置と、平坦なストレート部でシートを保持して定着装置にシートを搬送する搬送装置とを備えた画像形成装置において、前記ストレート部の位置を変更するストレート部変更手段と、前記ストレート部変更手段を駆動制御するストレート部制御手段と、前記定着ニップへのシート先端の進入タイミングを把握する進入時把握手段とを設け、前記ストレート部制御手段は、前記進入時把握手段の把握結果に基づいて、進入タイミング後であって進入したシートの後端側が前記ストレート部で保持されている期間中に、前記ストレート部変更手段を駆動制御して前記位置を変更させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、転写ニップでの振動とシートの後端のシワや画像乱れとを共に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態の複写機の構成を示す模式図。
定着入口ガイド板のガイド面の位置の説明図。
ストレート部の位置の説明図。
具体的な構成例の説明図。
ストレート部の位置を上方に変更した後の状態の他の例の説明図。
ストレート部先端の高さと定着入口ガイド板の高さとの組み合わせを示す表。
制御部の構成図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態における画像形成装置は、電子写真方式の画像形成部を備えるプリンタである。このプリンタは、画像形成部が4つの感光体を備える中間転写方式のタンデム型のプリンタであるが、他のカラープリンタやモノクロプリンタであってもよい。画像形成装置は、スキャナ部を備えた複写機であってもよい。
【0008】
図1は本実施形態の複写機の構成を示す模式図である。本実施形態のプリンタ200は、シートあるいは記録媒体である用紙上に画像を形成するプリンタ部200Aと、複数の給紙カセット220を有した給紙部200Bとを備える。プリンタ部200Aは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の色ごとの作像部が中間転写体としての中間転写ベルト210の回転方向に沿って配列されている。
【0009】
各作像部は、それぞれ、潜像担持体としての感光体205を備えている。感光体205の周囲には、帯電装置202、光書込装置201、現像装置203、一次転写装置204、感光体クリーニング装置206などを備えている。符号の添え字(Y,M,C,K)は色を区別するためのものである。このプリンタ200は、中継搬送装置100、定着装置300、搬送ローラ対213、排出ローラ対214、排出トレイ215も備えている。
【0010】
中継搬送装置100は、上流ローラ10と下流ローラ11とで無端状の搬送ベルト12を支持したベルト搬送装置である。例えば上流ローラ10を駆動ローラとし、下流ローラ11を従動ローラとする。平坦なストレート部としての両ローラ間のベルト展張部でシートを保持して定着装置にシートを搬送する搬送装置に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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