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公開番号
2024070828
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-23
出願番号
2023187893
出願日
2023-11-01
発明の名称
定着装置、及び画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20240516BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】摺動シートのシワ、波打ちをニップ入口にまで生じさせず、かつ、取り付け用の穴(挿通穴)が、摺動シートの縁に達するのを抑制できる定着装置を提供する。
【解決手段】本発明の定着装置は、定着部材と、加圧ローラと、加圧ローラに定着部材を押圧する固定押圧部材と、定着部材と固定押圧部材の間の摩擦を低減する摺動シートと、摺動シートの保持機構と、を備える。
摺動シートは、記録媒体搬送方向の上流側端部に、記録媒体搬送方向に対して直交する方向に複数の挿通穴を有し、保持機構は、摺動シートを両側から挟む2つの保持板と、摺動シートの複数の挿通穴をそれぞれ貫通して、2つの保持板を締結する複数の締結部材とを有する。
摺動シートの定着部材に接触する面にある保持板は、摺動シート上のニップ部のニップ入口から5mm以上離間し、及び、複数の挿通穴は、摺動シートの記録媒体搬送方向における上流側の縁から5mm以上離間している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
加熱手段を有する定着ローラを含む、複数の支持ローラに掛け渡された無端ベルト状の定着部材と、
前記定着部材の外側に配置され、前記定着部材を加圧してニップ部を形成する加圧ローラと、
前記定着部材の内側に配置され、前記加圧ローラに向けて前記定着部材を押圧する固定押圧部材と、
前記固定押圧部材を覆い、前記定着部材と前記固定押圧部材との間の摩擦を低減する摺動シートと、
前記摺動シートを保持する保持機構と、を備える定着装置において、
前記摺動シートは、記録媒体搬送方向の上流側端部に、前記記録媒体搬送方向に対して直交する方向に複数の挿通穴を有し、
前記保持機構は、前記摺動シートを両側から挟む2つの保持板と、前記摺動シートの前記複数の挿通穴をそれぞれ貫通しながら、前記2つの保持板を締結する複数の締結部材とを有し、
前記摺動シートの前記定着部材に接触する面にある保持板は、前記摺動シート上の前記ニップ部のニップ入口から5mm以上離間していること、及び、
前記複数の挿通穴は、前記摺動シートの前記記録媒体搬送方向における上流側の縁から5mm以上離間していること、を特徴とする定着装置。
続きを表示(約 39 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の定着装置を備える画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置、及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタなどの画像形成装置において、記録媒体上に画像を定着する定着装置が用いられる。そのような定着装置として、定着ベルト内に固定押圧部材を配置し、回転する加圧部材を、定着ベルトを介して固定押圧部材に押圧する、いわゆる摺動定着装置が知られている。
【0003】
摺動定着装置では、定着ベルトと固定押圧部材との間に生じる摩擦を低減し、定着ベルトの円滑な走行を可能とするため、固定押圧部材を摺動シートで覆う構成が用いられている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのような摺動シートは、取り付け用の穴に止め具を挿通し、固定用ブラケットに固定(締結)して用いられる。しかし、その構成は、ニップ形成時の加圧力、定着ベルトとの記録媒体搬送方向の摩擦力、加熱による熱膨張などが合わさることで、摺動シートの固定位置(止め具の挿通位置)やその近傍にシワ、波打ちなどの変形が発生し易い。
【0005】
摺動シートのシワ、波打ちがニップ入口に生じると、ニップ入口の定着ベルトの外周面側に変形を生じさせ、定着ムラによるスジ状の異常画像(白スジ)が発生する問題があった。
【0006】
また、摺動シートは、記録媒体搬送方向に常に高負荷で引張られるため、取り付け用の穴が、記録媒体搬送方向の上流側へ徐々に拡大し易い。すると、摺動シートは下流側へ徐々にずれ、最終的に取り付け用の穴が摺動シートの縁に到達して、破れてしまう問題があった。
【0007】
これに対し、特許文献1には、摺動シートのニップ入口側に複数の切り込みを入れ、摺動シートに熱が加わり膨張した場合に切れ込みが重なるように膨張させることでシワ、波打ちを防ぐ技術が開示されている。
【0008】
しかし、特許文献1で開示されている複数の切り込みは、摺動シートの強度を弱めてしまうという不具合がある。
【0009】
そこで本発明は、摺動シートのシワ、波打ちをニップ入口にまで生じさせず、かつ、取り付け用の穴(挿通穴)が、摺動シートの縁に達するのを抑制できる定着装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題は、加熱手段を有する定着ローラを含む、複数の支持ローラに掛け渡された無端ベルト状の定着部材と、前記定着部材の外側に配置され、前記定着部材を加圧してニップ部を形成する加圧ローラと、前記定着部材の内側に配置され、前記加圧ローラに向けて前記定着部材を押圧する固定押圧部材と、前記固定押圧部材を覆い、前記定着部材と前記固定押圧部材との間の摩擦を低減する摺動シートと、前記摺動シートを保持する保持機構と、を備える定着装置において、前記摺動シートは、記録媒体搬送方向の上流側端部に、前記記録媒体搬送方向に対して直交する方向に複数の挿通穴を有し、前記保持機構は、前記摺動シートを両側から挟む2つの保持板と、前記摺動シートの前記複数の挿通穴をそれぞれ貫通しながら、前記2つの保持板を締結する複数の締結部材とを有し、前記摺動シート上にある一方の保持板は、前記摺動シート上の前記ニップ部のニップ入口から5mm以上離間していること、及び、前記複数の挿通穴は、前記摺動シートの前記記録媒体搬送方向における上流側の縁から5mm以上離間していること、を特徴とする定着装置によって解決される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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