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公開番号
2025059716
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169981
出願日
2023-09-29
発明の名称
光学素子、虚像表示装置およびその光学素子の製造方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G02B
5/08 20060101AFI20250403BHJP(光学)
要約
【課題】各反射面に形成される膜の厚さを制御することが難しい。
【解決手段】導光部材1は、第1面52と、該第1面に対向する第2面62と、前記第1面52と前記第2面62の間の領域に形成され、前記第1面52及び前記第2面62と非平行な反射面(3a、3b)を各々有する複数の反射鏡とを有する。導光部材1は、第1構造体51と第2構造体61とからなり、第1構造体51は、第1面52と、第1面52と第2面62の間に位置し、第1面52に対して非垂直な第1中間面55と、各々第1面側52から第2面62側へ突出する複数の第1凸部(53a、53b)と、を含み、複数の第1凸部(53a、53b)は、前記第1面52に対して傾斜する第1傾斜面(54a、54b)を有し、第2構造体61は、第1構造体51の第1傾斜面(54a、54b)と対向する第2傾斜面(64a、64b)を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面と、
該第1面に対向する第2面と、
前記第1面と前記第2面の間の領域に形成され、前記第1面及び前記第2面と非平行な反射面を各々有する複数の反射鏡と、を有する光学素子であって、
前記光学素子は、少なくとも第1構造体と第2構造体とからなり、
前記第1構造体は、前記第1面と、前記第1面と前記第2面の間に位置し、前記第1面に対して非垂直な第1中間面と、各々前記第1面側から前記第2面側へ突出する複数の第1凸部と、を含み、
前記複数の第1凸部は、各々前記第1面に対して傾斜する第1傾斜面を有し、
前記第2構造体は、前記第1構造体の前記第1傾斜面と対向する第2傾斜面を含み、
前記第1傾斜面と前記第2傾斜面の間に光学機能膜が設けられ、
前記第1中間面は前記複数の第1傾斜面の間に設けられ、前記第1中間面と前記第2構造体が対向する、光学素子。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
第1面と、
該第1面に対向する第2面と、
前記第1面と前記第2面の間の領域に形成され、前記第1面及び前記第2面と非平行な反射面を各々有する複数の反射鏡と、を有する光学素子であって、
前記光学素子は、少なくとも第1構造体と第2構造体と第3構造体とからなり、
前記第1構造体は、前記第1面と、前記第1面と前記第2面の間に位置する第1中間面と、各々前記第1面側から前記第2面側へ突出する少なくとも1つの第1凸部と、を含み、
前記少なくとも1つの第1凸部は、各々前記第1面に対して傾斜する第1傾斜面を有し、
前記第3構造体は前記第2面と、前記第2面と前記第1中間面との間に位置する第2中間面と、前記第1面側へ突出する少なくとも1つの第2凸部と、を含み、前記少なくとも1つの第2凸部は、各々前記第2面に対して傾斜する第3傾斜面を有し、
前記第2構造体は、前記第1構造体と前記第3構造体の間に設けられ、前記第1構造体の前記第1傾斜面と対向する第2傾斜面及び前記第3構造体の前記第3傾斜面と対向する第4傾斜面を含み、
前記第1傾斜面と前記第2傾斜面の間及び前記第3傾斜面と前記第4傾斜面の間に光学機能膜が設けられる、光学素子。
【請求項3】
複数の前記第1凸部と複数の前記第2凸部を含み、前記複数の第1凸部の間に前記第1中間面が設けられ、前記複数の第2凸部の間に前記第2中間面が設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の光学素子。
【請求項4】
前記第3構造体は、前記第1反射面と前記第2反射面に挟まれた領域に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の光学素子。
【請求項5】
前記第1凸部と前記第2凸部とが接する
ことを特徴とする請求項2に記載の光学素子。
【請求項6】
前記第1凸部の頂点と前記第2中間面とが接し、前記第2凸部の頂点と前記第1中間面とが接する
ことを特徴とする請求項2に記載の光学素子。
【請求項7】
前記第1反射面と前記第3構造体との間に光学機能膜が設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の光学素子。
【請求項8】
前記第1凸部は前記第1中間面に垂直な面を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学素子。
【請求項9】
前記第1凸部の高さをL、前記第1凸部の間隔をDとしたときに
D≧LTan(20deg)
であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学素子。
【請求項10】
前記第1凸部の間隔をD、前記第2凸部の間隔をD′、前記第1凸部の高さをL、前記第2凸部の高さをLとしたとき
D≧L′およびD′≧L
となることを特徴とする請求項2に記載の光学素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学素子、虚像表示装置およびその光学素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、第1光学形状層に単位光学形状部を形成し、第1光学形状層の単位光学形状部の第1傾斜面上に反射層を形成する。続いて、第1光学形状層の単位光学形状部が設けられた側の面に、未硬化の紫外線硬化樹脂を塗布し、紫外線を照射することにより、第2光学形状層を形成することを特徴とする光学素子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-111321
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
各反射面に形成される膜の厚さを制御することが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかる光学素子は、第1面と、該第1面に対向する第2面と、前記第1面と前記第2面の間の領域に形成され、前記第1面及び前記第2面と非平行な反射面を各々有する複数の反射鏡と、を有する光学素子であって、前記光学素子は、少なくとも第1構造体と第2構造体とからなり、前記第1構造体は、前記第1面と、前記第1面と前記第2面の間に位置し、前記第1面に対して非垂直な第1中間面と、各々前記第1面側から前記第2面側へ突出する複数の第1凸部と、を含み、前記複数の第1凸部は、各々前記第1面に対して傾斜する第1傾斜面を有し、前記第2構造体は、前記第1構造体の前記第1傾斜面と対向する第2傾斜面を含み、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面の間に光学機能膜が設けられ、前記第1中間面は前記複数の第1傾斜面の間に設けられ、前記第1中間面と前記第2構造体が対向することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
各反射面に形成される膜の厚さを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態を適応した虚像表示装置を説明する図である。
第1の実施形態の光伝搬を説明する図である。
第1の実施形態の概念図である。
第1の実施形態の構成図である。
製造方法のフローチャートである。
製造方法を説明する図(前半)である。
製造方法を説明する図(後半)である。
第1の実施形態の形状を説明する図である。
斜方成膜方法の一例を説明する図である。
比較例を説明する図である。
比較例の写真である。
比較例の計測位置を説明する図である。
比較例の計測結果である。
第1の変形例を説明する図である。
第2の変形例を説明する図である。
第2の変形例を説明する図である。
第3の変形例を説明する図である。
第3の変形例の構成を説明する図である。
第2の実施形態の概要を説明する図である。
第2の実施形態の構成を説明する図である。
第2の実施形態の製造方法のフローチャートである。
第2の実施形態の製造方法を説明する図である。
第2の実施形態の形状を説明する図である。
製造方法の変形例を説明する概念図である。
製造方法の変形例を説明する詳細な図である。
製造方法の変形例を説明するフローチャートである。
製造方法の変形例(熱硬化)を説明する概念図である。
製造方法の変形例(熱硬化)を説明するフローチャートである。
第4の変形例を説明する図である。
第5の変形例を説明する図である。
第6の変形例を説明する図である。
第7の変形例を説明する図である。
第8の変形例を説明する図である。
第9の変形例を説明する図である。
第10の変形例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。尚、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る導光部材1を備える虚像表示装置6の概略図である。本実施形態における虚像表示装置6は、メガネ型ウェアラブル端末であるスマートグラスであり、フレーム部、レンズ部8を備えている。レンズ部8は、透明であり、透過してくる光をユーザーの眼球に投影できるため、外部の景色をユーザーは見て取ることができる。
【0010】
レンズ部8には、反射面3が複数配列されており、本実施形態における導光部材1に相当する。画像表示素子7によって形成された画像光が、-Y方向に向けて出射され、レンズ8の内部を伝搬して、反射面3によって、方向を変換して、Z方向にある眼球に向けて伝搬する。図2は、光の伝搬の様子を模式的に示している。画像表示素子7は透過型の液晶素子であり、その後方部にRGB(赤・青・緑)の光源を有している。光源はLED(Light Emitting Diode)の小さな発光点を均一に分布させ、散乱体によって散乱させた光源であり、均一なRGBの光を形成することができる。この光源から発光された光が画像表示素子7によって画像光に形成され、ミラー71によって、-Y方向に向けて、レンズ部8を-Y方向に伝搬していく。レンズ部8の一部である導光部材1を伝搬した画像光は、反射面3によって、方向をZ方向に変換して、ユーザーの眼球の方向へ伝搬する。この画像光が形成する画像をユーザーは認識することができる。なお、本発明の導光部材1は、スマートグラスに限定されず、透過型ヘッドマウントディスプレイ等の他の形態の虚像表示装置にも搭載することができる。また、本発明の導光部材1は、虚像表示装置の用途に限定されず、光源と組み合わせた光源モジュールや、受光素子と組み合わせた受光モジュール等にも用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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